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世界キリスト教情報 第1455信(2018.12.10)

  • バチカンが「薬物と依存症」国際会議
  • 教皇、アッバース・パレスチナ大統領と会談
  • ブッシュ元大統領の国葬でトランプ大統領は使徒信条を朗読せず
  • アインシュタインの手紙が3億円超で落札
  • バチカンにキリスト降誕描いた720トンの砂像
  • ≪メディア展望≫

 

◎バチカンが「薬物と依存症」国際会議

 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が「薬物と依存症」という国際会議を11月29日から12月1日まで主催した。

 教皇フランシスコによりバチカンに新設された『人間開発のための部署』(仮称)が企画したもので、特に社会的に弱い人達に心を寄せたいという教皇の意向を反映したものと見られる。

 欧州、北・南米、オセアニア、アジア、アフリカから約500人が参加した。テーマの中心は薬物依存症問題であったが、薬物以外にも、インターネット、性行為、ギャンブルの依存症が取り上げられた。

 会議は、「薬物をめぐる法的な問題」「薬物以外の依存症問題」「予防教育と回復への取り組み」という3本柱で構成された。スピーカーが選出された国は、オーストリア、ポルトガル、イタリア、台湾、アイルランド、日本、米国、インド、スペイン、ウガンダ、ペルー、スウェーデン、ブラジル、アルゼンチン、ガーナ、フィリピン、オーストラリアの17カ国だった。


◎教皇、アッバース・パレスチナ大統領と会談

 【CJC】パレスチナのマフムード・アッバース大統領は12月3日、バチカン(ローマ教皇庁)で教皇フランシスコと行った会談で中東問題を取り上げた。

 バチカン・ニュースによると、約20分間続いた会談では、バチカンとパレスチナの友好関係が強調された。特にキリスト教徒の前向きな役割、2015年のグローバル協定で認可されたパレスチナ社会におけるカトリック教会の活動が話題となった。

 続いて、パレスチナ国民による和解の歩みをめぐり、イスラエルとパレスチナ間の平和プロセスの再開と2国家解決への実現に向けた努力に言及、双方の国民の正当な要望に対応する上で、国際社会の新たな取り組みに期待が寄せられた。

 特にエルサレム問題については、3宗教にとっての聖都としてのアイデンティティーと普遍の価値を認め、守ることの重要性が強調された。

 最後に、中東におけるその他の紛争をめぐり、あらゆる形の過激主義と原理主義と闘うため、諸宗教共同体の協力のもと、平和と対話の道を推進することが急務であるとされた。

 アッバース大統領は、教皇との出会いの後、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿および外務局長ポール・リチャード・ギャラガー大司教とも会見した。

 イタリアのメディアによると、アッバース大統領は教皇に対して「このクリスマスの時期に平和のために祈っており、皆さんを信頼している」と話した。教皇もアッバース大統領に中東の平和に対するメッセージを伝えた。

 会談の際にアッバース大統領はエルサレム(アラブ圏では「クドゥス」と呼ばれる)の昔の姿を描いた絵画を、教皇も1600年代のサンピエトロ大聖堂を描いた大メダルを互いにプレゼントしたという。


「教皇、来年の海外訪問日程に北朝鮮はない」と韓国紙

 【CJC】韓国紙『中央日報』(日本語電子版)は12月8日、教皇フランシスコの来年度の海外訪問日程に北朝鮮は含まれていないと、
米政府系ラジオのボイス・オブ・アメリカ(VOA)の報道を伝えた。

バチカン(ローマ教皇庁)の関係者は7日(現地時間)、教皇の来年の海外訪問日程に北朝鮮が含まれているのかというVOAの質問に対し、「2019年には(教皇の北朝鮮訪問は)ないだろう」とし「すでに海外訪問日程が埋まっていて、すべて北朝鮮より(訪問が)容易な国」と答えた。

この関係者は先月、メールを通じても「北朝鮮のようなところを訪問するのは容易なことでなく、長い時間がかかる」と説明したと、VOA。

教皇は来年2月にキリスト教徒とムスリムの対話と中東地域の平和促進のためにアラブ首長国連邦(UAE)を訪問し、3月にはモロッコ訪問が予定されている。日本などアジア訪問も検討中だ。

一部では、教皇は一般的に地理的に近い数カ国を同時に訪問するため、アジアを訪問すれば北朝鮮に行くという見方もあると、VOAは説明している。


◎ブッシュ元大統領の国葬でトランプ大統領は使徒信条を朗読せず

 【CJC】11月30日に94歳で亡くなった第41代米大統領ジョージ・H・W・ブッシュ氏の国葬が12月5日、ワシントンの国立大聖堂で行われた。存命中の大統領全員と各国首脳や代表が参列した。

 最前列に着席したのは、歴代の大統領たち。そこに最後に現れたドナルド・トランプ氏とメラニア夫人。

 トランプ夫妻は、元大統領夫妻たちに挨拶をして握手を交わすと思われたが、トランプ氏が握手をしたのは横に座っているオバマ夫妻だけだった。

 葬儀半ば、参列者たちは起立して「使徒信条」を朗読したが、歴代大統領たちが朗読していたにもかかわらず、トランプ夫妻だけは口を動かすこともなく、終始、うつむいたままだった。

 トランプ氏が支持基盤にしている保守キリスト教系の信者たちへの影響にメディアの注目が集まっている。


◎アインシュタインの手紙が3億円超で落札

 【CJC】理論物理学者アルベルト・アインシュタイン(1879~1955年)が晩年に神や宗教観について記した手紙が12月4日、ニューヨークで競売大手クリスティーズのオークションに掛けられ、289万2500ドル(約3億2600万円)で落札された。時事通信が報じた。予想落札価格は100万~150万ドルだった。

 手紙は1954年1月3日付。ドイツの哲学者エリック・グートキンドに宛てたもので、1ページ半にわたりドイツ語で手書きされている。この中でアインシュタインは「私にとって神という言葉は人間の弱さの表現と産物以外の何物でもない。聖書は敬うべきだが原始的な言い伝えの集まりだ」などと述べている。


◎バチカンにキリスト降誕描いた720トンの砂像

 【CJC】クリスマスを前に、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場に、720トンの砂を使ってキリストらの砂像が12月6日までに作られたことを、ロイター通信が取り上げた。砂像を専門とし、「サンドマン」とも呼ばれる米国人芸術家のリッチ・バラーノ(60)が監督した。

 聖書に記された有名なキリスト降誕の場面を描いたもので、聖母マリア、聖ヨセフ、天使、羊飼い、三賢者らの群像となっている。高さは約5・5メートル、幅16メートル。

 バラーノ監督はオランダ、ロシア、チェコから彫刻家3人を呼び、製作を指揮した。使用した砂は、特に彫刻に適したものを11月半ば、ベネチアに近い沿岸の街イェーゾロから運び込んだという。

 7日から一般公開され、クリスマス時期の終了後、砂は元の場所に返され、別の砂像に利用される。

 
《メディア展望》

 =カトリック新聞(12月9日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
★大規模開発で土地奪われる農民=研究者、教会が連携し支援=日本・ブラジル・モザンビーク3カ国民衆会議2018=東京=日本向け大豆も東アフリカで
★教皇フランシスコ=「消費主義は現代病」
★ニューマン、来年列聖か=英国司教団が希望表明
★外国人技能実習制度の闇=タリタクムセミナー=福島・郡山
★緊急声明=外国人の人権をふみにじる「新たな受け入れ」改定法案を廃案とし、包括的な移民政
策・人権政策への転換を求める=外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会(外キ協)

 

 =KiriShin(12月1日・既報)=http://www.kirishin.com

 

 =クリスチャン新聞(12月9日)=http://クリスチャン新聞.com
★NSDII青年宣教サミット開催=神の国マインドで教会・団体の信頼再構築
★働き手と教会をつなぐ=無牧・兼牧教会に光=「無牧ミニストリーズ」スタート
★受検者のべ534人、第1級受検者30人=聖書検定を国民運動に=公式テキスト著者 鈴木崇巨氏記念講演
★沖縄=教会とキリスト教書店がコラボ=園児に絵本の読み聞かせ
★「きよしこの夜」200歳記念にオーストリアで式典

 
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