世界キリスト教情報

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世界キリスト教情報 第1615信(2022.01.03)

CJC通信/世界キリスト教情報は、2021年の世界キリスト教関係注目ニュースをまとめました。行頭の日付は、「世界キリスト教情報」が掲載した日付です。(主宰者)

 


 1月 4日◎聖書の言葉をすべてABC順に並べ直しデータ化
 1月11日◎「キリスト教活動でコロナ感染拡大」と中国でネット騒動
 1月18日◎女性に朗読奉仕者と祭壇奉仕者への道開く教皇自発教令
      ◎新型コロナ禍でカトリック司教が相次ぎ死去
      ◎米で聖書のポッドキャスト番組がダウンロード数1位に
 1月25日◎バチカン銀行元総裁、公金横領と資金洗浄で禁錮8年11月
 2月 1日◎古代エジプトの遺物約5000点が米博物館から返還される
 2月 8日◎教皇、シノドス事務局上級職に女性を初任命
 2月15日◎ミャンマーで国軍クーデターへの抗議デモ続く
      ※キリスト教自体が、ミャンマーで注目されている訳ではないが、国軍の動きに目を光らせる米国ではミャンマーを取り込もうとしているとして、中国の動きこそが気になる。それへ共和党などの保守派がからむか。
 2月22日◎「世界ラジオの日」に「独特のメディア」と教皇ツイート
      ◎バチカンがコロナ禍で赤字拡大の見通し
      ◎バチカン市国の新しい教皇代理にガンベッティ枢機卿
 3月 1日◎安楽死望む患者の「意思尊重」命じる判決=カトリックの国ペルーで
 3月 8日◎「生き残ったら奇跡」と戦時下の日本をバチカンに報告した書簡確認
      ◎教皇のイラク司牧訪問、全日程こなしローマへ
      ※同行記者団とのイラク出発後の機中会見では、早くも次の司牧訪問先を探る質問が相次いだ。
 3月15日◎世界80カ国以上で福音伝えたルイス・パラウ死去=「教皇は長年の友人」
 3月22日◎マレーシア高裁、キリスト教徒も「アラー」を使えると判断
      ◎死海文書の新たな断片を発見、「恐怖の洞窟」で
 3月29日◎マフィアは「罪の組織」と教皇が厳しく批判
 4月 5日◎米国で「教会に属する人」の割合、初めて50%を下回る=ギャラップ社調査
      ※キリストを信じていても教会にはつながらない人が過半数になった。
 4月12日◎ハンス・キュンク神父死去、教皇の無謬性に関する見解で物議
 4月19日◎コロナ禍でバチカンの財政が緊縮に迫い込まれる
 4月26日◎教皇、一般謁見で「口で唱える祈り」の大切さ説く
 5月 3日◎聖書博物館に建設許可=ブラジル高等裁長官が地裁の判断却下
 5月10日◎聖職者に愛国義務 強まる宗教「中国化」
      ◎シャルル・ド・フーコー神父ら7人が「聖人」に
 5月17日◎教皇、自発教令で「信徒カテキスタ」を制定
      ◎米国務省が年次報告書発表、「北朝鮮の核と人権問題はトレードフはない」
      ◎米福音ルーテル教会がローラー牧師をトランスジェンダー初の監督に選出
      ◎ウォーレン牧師のサドルバック教会が南部バプ連の規定に反し女性牧師任命
 5月24日◎2021年の「テンプルトン賞」は霊長類学者ジェーン・グドール氏に
      ◎教皇、香港司教にイエズス会の周守仁神父を任命
 5月31日◎サグラダ・ファミリアがコロナ禍で収入減り26年の完成見込めず
 6月 7日◎カナダの先住民寄宿学校跡で215人の遺体=支援団体は「全国的な捜索」要求
      ◎教皇、教会法を改正、聖職者の児童性的虐待に処罰
      ◎イスラエル南部のヘロデ王時代の遺跡公開、大理石の柱や劇場も
 6月14日◎教皇、聖職者省長官に韓国・大田教区のユ・フンシク司教任命
      ◎ベルリン中心部で3宗教結ぶ「一つの家」起工式
 6月21日◎ドイツの名門少年合唱団が1000年以上の歴史で初めて女性団員受け入れ
      ※女性団員を受け入れるとは、混声合唱団になることか、それとも少女合唱団を始めることか。
 6月28日◎教皇、ルーテル世界連盟代表者らを迎え会見
 7月12日◎ナイジェリアで寄宿学校生徒140人拉致
      ※入寮を原則とするところは、今もある。多くが周辺との交流もなく、スキャンダルが起きても漏れるることはない。
      ◎韓国の国家情報院長が「教皇フランシスコの平壌訪問進めている」と突然明らかに
      ※バチカンに頼まれたということか。秘密にやっていたのに、突然明らかにする意図は?
      ◎英メソジスト教会が同性婚容認へ方向転換
      ※同性婚を認める教会が増えている。それなりの規模を維持している英メソジスト教会も同性婚容認に踏み切った。
 7月19日◎カナダで「墓標のない」墓地発覚は人種差別の深刻さ露呈と中国外交部
      ◎3100年前の土器片がイスラエルで出土、「士師記」関連の文字確認
      ◎カンヌ国際映画祭で浜口竜介監督新作に国際批評家連盟賞とエキュメニカル審査員賞
 7月26日◎教皇「お告げの祈り」の集いで「祖父母と若者たちの対話」の大切さ強調
      ※教皇が「祖父母と若者たちの対話」の大切さ強調したのは、維持すべきものとされてきた「家庭」が危うくなっている、と懸念したからと見られる。
 8月 2日◎バチカンの前代未聞の財政詐欺、枢機卿らに対する公判が開始
 8月 9日◎岩窟教会群などエチオピア世界遺産の地域を反政府勢力占拠
      ◎米、イラクに粘土版「ギルガメシュの夢」など返還へ
 8月16日◎ケニア聖公会、2人目の女性主教選出
 8月23日◎ハイチ地震=推定マグニチュード7・2、死者1400人超す
      ※ハイチでは犠牲者を多数出した前回地震マグニチュード7・0だった。
      ◎共産党100周年祝賀を要請される中国のカトリック者
      ◎スイスの同性婚反対派 「合法化は新たに不平等を生む」
      ※スイスの同性婚問題で反対派の声を公営放送が取り上げているところに注目。
 8月30日◎イスラエル軍に拘束されていたパレスチナ人キリスト者保釈
      ◎2800年前の地震の痕跡をエルサレムで発見
 9月 6日◎教皇、プラチド・コルテーゼ神父など3人を尊者に
      ※聖人を生み出す初めが尊者にすること。コルテーゼ神父と共に女性2人が尊者とされた。
      ◎キューバ=デモで逮捕の牧師に罰金、身柄釈放
      ※共産党1党支配の下にあって、キューバ人のしかもプロテスタントの牧師は、目の上のタン   コブだったか。罰金で済ませた裏は?
 9月13日◎教皇、武漢新司教に崔司祭指名
      ※東南アジア各国では華字紙も報じているが、肝心の中国メディアでは報じられていないようだ。
 9月20日◎バチカンがブラジルの宣教会『福音の使者』に寄宿学校閉鎖を指示
      ◎汝矣島純福音教会を創設した趙牧師死去
 9月27日◎教皇が冗談「私の死を望む人々もいた?」
      ※教皇フランシスコ(84)は、自身が結腸の手術を受けた後、枢機卿が自分の後任を選ぶ準備をし
ていたとして9月21日、「私の死を望む人々もいた」と冗談を言った。
      修道会イエズス会の機関誌ラ・チビルタ・カットリカによると、教皇はスロバキアの首都ブラチスラバを訪問していた12日、イエズス会の会合で出席者から体調を聞かれ、「まだ生きている。私の死を望む人々もいたようだが」と答えた。さらに、「教皇の病状が公表されている内容よりも深刻だと考えた高位聖職者が会議を開き、教皇選挙(コンクラーベ)の準備をしていたことも知っている」と述べた。
      ◎ギルガメシュ叙事詩の粘土板、米からイラクに戻る
      ※粘土板は、2001年に英国で発見された。米国の美術商が03年、ロンドン在住のヨルダン人から購入。米国に密輸し、偽の鑑定書を付けて07年に5万ドル(約550万円)で古美術商に売却した。14年に、ハンドメイド用品チェーン「ホビーロビー」のオーナーで、ワシントンに「聖書博物館」を創設したスティーブ・グリーン氏が、同博物館で展示するため、盗品だとは知らず167万ドル(約1億8400万円)で購入した。しかし17年に博物館の学芸員が鑑定書が正規のものでないと気付いた。
      ◎ソドムを滅ぼしたのは隕石? 国際研究チームの研究結果
10月 4日◎仏カトリック教会の児童虐待、司祭ら約3000人関与
10月11日◎世界代表司教会議=教皇が開会ミサ
      ◎「教育におけるグローバルコンパクト」テーマに諸宗教指導者の集い
      ※ユネスコの「世界教師デー」が記念された10月5日、「宗教と教育=教育におけるグローバルコンパクトを目指して」をテーマに、バチカン宮殿・クレメンスの間で開かれた諸宗教指導者の集い。教皇は挨拶で、「わたしたちがより兄弟愛に満ちた世界を望むならば、外見や、生まれた場所・住む場所などの違いを超えて、すべての人を認め、尊重し、愛するように、新しい世代を教育しなければならない」と強調した。
10月25日◎要求のまなければ人質殺害、とハイチで米国人ら誘拐のギャング団
      ※カリブ海の島国ハイチは、ギャング「400マオゾ」が大手を振っている。ハイチを訪れていた米国人16人とカナダ1人の宣教師の一団が誘拐され行方不明となった事件で、当局が宣教師の誘拐事件について沈黙を守る中、誘拐多発に抗議する市民のデモが各地で繰り広げられた。宣教師たちは米オハイオ州ミラーズバーグにあるキリスト教援助団体「クリスチャン・エイド・ミニストリーズ」に所属し、ハイチの児童養護施設を訪れていた。一行17人を誘拐したハイチのギャング団のリーダーが、要求したものを受け取れなければ人質を殺すと脅迫していることが10月21日に公開された映像で確認された。
      ◎米カトリック教会の聖職者が「ゲイ向け出会い系アプリ」利用
      ※米カトリック教会で複数の聖職者がゲイ向けの出会い系アプリ「グリンドル」を利用していたことが相次いで明らかになり、バチカンに動揺が走っている、とニュースサイト「ギガジン」が報じた。一連のスキャンダルの発端は、カトリック系ニュースブログ「ザ・ピラー」が2021年7月20日に、米司教協議会(USCCB)議長だったジェフリー・バリル氏がゲイバーに出入りしているとUSCCBに密告したこと。これを受けて、バリル氏は即日議長職を辞任した。
11月 1日◎米大統領、ローマの教会で聖体拝領受ける 米国内では異論も
      ※人工妊娠中絶の権利を擁護する姿勢を取っている大統領に、米カトリック教会内から反発の声が上がっていることを示した。
11月 8日◎仏司教協、児童虐待で教会の「責任」認める
      ※仏司教協議会が11月5日、カトリック教会で過去70年間に起きた数十万件の児童虐待について、教会側の「組織的責任」を認めた。1950~2020年にあった虐待を調査する独立委員会は10月5日、2500ページ近くに及ぶ報告書を公表し、21万6000人の未成年者に対する虐待があったと結論。数十年間にわたり「沈黙のベール」で隠蔽されてきた「大規模な現象」と表現した。
      ◎教皇、バチカン行政責任者に初の女性任命
      ◎教皇、12月2日から6日までキプロスとギリシャ訪問
11月15日◎フランス司教協、司祭の性的虐待報告受け教会統治の刷新図る
      ※司教協議会は11月8日、聖職者の性的虐待に関する詳細な報告書を受けて、教会の統治の刷新を約束し、秋季総会を終了した。虐待が「組織的」になるのを許した罪も認めた、とエリック・ド・ムーラン・ボーフォール司教協議会会長が述べた。
11月22日◎「米、ロシアを「信教の自由侵害」国に指定
11月29日◎タリバンが新「宗教上の指針」発表
12月 6日◎反ワクチン唱え続けたカナダのTV宣教師がコロナで死去
      ◎教皇、キプロスとギリシャを訪問
      ※教皇は、帰国報告で、キプロスを地中海の類まれなる真珠と形容しつつ、その美しい真珠は分断の壁によって苦しんでいる、と話した。彼が、ギリシャ系住民とトルコ系住民の対立により、1955年から継続しているキプロス紛争を念頭において語っている。キプロスでの家族的な温かさを持った出会いを述べ、具体的に、教皇は特にカトリック共同体とのミサ、またキプロス正教会のクリソストモス2世大主教との会見を思い起こされた。
12月13日◎教皇、ロシア訪問の用意示す=ギリシャ訪問の帰途の機中記者会見
      ※教皇フランシスコは、高齢にも関わらず多忙。というより、多忙であることを避けようともしないように見える。キプロスとギリシャ訪問の帰途の機中記者会見で、次はロシア訪問だ、と語っている。お膝元のバチカンでは、側近ともいうべき人たちの「謀反」が相次ぐ。フランス、ドイツやポーランドの教会は、信徒の教会離れに、打つ手がないように見える。引退して故郷アルゼンチンに帰りたいのではないか。
      ◎アラビア半島最大キリスト教会がバーレーンに誕生
12月20日◎教皇フランシスコ、85歳の誕生日迎える
      ※高齢の教皇がまるで「生き急ぐ」かのように1日を過ごしている。教皇は3月にイラク、9月にハンガリーとスロバキア、そして12月に入ってからはキプロスとギリシャを訪問している。これらの訪問で教皇は、カトリック共同体を励ますと共に、回勅「フラテッリ・トゥッティ」が示す兄弟愛の精神をもって、他のキリスト教教会や諸宗教との対話、移民や貧しい人々との出会いの機会を積極的に持った。
      ◎米国で「無宗教」増加、キリスト教減少続く
12月27日◎中国の学校でクリスマス禁止令 「西側の価値観」浸透を警戒か
      ◎サグラダ・ファミリア「聖母マリアの塔」完成、先端の星に点灯
      ※スペイン・バルセロナで建設中のサグラダ・ファミリア(聖家族)教会で2番目に高い「聖母マリアの塔」が完成、12月8日、塔の先端に設置された重さ5・5トンの星の飾りが塔とともにライトアップされた。

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