世界キリスト教情報

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世界キリスト教情報 第1541信(2020.08.03)

  • WCC第11回総会は再来年に独カールスルーエで
  • 教皇が新たに個人秘書にファビオ・サレルノ神父指名
  • 中国のハッカーがバチカンにサイバー攻撃か、ロイター通信
  • 香港警察、国安法違反で民主派の羅冠聡氏ら海外の6人指名手配
  • 新型ウイルス集団感染の韓国宗教団体指導者を逮捕
  • 元大統領3人も参列、米南部でルイス氏葬儀
  • ≪メディア展望≫

 

◎WCC第11回総会は再来年に独カールスルーエで
 【CJC】世界教会協議会(WCC)の常置委員会は7月27日、第11回総会を2022年8月31日から9月8日までドイツのカールスルーエで開催する新日程を承認した。当初は2021年に予定されていたが、新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)の重大さと今後の不確実性を考慮、開催を1年延期した。
 「世界を和解と統一に導くキリストの愛」というテーマに触発され、私たちの交わりはカールスルーエで祈りと賛美で一つとなる、とイオアン・ソーカ総幹事代行は述べている。
 「世界で最も多様性に富んだキリスト者の集まりである今総会は、加盟各教会が目に見える一致と共通の証しへのコミットメントを深めるユニークな機会となろう。それはイベント自体をはるかに超え、WCCの働きのための新たなエネルギーを引き出すことになる」とサウカ氏は語った。
 総会のシンボルは7月27日に常置委員会に提出された。そのデザインは、キリスト教一致と「正義と平和の推進」を求めるエキュメニカル運動のダイナミックで多彩な表現に触発されたもの。
 シンボルは、十字架、ハト、和解の概念を表す円、そしてWCCと世界中の加盟教会を動かす多彩な旅、運動、自由、活力を表現している。


◎教皇が新たに個人秘書にファビオ・サレルノ神父指名
 【CJC】教皇フランシスコは、現在バチカン国務省外務局に勤務しているファビオ・サレルノ神父に、個人秘書の1人になるよう依頼した。公設『バチカン・ニュース』が報じた。
 サレルノ神父は、7月31日に任期を終えたコプト典礼カトリック教会のモンシニョール・ヨアニス・ラフジ・ガイドの後任となる。
 記者団の質問に答えて、マッテオ・ブルーニ広報局長は8月1日、この任命を確認した。今回も、教皇フランシスコが望まれているように「通常の交代」が行われたという。
 サレルノ神父は1979年にイタリアのカタンツァーロで生まれ、2011年にカタンツァーロ=スクイレース大司教区司祭に叙階された。ローマの教皇庁立ラテラン大学で博士号を取得。ストラスブールの欧州評議会常任使節団の秘書を務めた。


◎中国のハッカーがバチカンにサイバー攻撃か、ロイター通信
 【CJC】国家規模のハッカー集団を追跡する米国のセキュリティ企業『レコ―デッドフューチャー』によると、中国政府に関係するハッカー集団がバチカンのコンピューターネットワークに侵入し、香港のカトリック教会との通信を調べていたという。ロイター通信が報じた。
 今年2月、中国とバチカンは初の外相会談を行った。両者は関係の改善を確認。今年9月には、中国国内の教会運営に関する暫定合意が期限切れを迎える。
 『レコ―デッドフューチャー』によると、サイバー攻撃は今年5月に始まった。調査対象には、対中交渉における教皇の事実上の特使も含まれていた。サイバー攻撃の手口が過去に中国政府系のハッカー集団が使用したものと酷似していたという。
 中国外務省は十分な証拠がないと反発。バチカンの広報担当者はコメントを拒否している。


◎香港警察、国安法違反で民主派の羅冠聡氏ら海外の6人指名手配
 【CJC】香港の警察当局は7月31日、国家分裂扇動罪など香港国家安全維持法(国安法)違反の容疑で民主活動家の羅冠聡氏ら、海外在住の民主派6人を指名手配した。8月1日付の香港紙『明報』などの報道を各国メディアが伝えている。
 6月30日に施行された国安法は香港以外での活動や外国人も取り締まり対象としているが、海外在住の民主派に同法が適用されるのは初めて。
 羅氏の他に指名手配されたのは、在香港英国総領事館の元職員で、中国当局に拘束された後、英国に逃れた鄭文傑氏や、香港民主派の牧師として知られる朱耀明氏の息子で、米国在住の朱牧民氏ら。朱牧民氏は米市民権を保持している。
 羅氏は7月になって、米公聴会にオンラインで出席し中国への圧力強化を要請。訪英したマイケル・ポンペオ米国務長官ともロンドンで面会している。


◎新型ウイルス集団感染の韓国宗教団体指導者を逮捕
 【CJC】韓国の検察当局は8月1日、国内最大の新型コロナウイルスの集団感染に関連しているとされる新興宗教団『新天地イエス教証しの幕屋聖殿』(新天地イエス教会)の指導者イ・マンヒ容疑者(88)を事情聴取の後、感染病予防法違反の疑いなどで逮捕した。英公営BBC放送が報じた。
 裁判官によると、教団内の集団感染についての証拠をもみ消した形跡があるという。
また56億ウォン(約5億円)を着服した疑いや、未認可の宗教集会を開いた疑惑も持たれている。
 『新天地イエス教証しの幕屋聖殿』では、南東部・大邱(テグ)の教会で礼拝した信徒を中心に、5000人以上の感染者が確認された。韓国の新型コロナウイルス患者の36%を占めている。
 捜査当局は、イ・マンヒ容疑者が信徒や集会の情報を公開せず、接触者の追跡を妨げたと指摘している。
 同教団はこれに対し、声明で、イ容疑者は信徒の個人情報について「過剰に請求」されたことを懸念していたが、捜査を妨害する意図は一切なかったとして、「裁判所による逮捕令状は、有罪確定を意味していない。今後の法廷で真実を明らかにするため、あらゆる努力を惜しまないつもりだ」と説明した。
 イ容疑者は、1984年に韓国で教団を創設。自分は再誕したイエス・キリストであり、聖書に記されている「約束された牧師」だと自称している。また14万4000人を天国に連れて行くと約束しているという。
 現在の信徒数は約23万人。教団によると中国や日本、東南アジアにも2万人以上の信徒がいる。
 新天地イエス教会は、礼拝を密閉空間で信者が密接した状態で行なう。礼拝中はめがねやネックレス、イヤリングなどの着用が禁止されているという。
 2月の集団感染発覚時には、信者が礼拝で互いに新型ウイルスを感染させた後、追跡できない状態で国内を移動したと見られている。
 これについてイ容疑者は3月、記者会見で土下座して謝罪。感染拡大に関わったのは「意図的ではない」としつつ、「できる限り努力したが、すべてを防ぐことはできなかった」と釈明していた。


◎元大統領3人も参列、米南部でルイス氏葬儀
 【CJC】米公民権運動の象徴的存在で、7月17日に80歳で死去した黒人の民主党下院議員ジョン・ルイス氏の葬儀が30日、地元・南部ジョージア州アトランタのエベネザー・バプテスト教会で営まれた。黒人のオバマ前大統領に加え、ブッシュ(子)、クリントン両元大統領の大統領経験者3人も参列し、生涯にわたり差別撤廃を訴え続けたルイス氏を悼んだ。
 オバマ氏は、星条旗が掛けられたルイス氏のひつぎを前に演説。ルイス氏が暴行被害や投獄など度重なる試練にも「決して諦めなかった」とした。自由と平等のために闘い続けた功績を「米国はルイス氏のような人々によってつくられた」と称賛した。


《メディア展望》
 =カトリック新聞(8月2日・休刊)=https://www.cwjpn.com/cwjpn/

 
 =KiriShin(8月1日)=https://www.kirishin.com
★NPO法人「抱樸」=1億円のクラウドファンディング達成=コロナ禍の住宅支援に1万人=著名人も続々応援
★日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団=関東北東教区の集会で集団感染
★キリスト教視聴覚教育講習会=今年はオンラインで8月3日から
★中国地下教会の司教が死亡か=公認教会加入拒み消息不明
★香港聖公会ポール・クウォン大主教=国家安全維持法を「歓迎」と表明

 
 =クリスチャン新聞(8月2日)=https://クリスチャン新聞.com
★福音派代表する神学者J・I・パッカー氏逝去=「普通の人」常に思い神学
★岐阜県豪雨被災地に緊急支援=県内牧師ら=救援物資を車一台に積んで
★九キ災=被害甚大の大牟田市でも支援=有明キリスト教会に物資届ける=九州圏内からのボランティア募集再開
★帰国者励ますGRC来年開催=7月に「キックオフ大会」
★WEA、ダビデ張氏影響を払拭=「体制浄化」=JEAニュースで報告

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