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世界キリスト教情報

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世界キリスト教情報 第1488信(2019.07.29)

  • 米・キューバの橋渡し役、オルテガ枢機卿死去
  • ナイジェリアで葬儀が襲撃され65人死亡、『ボコ・ハラム』関与か
  • 英福音同盟、クリフォード総主事の後任にカルバー氏選出
  • バチカン副広報局長にクリスティアーネ・マレー氏
  • 《メディア展望》

 

◎米・キューバの橋渡し役、オルテガ枢機卿死去

 【CJC】半世紀にわたり国交断絶が続いていた米国とキューバが対話を再開するための橋渡し役として知られ、教皇フランシスコが共産主義政権下のキューバを訪問するのに貢献した元ハバナ大司教のハイメ・オルテガ枢機卿が7月26日死去した。82歳。後継者のガルシア・ロドリゲス・ハバナ大司教が発表した。AP通信などが報じた。

 オルテガ氏は2014年、教皇の指示を受け、当時のラウル・カストロ国家評議会議長やバラク・オバマ米大統領を極秘訪問、両政府が国交正常化に向けた交渉を始める環境を整えた。

 キューバでは1959年のキューバ革命でカトリック教会が反革命派を支援、革命政権と確執が続いた。81年から16年までハバナ大司教を務めたオルテガ氏は教会と革命政府との関係改善などに力を尽くした。

 「ローマ・カトリック教会とキューバ政府との関係強化に貢献したことは否定できない」とミゲル・ディアス=カネル大統領はトゥイッターを通じ弔意を表した。


◎ナイジェリアで葬儀が襲撃され65人死亡、『ボコ・ハラム』関与か

 【CJC】アフリカ西部ナイジェリアのアブジャから米メディア『CNN』が伝えるところでは、ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリ近郊で7月27日、埋葬の場に集まっていた参列者らが武装集団に襲撃され、少なくとも65人が死亡した。地元当局は、イスラム過激派『ボコ・ハラム』が関与した疑いがあると見ている。

 地元当局者によると、この襲撃で21人が死亡し、さらに現場から逃げようとした44人が死亡した。負傷者は少なくとも10人に上り、うち8人は重傷を負って現地の病院で手当てを受けている。

 『ボコ・ハラム』はナイジェリア北部の州を拠点とする武装集団で、同国全土で厳格なイスラム法(シャリア)による支配を徹底させるという目標を掲げる。ナイジェリア北部はイスラム教徒、南部はキリスト教徒が大半を占める。

 同集団はこれまでにも、教会やモスクに対する爆弾テロ、女性や子どもの誘拐、政治家や宗教指導者の暗殺などを繰り返してきた。


◎英福音同盟、クリフォード総主事の後任にカルバー氏選出

 【CJC】英福音同盟(EA)は7月22日、新最高責任者(CEO)にガビン・カルバー氏を選出したと発表した。同派には21万以上が所属し、3500教会が加入している。カルバー氏は宣教ディレクターとして2015年からEAに参画している。今回の選出は、4月に年内引退を表明したスティーブ・クリフォード総主事の後任としてのもの。

 EA理事会のタニ・オミデイー理事長はカルバー氏について、「全選考課程を通して優秀でした。その広い専門知識と未来に対するビジョンは、理事会に感銘を与えた」と評価、カルバー氏の任命は、理事会全体の支持による」と語った。

 カルバー氏は、青年伝道団体「ユース・フォー・クライスト」で14年間奉仕し、英国内外の教会で伝道者として奉仕した。選出に際し、「英国福音派の中心であり続けたEAの指導的立場を与えられたことは光栄」とコメントした。

 同氏は、妻のアンネさんとの間に2人の子どもがいる。英サッカークラブチーム「AFCウィンブルドン」の熱心なサポーターでもある。


◎バチカン副広報局長にクリスティアーネ・マレー氏

 【CJC】バチカン・ニュースが報じるところでは、教皇フランシスコは7月25日、バチカン(ローマ教皇庁)の新しい副広報局長にクリスティアーネ・マレー氏を任命した。

 マレー氏は、1962年生まれ、ブラジル出身。リオデジャネイロ・カトリック大学で経営学を修め、95年、バチカン放送に入局。以後、ブラジル向けのニュース番組制作、またウエブサイト、バチカン・ニュースのポルトガル語ページの編集、およびソーシャルメディアを担当してきた。

 アマゾン地域におけるカトリック教会の活動に関心を深めるマレー氏は、教皇の司牧訪問の特派員を数回にわたり務め、2018年4月からは、今秋10月6日から27日にバチカンで開催する「アマゾン周辺地域のための特別シノドス」の準備のため、シノドス事務局に協力してきた。

 7月18日の、広報局長マテオ・ブルーニ氏任命に続き、副広報局長にクリスティアーネ・マレー氏が任命されたことで、バチカン広報局の新体制が整うことになった。


《メディア展望》

 =カトリック新聞(7月28日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★米国の教会指導者=非正規移住者摘発に抗議
★教皇=神への愛と隣人愛の「絆」=信者に理解と実践求める
★2018年世界代表司教会議=「若者、信仰、そして召命の識別」=報告書が完成
★オウム一斉執行から1年=死刑を考える講演会=正平協「死刑廃止を求める部会」
★西日本豪雨から1年=在住外国人の被災を考える=難民委=大阪教会管区セミナー=岡山・岡山教会

 

 =KiriShin(8月1日)=http://www.kirishin.com
★「おふぃす・ふじかけ賞」=対談本をめぐり著者・編集者がトーク
★日本カトリック司教団=ハンセン病に関わる謝罪声明を発表
★明治学院大学「白金通信」=創刊50年で通算500号
★『聖書協会共同訳』の装丁=「造本装幀コンクール」受賞
★Asiahの初ベスト・アルバム=父・小坂忠とのデュエットも

 

 =クリスチャン新聞(7月28日)=http://クリスチャン新聞.com
★14年ぶり「宣教会議」開催、NCC70周年を記念="地の果て"に和解と平和の福音を=多様な言語、立場から賛美と祈り
★ミクタム40年記念イベント="次世代を送り支えたい"
★「宣教の緊急性」と題しジョシュア・ボグンジョコ氏講演=「失われた人を捜しなさい」=「Mission2019 Concert&Seminar」
★笑顔と祈りとともに行進=マーチフォーライフ2019
★「天皇代替わり」儀式に抗議声明=改革派教会中部中会

 

《資料室=標題(見出し)と本文の一部のみ掲出》

◇法王の反核姿勢紹介、長崎大核兵器廃絶研究センターのウェブ学術誌刊行=長崎新聞7月24日

 長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA=レクナ)が編集する英文のウェブ学術誌「平和と核軍縮」最新号が22日までに刊行された。歴代ローマ法王の核兵器への反対姿勢を紹介する論文など米欧、アジア、レクナなどの専門家が手掛けた21本を掲載している。
 同誌は2017年12月に創刊、年2回発行している。レクナHPから閲覧でき、日本語での要約もある。

◇清水安三の精神学ぶ 北京の教師ら、出身地訪問 高島/滋賀=毎日新聞2019年7月23日 地方版滋賀県

 中国・北京の「北京市陳経綸(ちんけいりん)中学」の教師ら約40人が22日、約100年前に学校の礎を築いた日本人キリスト教宣教師、清水安三(1891~1988年)の出身地、高島市を訪れた。安三が終生大切にした「学んだことを人のために役立てよう」という四字熟語「学而事人(がくじじじん)」の精神を掲げる市立湖西中学校などで交流し、先人の心に触れた。
 訪日団は高島市役所に福井正明市長を訪問。福井市長は「清水安三は市の誇り。教育を通じた友好親善を深めたい」と歓迎した。湖西中では「学而事人」の石碑を見学し、生徒から学校畑の名「学而事人ファーム」と描いたデザイン文字の横断幕を示されるなどした。訪日団の張志国団長は「清水安三先生の精神を若い世代につなげるため、選抜した35歳以下の教員を連れて先生の出身地を訪ねることができた。とてもうれしい」と話した。【塚原和俊】

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