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世界キリスト教情報

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世界キリスト教情報 第1595信(2021.08.16)

  • スイス、アフガン亡命者の強制送還を一時停止
  • 米長老教会も対キューバ制裁緩和をバイデン大統領に呼び掛け
  • ケニア聖公会、2人目の女性主教選出
  • 仏西部ヴァンデでマリア宣教会の管区長が殺害
  • 養子と実子に指示し夫殺害?=ブラジル下院、起訴された著名議員の資格剥奪
  • 韓日市民団体が両国政府に歴史問題清算への努力を要求
  • スペインのアステカ帝国征服は大失敗、とメキシコ大統領
  • 《メディア展望》

 

◎スイス、アフガン亡命者の強制送還を一時停止

 【CJC】スイス連邦移民局(SEM)は8月11日、アフガニスタンへの強制送還を「同国の状況の変化により、追って通告があるまで」停止すると発表した。申請者が刑事犯罪を行った場合のみ、送還手続きを進める。「スイス放送」が報じた。
 アフガニスタン政府は7月初め、イスラム原理主義勢力タリバンの進撃や新型コロナウイルスの流行を受け、難民申請を却下された人の本国送還を3カ月延期するようスイスに要請した。だがスイス政府はこれまで強制送還を続けていた。
 難民支援組織は長い間、スイスがアフガニスタンへの強制送還を停止するよう求めていた。ドイツとオランダに続き、スイス難民援助機関が11日、本国送還の停止を発表した。
 ドイツ語圏の日刊紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング(NZZ)によると、スイスではアフガン難民168人が申請を却下され、本国に送還されることになっていた。
 アフガニスタンは、米国や北大西洋条約機構(NATO)など外国軍の撤退が決まった4月中旬以降、治安が急激に悪化している。
 アフガニスタン治安部隊は過去20年、欧州など西側諸国の軍事活動で数十億ドルの資金提供や訓練を受けてきたが、タリバンの攻撃に対処できていない。
 アフガニスタン政府高官によると、政府軍は12日にも、複数の都市周辺でタリバン勢力と戦闘。米国の諜報機関は、首都カブールが90日以内に陥落する可能性があるとしている。


◎米長老教会も対キューバ制裁緩和をバイデン大統領に呼び掛け

 【CJC】米ケンタッキー州レキシントン8月13日発プレスビテリアン通信によると、米長老派(PCUSA)も、キューバに対する制裁を緩和するようバイデン政権に呼びかける「教派・関係組織」に加わることになった。
 全米教会協議会、チャーチワールドサービス(CWS)、米聖公会、福音ルーテル教会、合同メソジスト教会などの「教派・関係組織」がすでに書簡に署名している。
 「キューバの現場での人道的状況は悲惨であり、バイデン政権が要請に応じ、必要措置を講じれば、現地の教会関係者に役立つ」と、PCUSAのワシントン事務所(ОPW)のキャサリン・ゴードン国際問題担当は述べている。
 「PCUSAは、キューバに対する経済制裁の全廃を求めている。しかし、新型コロナ・ウイルス症のパンデミック(大量発生)と医薬品不足という事態の深刻さを理解すると、教派・関連組織に参加するという事は、問題の緊急性とキューバの人々への援助の必要性を示す」と同担当。


◎ケニア聖公会、2人目の女性主教選出

 【CJC】ケニア西部の聖公会が多い地域で、長年勤務してきた女性司祭ローズ・オケノ師(52)が聖公会主教に選出された。女性主教の是非がなお論争の的になっているケニアで就任した2人目の女性。米宗教専門RNS通信が8月6日報じた。
 オケノ師は、選挙人の4分の3以上の支持を得て、男性候補者2人を破って選出された。9月に主教に任命される予定。信者の大半が小規模農家や商人というブテレ教区を率いることになる。
 今年1月にケニアで初めて女性のエミリー・オニャンゴ師がビクトリア湖畔のボンド教区副主教に叙任されたのに続く、今回のオケノ師の選出は、ケニアや始めアフリカで教会のトップリーダーとして活躍する女性聖職者が増えているという新傾向を示すもの。
 20年以上にわたって聖公会に仕えてきたオケノ師は、RNS通信の電話インタビューに応じ、「私はこれを神からの召命と思っています」と語った。「特に、私たちの社会が女性をどのように見ているかを考えると、いくつかの課題があるかもしれないが、私を選んだのは大多数の男性。これこそ私が彼らのリーダーであることの確認です。私は自信があります」という。


◎仏西部ヴァンデでマリア宣教会の管区長が殺害

 【CJC】フランス西部ヴァンデ県サン・ローラン・シュル・セーヴルで8月9日、マリア宣教会(モンフォール宣教会)のフランス管区・管区長オリヴィエ・メール神父(60)カトリック司祭が殺害された。
 バチカン・ニュースが伝えるところでは、同神父は現地の警察によって、同日午前、遺体が発見された。容疑者自らが警察に出頭し、同神父の殺害を告げたという。
 カトリック系日刊紙「ラ・クロワ」によれば、容疑者はルワンダ出身の男(40)で、2020年7月、ナントのサン・ピエール=サン・ポール大聖堂の火災の際、放火の疑いで拘束され、犯行を自白した。その後、法的観察の下に、身柄を解放され、裁判を待つ間、メール神父の所属するマリア宣教会の共同体に今年6月から身を寄せていたという。
 神父殺害の報を受け、フランス司教協議会と同国の修道者評議会は、「深い悲しみと不安」を表明した。
 マリア宣教会の総長、サンティーノ・ブレンビッラ神父は、犠牲となったメール神父を、「会の創立者ルイ・マリー・グリニョン・ド・モンフォールの霊性を受け継ぐ、大きな価値を持った修道者・司祭」として惜しみ、「これはわたしたちにとってまさに悲劇」と話した。


◎養子と実子に指示し夫殺害?=ブラジル下院、起訴された著名議員の資格剥奪

 【CJC】 リオデジャネイロ発AFP=時事通信によると、ブラジル下院は8月11日、元ゴスペル歌手で牧師から政治家に転身し、キリスト教福音派の福祉活動で有名になったフロルデリス・ドス・サントス下院議員(60)について、夫殺害に絡んで起訴されたことを受け、賛成437、反対7の賛成多数で議員資格の剥奪を可決した。
 リオデジャネイロのファベーラ(貧民街)出身のドス・サントス被告は、同じく牧師だった夫のアンデルソン・ド・カルモ氏と共に、リオのスラムに暮らすストリートチルドレンを何十人も養子にしたことで知られる。2人はブラジルで急成長する福音派を代表する有名人カップルだった。
 捜査当局は、ドス・サントス被告の実子フラビオ・ドス・サントス・ロドリゲス被告が、義理の父親ド・カルモ氏に発砲したと断定した。使用された銃は、養子のルーカス・セザル・ドス・サントス被告が購入したとされる。別の子どもたち5人と孫娘1人も関与したとみられている。


◎韓日市民団体が両国政府に歴史問題清算への努力を要求

 【CJC】韓国放送公社(KBS)の国際放送によると、韓国と日本の市民団体や宗教界が昨2020年発足した「和解と平和のプラットフォーム」は8月12日、ソウルの韓国キリスト教会館で記者会見を開き、韓国の独立76周年を迎え東アジアの平和を呼びかける両国の宗教界と市民団体の共同声明を発表した。
 共同声明は「日本の極右政治は、韓国や中国、北韓などの周辺国の安全を脅かし、日本の民主主義に対する重大な挑戦だ。日本政府は憲法第九条をはじめとする憲法改悪を中断すべきだ」と明らかにした。
 また、日本政府に対して、植民支配や旧日本軍の性奴隷問題を直視して被害者に謝罪することを求めるとともに、在日韓国人に対するヘイトスピーチを放置してならないと主張した。
 韓国政府に対しても「南北共同宣言を履行し、東アジアの平和のために努力すべきだ」と呼びかけた。さらに、「両国政府が歴史問題の清算のために努力し、共同で真相究明に臨むべきだ」としたうえで、「中国封鎖を目的とするアメリカのインド太平洋戦略に参加するのを中断すべきだ」と主張した。


◎スペインのアステカ帝国征服は大失敗、とメキシコ大統領

 【CJC】メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス=オブラドール大統領は8月13日、アステカ帝国の滅亡から500年に合わせて行われた式典で、スペインのアステカ帝国征服は大失敗だったと明言した。AFP通信が報じた。
 アステカ帝国の中心地だったメキシコ市のソカロ広場で開かれた式典には、メキシコ、カナダ、米国の先住民の代表者と、アステカ帝国の皇帝モクテスマ2世の子孫も出席した。
 大統領は、スペイン人のコンキスタドール(征服者)が病気をもたらし、大量の金を略奪した、と非難した。
 さらに、「大惨事、破滅的な出来事、カタストロフィー、呼び方はどうあれ、征服は完全な失敗だったと言える」として、「何百万人もの命が失われ、植民地にされた300年の間に人口を征服以前の水準にまで回復させることができないとしたら、何が文明だ」と述べ、アステカ帝国の征服と植民地化は「文明ではなく、後進性の表れだ」と切り捨てた。
 大統領は、「『メソアメリカ』とそれ以外の現在のメキシコ領に当たる地域をスペインが軍事占領したことで引き起こされた大惨事の犠牲者に許しを請う」と述べた。大統領は以前にも、アステカ帝国征服をめぐり、スペインとローマ・カトリック教会に謝罪を求めている。


《メディア展望》
 
 =カトリック新聞(8月15日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
広島教区平和行事=「わが命つきるとも」=被爆後の献身支えた信仰
教皇、一般謁見を再開=真の福音を示すイエス
教皇フランシスコ=困難や危機があるのは教会が生きているしるし
「すべてのいのちを守るための月間」=会長談話とカテケジス 発表
比叡山宗教サミット=教派超え平和を祈る
 
 =KiriShin(8月11日)=http://www.kirishin.com
遠い国の話ではなく...=「途上国」の障がい児と生きる中で=『グッド・モーニング・トゥ・ユー!』著者 公文和子さん
平和な社会の実現求め、日基教団と在日大韓がメッセージ
「正義と平和の灯をかかげて」=NCCが平和メッセージ発表
バチカンの前代未聞の財政詐欺=枢機卿らに対する公判が開始
米、イラクに粘土板=「ギルガメシュの夢」など返還へ
 
 =クリスチャン新聞(8月15日)=http://クリスチャン新聞.com
在日・本国ミャンマー人支援「アトゥトゥ」設立=政情で感染拡大止まらず
熱海土砂災害=台湾長老教会から県に義援金=「患難において共感の情が生まれている」
普段着クリスチャンの証し=音声メディアでネット配信=大野キリスト教会「アンデレトーク」
NFSJ「人身取引反対世界デー」に設立10周年記念カフェ=「知る人が一人でも増えるために」
東京五輪期間中に宣教師ら祈り=世界中が日本のために=JEMA=オンラインで祈りの集い

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