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世界キリスト教情報

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世界キリスト教情報 第1384信(2017.07.31)

  • 教皇が11月にミャンマー訪問か、バチカンは「検討中」
  • インドネシアで第7回カトリック・アジアン・ユース・デー
  • 教皇側近のペル枢機卿、児童虐待めぐり初公判で無罪主張
  • 聖地管理巡りイスラム教徒の抗議続く
  • エルサレム市内の「聖地」巡る混乱、収束に向かう?
  • 「信教の自由特使」にブラウンバック氏
  • 北朝鮮が米を威嚇、金委員長排除を牽制
  • 米軍にトランスジェンダー入隊禁止、とトランプ氏表明
  • 米福音派指導者がトランスジェンダーの軍務について大統領と論義
  • ハガティ新駐日大使が27日宣誓式
  • 米平和運動で存在感示したザウェイダ神父死去
  • ≪メディア展望≫

 

◎教皇が11月にミャンマー訪問か、バチカンは「検討中」

 【CJC】教皇フランシスコが11月にミャンマーとバングラデシュを訪問する可能性が出てきた。教皇の出身国アルゼンチンの『テラム』通信が報じた。

 イタリアのANSA通信によると、バチカン情報筋は「検討中の段階」と、正式発表には至っていない。


◎インドネシアで第7回カトリック・アジアン・ユース・デー

 【CJC】インドネシアで、7月30日から8月6日までの日程で、第7回アジアン・ユース・デー(AYD)が開催される。

 バチカン通信(日本語電子版)によると、アジアン・ユース・デーは、アジア諸国からカトリックの若者たちの代表が参加し、典礼や祈りを共にし、互いに学び、交流しながら、信仰と連帯を深める大会。数年毎に開催国を変えながら行なわれている。

 1999年、タイで第1回が行われ、2001年に台湾、03年にインド、06年に香港、09年にフィリピンと続き、14年には教皇フランシスコ参加のもと韓国で開催された。

 第7回の今大会は、「アジアの若者よ、多様性あふれたアジアの文化の中で、福音を喜んで生きなさい」をテーマに、インドネシアのジョグジャカルタで開かれる。

 日本の若者たちを含む2千人以上の参加者は、開催国インドネシアの文化や、地元の教会の活動に触れつつ、様々なイベントを通して福音の精神を再発見する。

 若者たちの大会終了後(8月6日〜9日)には、「アジアン・ユース・奉仕者ミーティング」と題し、青年司牧の奉仕者たちのミーティングや育成体験が企画されている。


◎教皇側近のペル枢機卿、児童虐待めぐり初公判で無罪主張

 【CJC】シドニー発時事通信が、バチカン(ローマ教皇庁)の最高幹部の一人、ジョージ・ペル枢機卿(76)が児童らを性的に虐待したとされる事件の初公判が7月26日、豪メルボルンの裁判所で開かれたと報じている。同枢機卿の弁護人は「全面的に無罪を主張する。無実だ」と虐待を否定した。
 枢機卿本人も出廷したが、裁判所前で報道陣の取材に応じなかった。次回公判は10月6日に開かれる。


◎聖地管理巡りイスラム教徒の抗議続く

 【CJC】米メディア『CNN』によると、エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地『アルアクサ・モスク』をめぐり、イスラエルとパレスチナ自治区の間で緊張が高まっている。旧市街で起きた警官への襲撃事件をきっかけに、イスラエル当局は聖地の入り口付近に金属探知機と監視カメラを設置。パレスチナ自治区の指導者らが反発して金属探知機は7月25日に撤去されたが、双方の対立が収束する見通しは立っていない。

 同モスクのある場所は、ユダヤ教やキリスト教の聖地でもある。パレスチナ自治区のアッバス議長は25日、「現地でのイスラエルの措置はすべて撤廃されなければならない。そうすればエルサレムの状況は通常に戻るだろう」と述べた。

 聖地の管理に当たっているヨルダン当局は、抗議の意を示すため公共の場所で祈りを捧げるようイスラム教徒に呼びかけた。

 金属探知機の設置以来、モスクを管理するヨルダン当局の指導者たちは礼拝の際もモスクに入らず、多くの信者もそれに従っている。


◎エルサレム市内の「聖地」巡る混乱、収束に向かう?

 【CJC】エルサレム旧市街にあるイスラム教とユダヤ教双方の「聖地」を巡る混乱で、イスラエル警察は7月27日、「聖地」入り口に設置していた柵などを撤去した。

 「聖地」を管理するイスラム教側はイスラエルが要求に応じたと評価し、イスラム教徒は抗議活動を停止。27日夕に「聖地」での礼拝を再開した。14日以降続いてきた混乱が収拾に向かう可能性がある。共同通信が報じた。

 国営サウジ通信は、サウジアラビアのサルマン国王がここ数日、米国や他の国の指導者と接触し、聖地を巡る政治的、宗教的な緊張を和らげるために尽力したと伝えた。

 旧市街の聖地「神殿の丘」を巡っては、パレスチナ人の男3人が14日、聖地の入り口付近でイスラエル警察部隊を銃撃する事件があり、イスラエルは16日、警備強化のために金属探知機を設置した。

 反発するイスラム教徒は旧市街周辺の路上で礼拝するなど抗議活動を実施。イスラエルは25日、探知機を撤去したが、イスラム教徒は抗議を続け、混乱が拡大していた。


◎「信教の自由特使」にブラウンバック氏

 【CJC】ドナルド・トランプ米大統領が「国際信教の自由特使」にサム・ブラウンバック氏(カンザス州知事)を任命する計画だ、と宗教専門RNS通信が7月27日報じた。

 「国際信教の自由特使」は、宗教の自由や、宗教迫害の状況を、世界規模で監視するために設置された。


◎北朝鮮が米を威嚇、金委員長排除を牽制

 【CJC】北朝鮮は7月25日、米国がもし金正恩・朝鮮労働党委員長を排除しようとすれば、「米国の心臓部」を核攻撃すると威嚇した。朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。

 米メディア『CNN』は、これに先立ち米中央情報局(CIA)のマイク・ポンペオ長官が、金委員長を核兵器から切り離す手段を見つけなければならないと発言したと報じている。「この政権を体制から切り離す手段を見つけられればと考えている」と語っていたという。

 米情報機関は、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を加速させていると見て警戒を強めている。米紙『ワシントン・ポスト』によると、米国防情報局(DIA)では北朝鮮が早ければ来年にも核を搭載可能なICBMを手に入れるとの予測をまとめた。

 DIAの報道官はワシントン・ポストの報道について直接的なコメントは避けた。ただ、「北朝鮮による最近のICBM実験は、金委員長が米本土に投げかける脅威について、我々の日程や判断を練り直す一助になる」と話している。


◎米軍にトランスジェンダー入隊禁止、とトランプ氏表明

 【CJC】ドナルド・トランプ米大統領は7月26日、トランスジェンダー(出生時の性と自身の認識する性が一致しない人)の米軍入隊を認めないとツイッターで表明した。日本経済新聞など各メディアが報じた。

 オバマ前政権が昨年6月に入隊規制を撤廃すると発表したが、与党・共和党の支持基盤であるキリスト教保守派らが反発していた。

 米軍には数千人のトランスジェンダーがいるという。トランプ氏は入隊禁止の理由を「膨大な医療費と混乱が重荷になる」と述べた。米国防総省は、トランスジェンダーの医療費を全経費63億ドル(約7000億円)の中で、最大年840万ドル(約9億4000万円)かかると試算している。


◎米福音派指導者がトランスジェンダーの軍務について大統領と論義

 【CJC】ドナルド・トランプ米大統領は、トランスジェンダー(出生時の性と自身の認識する性が一致しない人)の軍務禁止を検討している、とツイッターで発表、政府関係者や議会指導者たちを驚かせた。

 しかしトランプ氏に非公式に助言してきた福音派指導者が7月半ば、この問題についてホワイトハウスで論議していたことが明らかになった。キリスト教放送網(CBN)のデービッド・ブロディ氏がツイッターで明らかにした。


◎ハガティ新駐日大使が27日宣誓式

 【CJC】ワシントンで7月27日、駐日大使に就任する投資会社創業者ウィリアム・ハガティ氏(57)の宣誓式が、マイク・ペンス副大統領の立ち会いの下、ホワイトハウス敷地内の行政府施設で行われた。

 ハガティ氏はクリッシー夫人が持つ聖書に左手を置き、副大統領の言葉を繰り返す形で忠実な職務遂行を宣誓。出席者を前に「待ち受ける挑戦を楽しみにしている。持ち前の活力とエネルギーで取り組み、素晴らしい(日米)関係に素晴らしい貢献をするつもりだ」と決意を語った。時事通信が報じた。

 宣誓式にはハガティ氏の母親や4人の子ども、友人に加え、ロバート・コーカー上院外交委員長、河井克行首相補佐官らが出席した。ハガティ氏は8月中旬にも着任する見通しという。


◎米平和運動で存在感示したザウェイダ神父死去

 【CJC】米平和運動のシンボル的な存在だったジェリー・ザウェイダ神父(フランシスコ会士)が7月25日、ミルウォーキー州の緩和ケア施設で死去した。80歳。

 核兵器反対のために立ち上がることを自分の使命とし、立ち入り禁止区域にあえて立ち入ることも辞さない「実力行使」は人々の平和運動への関心を高めた。


《メディア展望》

 =カトリック新聞(7月30日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★「浦上四番崩れ」150周年記念祭=語り継ごう 先人の信仰
★子どもと女性の権利擁護のためのデスク=教会内の性暴力根絶へ=教区担当者フォローアップセミナー
★日本の司祭1410人=平均年齢63歳=カトリック中央協議会が発表
★船員司牧(AОS)全国研修会=世界をつなぐ人と海=名古屋
★独南部の大聖堂少年聖歌隊=500人以上を虐待

 

 =クリスチャン新聞(7月23日)=http://クリスチャン新聞.com
★9年ぶり東海宣教会議が9月開催へ=「感謝・発見・挑戦」共有
★九州豪雨=現地で支援=九キ災・福岡、大分に拠点形成し継続
★キッズファースト(子ども優先)へ体質改善=4/14関東フォーラム2017開催
★キリスト教学校の未来どうなる?=内面向き合う教育に鍵=現在・過去の事例から辻直人氏が講演

 

     〃    (7月30日)=http://クリスチャン新聞.com
★農村・漁村で生まれている教会="関係づくりから始まる"
★「海の日」を「産みの日」に=笑顔で「いのちの行進」=マーチフォーライフ2017
★ヘイトデモ現場で信州夏期宣教講座エクステンション=神奈川新聞石橋学記者="差別と戦う"が地元紙の役目
★第8回ケアチャーチセミナーで池田恵賜氏=福祉事業は「信徒主導の働き」
★聖路加国際病院名誉院長=日野原重明氏死去

 
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・ニュースレター(かつてファクスでお送りしていた時と同様のイメージをPDFにしてEvernoteに掲出しています。壁面展示、とじ込みなどを想定しています)
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