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世界キリスト教情報

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世界キリスト教情報 第1575信(2021.03.29)

  • マフィアは「罪の組織」と教皇が厳しく批判
  • バチカンが第2次大戦中、カトリック系新聞社の報道に圧力
  • インドネシアのカトリック教会で自爆攻撃、容疑者2人死亡19人負傷
  • 韓国の新規コロナ感染者494人と35日ぶり高水準
  • 《メディア展望》

 

◎マフィアは「罪の組織」と教皇が厳しく批判
 【CJC】教皇フランシスコは3月21日、マフィアは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)につけこんで悪事を行っている「罪の組織」だとして、改めて厳しく批判した。AFP=時事通信が報じた。イタリアでは3月21日がマフィア犯罪の被害者を追悼する日となっている。
 イタリアでは長年、反マフィア団体「リベラ」が21日に組織犯罪の被害者を追悼してきた。近年、この日は国の記念日に制定された。
 教皇は日曜日恒例の「お告げの祈り」後の講話で、「マフィアは世界各国各地に存在し、パンデミックを悪用し、不正行為によって金もうけをしている」と述べた。
 さらに歴代教皇の名前を挙げ、「聖ヨハネ・パウロ2世は彼らの死の文化を糾弾し、ベネディクト16世は死の道だと非難した」と語り、「これらの罪の組織、マフィア組織は、キリストの福音に反し、偶像崇拝と引き換えに信仰を捨てる。きょう、われわれは全ての被害者を悼み、反マフィアの誓いを新たにする」と続けた。


◎バチカンが第2次大戦中、カトリック系新聞社の報道に圧力
 【CJC】バチカンは第2次大戦中、米国と戦争を続ける日本を刺激するような「公平さを欠いた」報道を改めるようカトリック系新聞社に圧力をかけていたことが3月27日までに分かった、と共同通信が報じている。バチカンが公開した教皇ピウス12世関連の機密文書を、関係者が閲覧した際に発見した。
 共同通信は、バチカンで日米和平仲介を目指す動きがあったことは知られているが、交渉が難航し、緊張が高まっていた様子が浮き彫りとなったとし、カトリック系メディアが米側に肩入れしているとして日本当局者が中立国バチカンへの心証を悪化させれば、終戦に向けた仲介の妨げになると判断したもよう、という。
 教皇ピウス12世関連の機密文書は、共同通信関係者が閲覧した際、第2次大戦中に戦時下の日本の様子を駐日ローマ教皇使節を務めたパウロ・マレラ大司教がバチカン高官に報告した1944年12月12日付けのイタリア語で手書きされた書簡を発見、外国公人から見た戦時下の過酷な状況がうかがえる貴重な資料と言えそうだ、と共同通信が3月3日までに分かったとして報じている。


◎インドネシアのカトリック教会で自爆攻撃、容疑者2人死亡19人負傷
 【CJC】インドネシア・スラウェシ島の最大都市マッカサルにあるカトリック教会で3月28日、入り口付近で爆発が起きた。地元警察によると、バイクに乗った2人が教会敷地内に侵入を試みたもようで、容疑者が死亡したほか、爆発の影響で19人が負傷した。ロイター通信がジャカルタから報じた。
 警察側の発表では、容疑者の2人はいずれも東南アジアのイスラム過激派組織ジェマ・イスラミア(JI)に所属していたとみられる。JIは、2018年にジャワ島スラバヤで発生し、少なくとも30人が犠牲になった自爆攻撃にも関与した疑いが持たれている。
 インドネシアは、世界最大のイスラム教徒を抱えながらキリスト教徒など他の宗教の信者も相応の数が存在する。マッカサルの宗教分布はまさにその縮図となっている。


◎韓国の新規コロナ感染者494人と35日ぶり高水準
 【CJC】ソウル発聯合ニュースによると、韓国の中央防疫対策本部は3月26日、同日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から494人増え、累計10万770人になったと発表した。市中感染が471人、海外からの入国者の感染が23人だった。1日当たりの新規感染者数は前日(430人)に比べ64人増え、先月19日(561人)以来、35日ぶりの高水準となった。
 1日当たりの新規感染者数はここ1カ月以上にわたり300~400人台で推移してきたが、最近は家族や知人同士の集まり、不特定多数が利用する施設、職場、教会などを中心にクラスター(感染者集団)発生が続き、400人台となる日が多くなっている。


《メディア展望》
 =カトリック新聞(3月28日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
教皇フランシスコ=ミャンマー抗議デモ弾圧=暴力やめるよう訴える
教皇の一般謁見講話=聖霊が与える個性と「聖性」
同性婚祝福は「不可」=教皇庁教理省が回答=個人の尊重は強調も
第7回 9条世界宗教者会議=オンライン開催 13の国と地域が参加=9条とアジアの平和 考える
仙台教区サポートセンター=被災地と支援者をつなぐ=教会の復興支援の要=10年の歩みを振り返る

 
 =KiriShin(3月21日・既報)=http://www.kirishin.com

 
 =クリスチャン新聞(3月28日)=http://クリスチャン新聞.com
東日本大震災追悼特別番組ネット配信=南三陸、気仙沼から生中継=「忘れないで」を届けたい=「愛と希望のコンサート 3・11を忘れない~10年目の未来へ~」
10年間毎月祈り続け120回=「支援の原動力は祈りに」=復興支援超教派一致祈祷会
「平和をつくり出す人々の集い」で木村庸五氏=「西川重則氏の歩み 継続、発展させよう」
岩手で10年目の3・11集会を開催="結び目"これから生かせる

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