小原克博 On-Line

世界キリスト教情報

世界キリスト教情報

世界キリスト教情報 第1339信(2016.09.19)

  • バチカンとWCCがエキュメニカル関係の位置づけ検証
  • 『枢機卿協議会』が12〜14日に教皇と会合
  • 天台座主森川宏映大僧正が教皇と接見
  • トランプ氏のヒラリー氏批判演説を牧師が中断
  • ペルー南部クスコの文化遺産教会で火災
  • ミサや聖餐のパンとワインをパッケージにしてネットで購入
  • 「バチカンの悪魔払い師」ガブリエーレ・アモルト氏死去
  • ≪メディア展望≫

 

◎バチカンとWCCがエキュメニカル関係の位置づけ検証

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)の『キリスト教一致推進評議会』と『世界教会協議会』(WCC)の間で1965年に設立された「合同作業グループ」が9月14日から5日間、スイス・ジュネーブ近郊のボセーで協議を行った。

 今回協議の共同議長はダブリンのディアルムイド・マーチン大司教とタルゴヴィステのニフォン府主教(ルーマニア正教会)が務めている。

 協議は移住者と難民、正義と平和、環境、伝道、結婚と家庭、教皇フランシスコによって書かれた主要文書、「教理面での共通基盤」などを含む、とWCC側は説明している。


◎『枢機卿協議会』が12〜14日に教皇と会合

 【ローマ=CJC】枢機卿9人で構成される『枢機卿協議会』が9月12日から14日まで教皇フランシスコと会合する、とバチカン(ローマ教皇庁)広報事務所が発表した。

 会合の具体的な内容は明らかにされていないが、「ロマン・クリア」と呼ばれるバチカン上層部の改革案を検討するものと見られる。

 教皇が8月17日、自発教令を通して、バチカン(ローマ教皇庁)に信徒・家庭・生命を扱う新組織設立を使徒的書簡「セドゥラ・マーテル」の形で発表していることを受け、今回協議会の中心課題となった模様。


◎天台座主森川宏映大僧正が教皇と接見

 【ローマ=CJC】教皇フランシスコは9月16日、第257世天台座主の森川宏映大僧正(91)と接見した。バチカン(ローマ教皇庁)広報事務所が明らかにした。


◎トランプ氏のヒラリー氏批判演説を牧師が中断

 【CJC】米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏が9月14日、水道水の鉛汚染が問題となったミシガン州フリントを視察した際、ベセル合同メソジスト教会教会で演説、ライバルの民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官の批判を始めたところ、同教会のフェイス・グリーン・ティモンズ牧師に話をさえぎられる一幕があった。AFP通信が報じた。

 同牧師は、「ミスター・トランプ、あなたをここにお招きしたのは、私たちがフリントで行ってきた活動を称賛していただくためです。政治演説を聞くためではありません」と小声でトランプ氏を諭したという。

 その場では、話題を変えたトランプ氏、翌日に米テレビ局FOXニュースの番組に出演、「彼女(ティモンズ牧師)はひどく神経質になっていて、とにかく混乱しているようだった」などと述べた。同牧師が政治的な動機から演説をさえぎった可能性を疑っていることをにおわせた、とAFP通信。


◎ペルー南部クスコの文化遺産教会で火災

 【CJC】読売新聞がペルー紙『レプブリカ』(電子版)などによるとして報じたところでは、インカ帝国の古都、ペルー南部クスコで9月16日未明、100年以上かけて18世紀末に完成したサン・セバスチャン教会から出火、同教会の約8割が炎上、彫刻や絵画など多数の文化も焼けた。電気回路のショートが原因とみられる。同教会はペルーの文化遺産。


◎ミサや聖餐のパンとワインをパッケージにしてネットで購入

 【CJC】カトリック教会のミサで配られるパン、プロテスタント教会の聖餐で用いられるパンとワイン(日本では葡萄ジュースが多い)。毎回の準備や後片付けにまで手が回り兼ねる教会が多い。

 イエス・キリストの最後の晩餐にちなんで、パンとワインを配り、信徒はそれを拝領することでそれぞれの信仰を示して来たものだから、もっと手軽に、そして衛生的に、という狙いから、ワインだけやワインとパンの両方をポーションに詰め込んだものが米国のネット『アマゾン』上で売り出されている。

 パンはひと口ほどのサイズで、ワインもグラスにひと口程度で、1人あたり数十円程度。

 教会で、聖別されたポーションを皆が一斉にぷちぷちと開けて、拝領する様子は慣れるまではなんとも落ち着かないようだが......。案外、プロテスタント教会では出張聖餐がこれから盛んになるかも。


◎「バチカンの悪魔払い師」ガブリエーレ・アモルト氏死去

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)とローマ教区の悪魔払い師(エクソシスト)だったガブリエーレ・アモルト司祭が死去した。91歳。AFP通信によると、イタリアのメディアが関係者の発表として9月18日報じた。アモルト氏は呼吸器系疾患を患っていた。

 アモルト氏は1954年に司祭叙階。間もなくエクソシストの第一人者として知られたカンディド・アマンティーニ司祭に次ぐ立場となり、90年にアマンティーニ氏の後任としてバチカンの『主任エクソシスト』に就任した。

 同氏は『国際エクソシスト協会』(AIE)を設立、2000年に引退するまで会長を務めた。同協会には今日、30か国で活動する250人のエクソシストが所属している。

 バチカンは2014年に同協会を公認したが、教会の中には悪魔払いを疑問視する見方もある。


《メディア展望》

 =カトリック新聞(9月18日)=http://www.cwjpn.com
★札幌教区 100周年を記念=新たな世紀に向けて=課題と実りを確認
★地震被災地から山口へ=熊本YMCA「あそぼうキャンプ」=宇部教会
★全国カトリックスカウト・キャンポリー=国内外から1200人=静岡・御殿場
★歴史・公民教科書で抗議=全キリ=NCC
★イタリア地震緊急支援=カトリックの2団体に=日本立正佼成会一食(いちじき)平和基金

 

 =キリスト新聞(9月17日)=http://www.kirishin.com
★社会の常識を教会にも=日本聖公会司祭・竹内謙太郎インタビュー=主教・司祭の資質を改めて問う
★人々を改革し聖書的聖化を広める=更新伝道会大会で坂本誠氏が講演
★平和追求した戸田帯刀神父に学ぶ=佐々木宏人氏がカトリック吉祥寺教会で講演
★キリスト教書店ハンナ=いのちのことば社と合併へ
★マザー・テレサを「聖人」に、教皇宣言

 

 =クリスチャン新聞(9月18日)=http://クリスチャン新聞.com
★Bコーポ=日本に産声=新企業活動の旗振り役はクリスチャン=持続可能社会 群馬から
★台風10号 東北・北海道各地に被害 岩手・岩泉町で宣教師らボランティア支援
★岩手・岩泉町 北海道・清水町の宣教師=もっと多くの助け必要=祈りとボランティア要請も
★第27回全キリ人権教育セミナー開催=「いのちと向き合い、守る」使命を心に
★高3牧師娘トリオがライブ企画=神様の愛感じて=Box of Praise

 
 ◆世界キリスト教情報◆ご案内

☆ニュースレター(PDF)・メールマガジン(整形テキスト)・同報メール(無整形テキスト)などのお申し込み・お問い合わせは
ckoriyama★gmail.com までご連絡ください。活動自体のご案内もいたします。アドレスの★印は半角の@に置き換えてください。
☆既刊号は下の各サイトでご覧いただけます。
・ニュースレター=PDF
http://www.evernote.com/pub/cjcpress/skjweekly/
・メールマガジン
http://blog.livedoor.jp/skjweekly/
・同報メール
http://cjcskj.exblog.jp/
☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用ください
http://www.kohara.ac/church/
........................
☆CJC通信(メディア向けですが、どなたでもお読みいただけます)
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/
☆CJC通信速報(Twitterを利用しています)
http://twitter.com/cjcpress/
☆RSSご利用の際は
http://blog.livedoor.jp/cjcpress/index.rdf

月別の記事一覧