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世界キリスト教情報

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世界キリスト教情報 第1602信(2021.10.04)

  • 聞くことを学ぶ=2022年度の「世界広報の日」
  • 仏カトリック教会の児童虐待、司祭ら約3000人関与
  • アフガニスタンに医療物資32トン到着
  • 欧州のサンマリノ、中絶合法化へ住民投票で賛成多数
  • ギリシャ・クレタ島で強い地震、1人死亡
  • 《メディア展望》

 

◎聞くことを学ぶ=2022年度の「世界広報の日」

 【CJC】カトリック教会の2022年度の「世界広報の日」のテーマが発表された。
 「世界広報の日」は、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・インターネット・映画などのメディアを通した宣教に対する教会全体の関心を深め、これについて考察することを目的としたもの。
 「世界広報の日」は、毎年、聖霊降臨の直前の日曜日(22年度は5月29日)に記念される。日本の教会では、その1週間前の日曜日(復活節第6主日、22年度は5月22日)に行われる。
 教皇フランシスコは、来年の「広報の日」のテーマとして、「聞きなさい!」を選んだ。
 バチカン・ニュース(日本語)によると、このテーマについて、教皇庁広報省は次のように説明している。
 教皇は、2021年のテーマ「来て、見なさい」に次いで、耳を傾けることをあらためて学ぶよう、コミュニケーションの世界に呼びかけている。
 パンデミックはすべての人を傷つけ、すべての人が耳を傾けてもらい、慰められることを望んでいる。
 聞く姿勢は、よい情報を得るための基本である。真理の追求は耳を傾けることから始まる。広報メディアを通した証しにおいてもそれは同様である。すべての対話、すべての関係は、相手の話を聞くことから始まる。それゆえ、広報に携わる者として成長するためにも、しっかり聞くことをあらためて学ぶ必要がある。
 イエスご自身も、「どう聞くべきかに注意しなさい」と教えている。真に耳を傾けるためには、勇気と、偏見のない自由で開かれた心が必要である。
 共に歩む教会としてのあり方を学ぶため、耳を傾ける姿勢を持つよう全教会が招かれている今、わたしたちもよいコミュニケーションの基本として、聞くことを再発見するよう呼ばれている。


◎仏カトリック教会の児童虐待、司祭ら約3000人関与

 【CJC】仏カトリック教会内での児童性的虐待問題を調査する独立委員会は10月3日、1950年以降に児童を虐待していた司祭や教会関係者が2900人から3200人に及ぶことをAFP通信に明らかにした。
 独立調査委は2018年、国内外の教会を揺るがした児童性的虐待スキャンダルを受けて仏カトリック教会が設置した。法律家や医師、歴史学者、社会学者、神学者ら22人で構成されている。
 2年半にわたり教会や裁判所、警察の記録の調査と目撃者への聞き取りを行った結果をまとめた報告書は、5日に発表される予定。
 報告書の公開を前にAFP通信の取材に応じたジャンマルク・ソベ委員長は、この数字は「最も少なく見積もった」結果だと述べた。


◎アフガニスタンに医療物資32トン到着

 【CJC】ユニセフ(国連児童基金)の命を守る医療物資を積んだ最初の航空機が、欧州委員会人道援助・市民保護総局(ECHO)エアブリッジ(航空輸送経路)を通じて、アフガニスタンの首都カブールに9月29日到着した。日本ユニセフ協会がカブール発情報として発表した。
 到着した必要不可欠な医薬品、経口補水塩、抗生物質、医療・外科用資材を含む支援物資32トンは、今後3カ月間、10万人の子どもたちと女性の支援に活用される。
 ユニセフ・アフガニスタン事務所代表のエルベ・ルドビック・デ・リスは「アフガニスタンの子どもや母親たちは、深刻化する保健・栄養危機に直面しており、今回の医療物資は、そうした重要な時期に対応するもの。欧州連合(EU)の支援に感謝する」と述べた。
 エアブリッジを介したカブールへの物資輸送は2回予定されており、今回到着した分は、その最初のもの。
※画像参考=カブールに到着したユニセフの命を守る医療物資。(2021年9月29日撮影) c UNICEF_ UN0528682_Fazel


◎欧州のサンマリノ、中絶合法化へ住民投票で賛成多数

 【CJC】AFP=時事通信が報じるところでは、イタリア中部の山岳地に位置する共和制国家サンマリノで9月26日、人工妊娠中絶の合法化の是非を問う住民投票が行われ、妊娠12週まで中絶を認める動議への賛成が77・3%に上った。カトリック教徒が多数を占める同国が、大半の欧州諸国と足並みをそろえることになった。
 12週を過ぎて中絶が認められるのは、母体の命に危険がある場合と、胎児の先天異常により母親に精神的・身体的な被害が及ぶ場合に限られる。
 サンマリノの現行法下では、人工中絶手術を受けた女性は3年以下、処置を行った医師は6年以下の禁錮刑に処される。
 中絶を選択するサンマリノの女性は、40年以上前から中絶が合法化されている隣国イタリアで手術を受けるため、これまで有罪判決を受けた人はいない。


◎ギリシャ・クレタ島で強い地震、1人死亡

 【CJC】ギリシャのクレタ島で9月27日朝、強い地震があり、市民保護当局によると教会が倒壊して、中で作業をしていた男性が死亡した。この他9人が軽傷だという。AFP=時事通信が報じた。
 アテネ国立観測所によると、地震発生時刻はグリニッジ標準時(GMT)午前6時17分、地震の規模はマグニチュード5・8で、震源はクレタ島の主要都市イラクリオンから23キロの地点。
 市民保護当局によれば、男性が死亡したのはイラクリオン近郊のアルカロコリで、地震の被害は同地に集中している。


《メディア展望》

 =カトリック新聞(10月3日=9月26日合併号)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
 
 =KiriShin(10月1日)=http://www.kirishin.com
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キリスト教史学会で小原克博氏が講演=「ポストコロナ」生きる神学的問い
日本キリスト者医科連盟=オンラインで総会
ブラジルの宣教会にバチカンが寄宿学校閉鎖を指示
バチカン訪問者、10月から「グリーンパス」必要に
 
 =クリスチャン新聞(10月3日)=http://クリスチャン新聞.com
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