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日中韓神学フォーラムのために韓国へ

yonsei.jpg 梨花女子大学で開催された日中韓神学フォーラムに参加するために、5月8日〜10日、ソウルに滞在していました。
 会場となった梨花女子大学はヨンセイ(延世)大学に隣り合っていることもあり、ヨンセイ大学の旧知の先生と共に、キャンパスのあちこちを、あらためて見学して回りました。
 ヨンセイ大学は、目下、正門からのメイン通りを大規模改修中です。地下通路を作る予定で、1年がかりの工事となるようです。同志社より約10年あとにできたキリスト教系大学ですが、規模もレベルもヨンセイの方が格上です。

hospital.jpg 今回、ヨンセイ大学の大学病院(Severance Hospital)の内部を初めて見学しました。案内してくださった趙 載國先生は、少し前まで病院チャプレン長であったため、普通には見れないところまであちこち見せてくれました。あまり見たくはなかったのですが、重症患者がたくさんいる緊急病棟も見ました。
 驚いたのは、病院のあちこちにチャペルがあり、患者さんだけでなく、病院の職員・医師も積極的にチャペルに参加する伝統が確立していること。手術の前には執刀医がお祈りをするそうです。患者およびご家族は、大変喜ばれるとのこと。
 もう一つ驚いたのは、病院の地下に葬儀場(Funeral Hall)が完備されていること。亡くなった場合、同じ建物の中で葬儀を済ませることができます(上の写真の右下の2枚がFuneral Hallです)。
 さらにもう一つ驚いたのは、病院の中にスターバックスやその他、様々なお店が入っており、ショッピングモールのような雰囲気の一角があること。全体的に明るい雰囲気で、病院独特の重苦しさがほとんどありません。
 病床数2000強。ソウルの中でも最大規模の病院です。ヨンセイは、学校の設立と病院の設立が、ほぼ同じのため、医学教育の長い伝統を持っています。多くの医療宣教師がアジアに派遣され、近代医学の基礎を作りました。
 ちなみに、同志社も新島襄が生きていた時代に同志社病院を持っていましたが、新島が早く亡くなったため、その後の経営難の中で手放してしまいました。

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 ヨンセイの設立者である宣教師アンダーウッドの像。日本が支配していた時代(日帝時代)、このアンダーウッドの像が撤去され、そこに、先の写真にあった「興亜維新記念塔 朝鮮総督 南次郎書」の石碑が建てられていたそうです。いやー、ひどいものです。
 ヨンセイのキャンパスは全体的に緑が多く、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。上の写真で私が立っているのは、韓国の国民的詩人ユンドンジュの詩碑の前です。同志社にも彼の詩碑があります。

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 上の写真は梨花女子大学のキャンパス。キリスト教に基づく名門女子大学です。
 このキャンパスの大学教会で日中韓神学フォーラムが開催されました。今回のテーマは、"What is East Asian Theology?"でした。旧知の先生方がたくさんおられるので、再会の場はお互い笑みがこぼれました。政治のレベルでは、東アジアの三国の間の緊張が高まっているだけに、今後何が起ころうとも、信仰者のレベルで緊密な友好関係を築いていこう、ということになりました。次回は日本で開催します。

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