講義概要・シラバス

講義概要・シラバス

建学の精神とキリスト教-12「新島襄・同志社・キリスト教の基礎」

<Notice>
・出席票は、10分以上の遅刻者に対しては配布しません。ただし、遅刻した特別な理由(列車の遅延など)がある場合には配慮しますので、申し出てください。
・履修者の印刷の便のため、原則的に、金曜日には授業の資料(PDF)がアップされているようにします。
・9月27日の授業で「出席点70%、期末試験30%」と説明しましたが、正しくは、シラバスにあるとおり、「出席点30%、期末試験70%」です。
 

<概 要>
 同志社大学は日本におけるキリスト教主義大学の代表であるばかりでなく,全国の数ある大学のなかでもっとも歴史のある大学のひとつです。1875年に新島襄が多数の協力者のサポートを受けて「同志社英学校」(男子校)を創立して以来,日本の近代史の中に大勢の有為な人材を送り出してきました。この科目では,同志社がどういう経緯で,どういう人たちにより,また何を目的として創立されたかを学びます。同志社大学に入学したばかりの一回生にせよ,あるいはすでに大学生活を送っている上回生にせよ,同志社大学で学ぶ以上,自らの大学の歴史と独自性を最低限度知っておく事は,以後の生活に貴重な指針を与えてくれるはずです。  
 授業のテーマは,大きく分けてふたつです。まず前半は,新島を始めとする創立に関わった人たちの動向と思想を取り上げます。とりわけ新島の教育・宗教思想を軸とする「建学の精神」を取り上げます。後半は,「建学の精神」のもうひとつの基盤であるキリスト教を取り上げます。  
 なお,この科目は同志社やキリスト教について初歩的な事項から講義する「基本科目」ですから,すでにこの分野である程度の知識のある学内高等学校(同志社,同志社香里,同志社女子,同志社国際)や新島学園高等学校の出身者で受講を希望する者は,同志社科目のうち「展開科目」の方を登録してください。

<到達目標>
 学生が,新島襄の生涯や同志社の歴史について理解し,あわせて,建学の精神の柱であるキリスト教の基礎を理解することを目標とします。

<授業計画>
1(09/27) 導入  01.pdf
2(10/04) 建学の精神(1):新島襄の略歴(1) 02_03.pdf
3(10/11) 建学の精神(2):新島襄の略歴(2)
4(10/18) 建学の精神(3):同志社の開校 04.pdf
5(10/25) 建学の精神(4):熊本バンド 05.pdf
6(11/01) 建学の精神(5):アメリカンボード 06.pdf
7(11/08) 建学の精神(6):新島襄の教育思想と建学の精神 07.pdf
8(11/15) 建学の精神(7):新島襄の宗教思想と建学の精神 08.pdf
9(11/22) キリスト教の基礎(1):運命を切り開く力--脱出と解放の系譜 09.pdf
10(12/06) キリスト教の基礎(2):愛とは何か 10.pdf
11(12/13) 休 講(海外出張のため)
12(12/20) キリスト教の基礎(3):キリスト教の歴史的展開 11.pdf
13(12/27) 休 講
14(01/17) キリスト教の基礎(4):キリスト教と平和・戦争 12.pdf
15(01/24) キリスト教の基礎(5):21世紀における宗教の役割 13.pdf

<成績評価基準>
平常点(出席,クラス参加) 30%
期末試験 70%

<参考文献>
本井康博  『新島襄と建学精神-「同志社科目」テキスト-』 (同志社大学、2008) 
参考文献は,クラスの中で随時紹介します。

<参照URL>
小原克博 On-Line https://www.kohara.ac/