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世界キリスト教情報

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世界キリスト教情報 第1605信(2021.10.25)

  • ハイチの米国人宣教師誘拐、FBIが捜索協力
  • 要求のまなければ人質殺害、とハイチで米国人ら誘拐のギャング団
  • 教皇、エキュメニカル総主教選出30年を祝う
  • 米カトリック教会の聖職者が「ゲイ向け出会い系アプリ」利用
  • 《メディア展望》

 

◎ハイチの米国人宣教師誘拐、FBIが捜索協力

 【CJC】ハイチの首都ポルトープランスからロイター通信が報じるところでは、ハイチを訪れていた米国人とカナダ人の宣教師の一団が誘拐され行方不明となった事件で、米ホワイトハウスの報道官は10月18日、現地の外交官チームによる捜索に連邦捜査局(FBI)が協力していると明らかにした。
 カリブ海の島国ハイチでは18日、当局が宣教師の誘拐事件について沈黙を守る中、誘拐多発に抗議する市民のデモが各地で繰り広げられた。ポルトープランスでは運送業界幹部がストライキを呼び掛けたのに応じ、小売り店舗や学校がこの日閉鎖された。
 宣教師たちは米オハイオ州ミラーズバーグにあるキリスト教援助団体「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」に所属し、ハイチの児童養護施設を訪れていた。米国人16人とカナダ人1人が誘拐された。治安問題の専門家らはハイチのギャング「400マオゾ」による犯行だと指摘している。


◎要求のまなければ人質殺害、とハイチで米国人ら誘拐のギャング団

 【CJC】米メディア「CNN」によると、米国人とカナダ人の宣教師の一行17人を誘拐したハイチのギャング団のリーダーが、要求したものを受け取れなければ人質を殺すと脅迫していることがわかった。10月21日に公開された映像で確認された。
 宣教師らが所属する「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」はリーダーの発言に対するコメントを控えた。
 宣教師団は16日に首都ポルトープランスの北東部を車で移動中にギャング団「400マオゾ」によって誘拐された。キテル司法相によると、誘拐犯は人質1人あたり100万ドル(約1億1400万円)の身代金を要求している。
 宣教師団には生後8カ月の赤ちゃん、3歳と6歳の子ども、10代の子ども2人が含まれる。所属団体によると、全員がアーミッシュやメノナイトなど再洗礼派の人々で、米国の6州とカナダ・オンタリオ州から訪れた。
 宣教師団の家族は21日、支持者への感謝を伝え、誘拐は同情を示す機会だと述べる声明を発表。「神は我々の親愛なる人々に、敵を愛し、呪ってくる敵を祝福し、憎んでくる敵に善行を行うまたとない機会を与えてくれた」と述べた。
 ハイチの人権調査団体CARDHによると、同国では年初から10月16日までに少なくとも782人が誘拐され、そのうち少なくとも53人は外国人だという。身代金目的の誘拐は7月の大統領暗殺後に急増し、10月前半だけで少なくとも119件発生した。400マオゾはバスごと誘拐するなど集団の誘拐で特に悪名高いという。


◎教皇、エキュメニカル総主教選出30年を祝う

 【CJC】教皇フランシスコは、正教会のエキュメニカル総主教バルトロメオス1世のコンスタンティノポリ大主教・エキュメニカル総主教選出30年を祝う書簡を送った、とバチカン・ニュースが10月22日報じた。
 書簡の中で教皇は、バルトロメオス1世に、選出30年のお祝いを心から述べながら、その高き使命を支えるために神の豊かな恵みを祈った。
 教皇は、特に最近ローマで行われたいくつかの行事にバルトロメオス1世と参加したことを思い起こしつつ、これらの出会いが、今日人類が直面する緊急課題を前に、共通の司牧的責任の認識を分かちあう機会となったと指摘した。
 中でも、バルトロメオス1世が取り組む、自然環境の保護とそのテーマに対する考察から、教皇自身も非常に多くを学び続けてきたことに感謝を表明。同様に、パンデミック危機とその影響の中で、同総主教が説く人類の精神的回心の必要は、恒久的で重要な意味を持つもの、と述べた。
 教皇は、二つの教会間の親密さと連帯は、今日の人類が必要とする普遍の兄弟愛と社会正義への貢献に欠かせないものと強調しながら、神の助けのもとに、これからもこの長い道のりを共に歩んでいきたいと表明した。


◎米カトリック教会の聖職者が「ゲイ向け出会い系アプリ」利用

 【CJC】米カトリック教会で複数の聖職者がゲイ向けの出会い系アプリ「グリンドル」を利用していたことが相次いで明らかになり、バチカンに動揺が走っている、とニュースサイト「ギガジン」が報じた。
 一連のスキャンダルの発端は、カトリック系ニュースブログ
「ザ・ピラー」が2021年7月20日に、米司教協議会(USCCB)議長だったジェフリー・バリル氏がゲイバーに出入りしているとUSCCBに密告したこと。これを受けて、バリル氏は即日議長職を辞任した。
 バリル氏のものとされる携帯電話の通信記録によると、バリル氏は2018年から20年の間にほぼ毎日ゲイ向けの出会い系アプリである「グリンドル」を使用していた。また位置情報の記録は、バリル氏が教会の仕事で出張していた間でさえ、「グリンドル」を使いながら各地のゲイバーや個人宅を訪れていたことを示していたという。
 ザ・ピラーはさらに7月24日、「米ニュージャージー州北東部にあるニューアーク大司教区にある複数の聖職者の邸宅からグリンドルの通信記録が発信されていた」と発表。28日には「バチカン市国にある一般人立ち入り禁止のエリアで、少なくとも16台のモバイル端末でグリンドルを使用した形跡があり、別の16台では異なる出会い系アプリを使用していた」と報じた。
 一連の騒動を受けてグリンドルは公式ブログを更新、「ザ・ピラーのような小さなブログがどのようにしてユーザーデータを入手したのか調査している」と発表した。


《メディア展望》
 
 =カトリック新聞(10月24日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/
教皇フランシスコ=シノドスを公式に開幕=準備過程の開始を宣言
教皇「世界宣教の日」メッセージ=あわれみの道具として召命を生きる
教皇、被害者のため祈る=フランスの教会の性虐待
教皇と諸宗教代表=COP26参加指導者に被造物の保護訴える
新しい「ミサの式次第」と奉献文=変更箇所を説明する冊子刊行
 
 =KiriShin(10月21日)=http://www.kirishin.com
〝変わるものと変わらないもの〟=日基教団東中野教会=コロナ禍めぐりオンラインでセミナー
世界代表司教会議で教皇が開会ミサ
日本同盟基督教団=宣教130周年記念大会で宣言発表
「靖国神社に真榊奉納しないで」=NCC靖国問題委ほか岸田首相に声明
「憲法9条を平和賞に推す会」=岩村義雄氏らが報告
 
 =クリスチャン新聞(10月24日)=http://クリスチャン新聞.com
宣教会議「アジア2021」開催=千300人参加=「大潮流」とらえ教会構築
稲垣久和氏=「コロナ惨禍をどう受け止めるべきか」=「いのちより経済」優先への警告では?=キリスト教葬儀プランナー養成塾@オンラインサロン
「朝祷会第36回関東ブロック大会」で石丸泰樹氏 =「"こういうわけで"今は神の家族」
ラブ・ソナタ山形に向け合同祈祷会=山形の救い覚え祈る
コロナ禍での困窮者へ食料支援=ジーザス・コミュニティ国分寺

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