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世界キリスト教情報

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世界キリスト教情報 第1561信(2020.12.21)

  • 教皇、日曜正午の祈り「幼子イエスの優しさに心をゆだねよう」
  • 教皇が新任の駐バチカン大使に朝鮮半島平和への願い示す
  • 韓国の新規コロナ感染者が16日過去最多1078人に
  • 豪シドニーで新型コロナ感染拡大、制限厳格化へ
  • 「自殺ほう助禁止は人権侵害」とオーストリア憲法裁判所
  • 巡礼客なくベツレヘムのクリスマスは閑散として
  • 共産党監視下に中国で急増するキリスト教徒
  • ≪メディア展望≫

 

◎教皇、日曜正午の祈り「幼子イエスの優しさに心をゆだねよう」
 【CJC】教皇フランシスコは12月13日、日曜正午の祈りで、プレゼピオ(イエスの降誕を再現した馬小屋の模型)のための幼きイエス像を祝別した。公設バチカン・ニュースの報道を紹介する。
 「喜びの日曜日」と呼ばれる、この「待降節第三主日」には、毎年、教皇によって、プレゼピオ用の幼きイエス像が祝別される。
 例年、ローマ教区の子どもたちが幼きイエス像をそれぞれ手にして大勢集うこの行事だが、今年は新型コロナウイルスによるパンデミックのため、教区を代表し、数家族からなるグループが参加した。
 教皇はこれらの家族たち、またそれぞれの教会のオラトリオや家庭でビデオを通して参加する子どもたちに、次のように語りかけた。
 「今年は、パンデミックのために、広場で参加する皆さんの数は多くはありませんが、大勢の子どもたちが、皆、オラトリオや、それぞれの家庭で、メディアを通して参加しているのを知っています。 皆さん一人ひとりに挨拶をおくります。そして、これから幼きイエス像を祝別します。皆さんの幼きイエス像は、希望と喜びのしるしとして、プレゼピオの中に置かれることでしょう さあ、静かに、幼きイエス像を祝別しましょう。... 父と子と聖霊のみ名によって。アーメン。 皆さんがそれぞれのおうちのプレゼピオの前で、ご家族と共に祈る時、幼子イエスの優しさに心をゆだねてください。 貧しくか弱い幼子イエスは、わたしたちにご自身の愛を与えるために、わたしたちの間にお生まれになりました。 皆さん、よい日曜日を。喜びを忘れてはなりません。キリスト者は、たとえ試練にあっても、心に喜びを持っています。それは、イエスがそばにいるからです。イエスが、わたしたちに喜びをもたらすのです」。 教皇は、幼子イエス像の祝別で、このように話された。


◎教皇が新任の駐バチカン大使に朝鮮半島平和への願い示す
 【CJC】韓国の聯合ニュースがローマ発として報じるところでは、教皇フランシスコは12月17日、新任の秋圭昊(チュ・ギュホ)駐バチカン大使から信任状を受け取った。その際、秋氏が文在寅(ムン・ジェイン)大統領のメッセージを伝えると、教皇は「朝鮮半島の平和のために常に祈っている」と述べた。
 さらに、韓国のカトリック教会が一般信者の努力により過酷な迫害に耐え、これまで成長してきたのはそれ自体が宗教的奇跡であり、こうした面で「韓国国民はとても英雄的だ」と語ったという。


◎韓国の新規コロナ感染者が16日過去最多1078人に
 【CJC】ソウル発聯合ニュースによると、韓国の中央防疫対策本部は12月16日、同日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は1078人、累計4万5442人になったと発表した。市中感染が1054人、海外からの入国者の感染が24人だった。
 1日当たりの新規感染者数は13日(1030人)以来3日ぶりに再び1000人を上回り、1月20日に韓国で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されて以降の最多を更新した。
 最近は学校や職場、小規模な集まりなど日常生活の場での感染拡大に加え、宗教施設や療養施設、療養型病院などでもクラスター(感染者集団)が続出しており、感染者の規模は当分さらに拡大するとみられる。政府は短期間のうちに新規感染者数が1日1200人台まで増える可能性もあるとみて、防疫対策「社会的距離の確保」を最高レベルの第3段階に引き上げることも含め、さまざまな対策を検討している。
 全羅北道金堤市の療養施設、ソウル市松坡区の矯正施設、京畿道南楊州市の療養施設や同道富川市の療養型病院、忠清南道唐津市の教会や同道瑞山市の宗教施設、蔚山市の療養型病院などに関連して感染者が続出した。
 死者は前日から12人増えて計612人となった。韓国国内の平均致死率は1.35%。重篤・重症患者は前日より21人増え、226人となった。


◎豪シドニーで新型コロナ感染拡大、制限厳格化へ
 【CJC】オーストラリアのニューサウスウェールズ州は12月20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、グレーター・シドニーで新たな制限を設けると発表した。23日までの3日間、集会は自宅では10人まで、ホスピタリティー施設では300人までとなる。英BBC放送が報じた。
 オーストラリアでは16日まで、過去4週間の市中感染がわずか1人にとどまっていた。ところが、シドニーのノーザン・ビーチズ地区で20日までに68件の新たな感染が発覚、同日の過去24時間の新規感染は30件に上った。
 同地区は19日、5日間のロックダウンに入った。それ以降、クリスマスを前にシドニーを離れる市民が相次いでいる。
 シドニーでの流行はクリスマス直前に発覚したため、クリスマスの予定に支障が出るのではないかとの懸念が広がっている。
 ノーザン・ビーチズ地区の住民25万人は23日まで、通勤や運動、日用品の買い出しなどの理由以外で外出しないよう求められている。
 ニューサウスウェールズ州政府は住民に対し、スーパーや教会など公共空間でのマスク着用と、「細心の注意」を呼びかけている。
 グレーター・シドニー全体に対する制限は、市中感染の報告がなくなるまで続く。新たな制限は以下の通り。
 ホスピタリティー施設や教会などを含む屋内施設では、1人当たり4平方メートルの空間を取ることが義務付けられる。屋内での歌唱や唱和は禁止。ダンスは禁止となるが、結婚披露宴に限り、最大20人までが許可される。
 ニューサウスウェールズ州のグラディス・ベレジクリアン首相はシドニーの人々に対し、強制ではないものの公共の場ではマスクを付けるよう呼びかけた。また、向こう数日間は「本当に外出しなくてはならない理由がない限り」、活動を控えて家にとどまるよう訴えている。

疫学者のメアリー=ルイーズ・マクローズ氏は、これから5日間が「分岐点」になると指摘。「感染がノーザン・ビーチズに集中し続けくれることを願うしかない。オーストラリア全土に広がってしまえば、さらに厳しい制限が必要になる」と説明した。


◎「自殺ほう助禁止は人権侵害」とオーストリア憲法裁判所
 【CJC】オーストリアの憲法裁判所は、自殺ほう助を禁じる現行法は基本的人権を侵害しているとの判断を示し、2021年末までに合法化するよう政府に命じた。末期患者2人と医師1人を含む複数の個人が、自殺ほう助の合法化を求めて司法の判断を仰いでいた。AFP通信が12月14日報じた。
 オーストリアはカトリック教国で、現行法は自殺ほう助を最大5年の禁錮刑の対象と定めている。
 中道右派の『国民党』と『緑の党』による連立政権は、自殺ほう助を合法化すれば「悪用される恐れ」があるとして現行法の維持を訴えていた。


◎巡礼客なくベツレヘムのクリスマスは閑散として
 【CJC】世界中でクリスマスの催しに影響を与えている新型コロナウイルスの感染拡大は、イエス・キリストの生誕地とされるベツレヘムにも暗い影を落としている。
 ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区にあるベツレヘムには毎年12月、世界各国から多くの巡礼・観光客が訪れるが、今年はほぼゼロと共同通信が伝えている。商店も閉鎖され、閑散とした異例のクリスマスを迎えている。
 西岸では都市封鎖や夜間外出禁止が断続的に繰り返され、ベツレヘム旧市街も無人のシャッター街状態になっている。24日夜から25日にかけては、深夜ミサが開かれるが、今年は規模を縮小し、毎年出席するパレスチナ自治政府のアッバス議長も欠席する方針、という。


◎共産党監視下に中国で急増するキリスト教徒
 【CJC】クリスマス直前の12月19日、メディア『フォーブス・ジャパン』が、「意外にも中国で、クリスチャンが急増しているのをご存知だろうか」という記事を掲載した。
 なぜ、いま中国でキリスト教徒が増えているのだろうか。プロテスタントの信者である筆者(廣田壽子氏)が、中国滞在中の9年間、上海の教会に出席していた体験をふまえて、中国の教会の実情についてレポートしている。
 中国の総人口14億人のうち、キリスト教徒が約5%を占めている。中国でキリスト教会が公然と活動するには、中国共産党政府が認めた団体に所属し、政府当局に登録しなければならない。政府は教会に対して、教会は、外国の影響力を排除し、中国人によって教会運営することを要求している。
 政府の研究機関「中国社会科学院」が発表した宗教白書によると、2010年の中国のキリスト教会の数は5万5000カ所、信者は約3000万人。その内訳はプロテスタント信者が2300万人強、カトリックが600万人、その他ロシア東方正教会の信者などが100万人と発表していた。
 しかし非公認の教会を含めると、総人口のうち約10%に近い1億3000万人に上るという見方を、米国の福音派メディア「クリスチャニティ・トゥデイ」がしている。米国の無党派シンクタンク「ピュー・リサーチ・センター」は6700万人(全人口の5%)だと発表している。
 非公認とは、無届けで運営を行っている教会のことで、カトリック系教会は「地下教会」、プロテスタント系は「家庭教会」と呼ばれている。最近、これら非公認教会の数が増加している。共産党政府は、許可を得ないで活動する宗教を「邪教」とみなし、引き締めを強めている。


《メディア展望》
 =カトリック新聞(12月20日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★教皇フランシスコ=教会の保護者「ヨセフ年」を宣言=今年12月8日から来年12月8日まで
★教皇、来年3月にイラク訪問を予定
★2020年度第2回臨時司教総会=来年度活動方針など報告=「教皇訪日1周年記念ミサ」も
★主は、あなたを必要としている=教皇来日1周年にあたって(片柳弘史神父=イエズス会)
★きよしこの夜 だから私は、神を信じる(将棋棋士・加藤一二三さん=受洗50周年記念インタビュー)
 
 =KiriShin(12月21日・臨時休刊)=http://www.kirishin.com
 
 =クリスチャン新聞(12月20・27日)=http://クリスチャン新聞.com
★教会がクリスマスミュージアムに=基督兄弟団・ニューコミュニティ西宮チャペル
★大宮溥氏=JBS理事長として最後のメッセージ=破れの中でもキリストの愛で前進できる
★「中村哲その生涯」ミュージカルで=高槻聖書バプテスト教会クリスマス・コンサート
★映画「記憶」上映会=ホザナ・ハウスで中村すえこ監督、野田詠氏氏
★エネルギーと祈りが爆発=感染対策しながらライブの一体感を実現=コンサート「JAYE&Friends」開催

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