05 書評の最近のブログ記事

 世界人口の四分の一近くを占め、現代世界に多大な影響を与えるイスラムに知的好奇心を抱いている人は多い。しかし、イスラムから積極的に学び、それを我々の生き方を見直す糧としている人はどれくらいいるだろうか。本書は、我々がよりよく生きるための知恵の宝庫としてイスラムを紹介する実践の書である。イスラムの「  ・・・続きを読む
■ PDFファイル(197KB) 本書は、その副題が示しているように、科学の進歩がもたらす倫理的課題について語っている。著者のアクセル・カーンはヨーロッパを代表する遺伝学者であり、それゆえ、本書で扱われている科学は、生命科学が中心となっているが、その射程範囲はかなり広い。安楽死、出生前診断、人工妊  ・・・続きを読む
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 本書は、二〇〇四年一月に開催された「京都フォーラム」主催による第五二回公共哲学京都フォーラム「唯一神教と自・他論」で発表された内容に基づき、編集されたものである。そのことは「凡例」に記されているが、そもそも「京都フォーラム」や、それが目指している「公共哲学」についてなじみのない一般読者にとっては、  ・・・続きを読む
一.はじめに 本書は、著者の個人的回顧を交えながら、宗教間対話をめぐる議論の変遷を考察したものである。宗教間対話に関連する文献はすでに膨大な数にのぼり、この分野にはじめて立ち入ろうとする者にとっては、全体像をつかむことは容易ではない。その点、本書は著者が出会い、影響を受けた数々の書物を、その時々の率  ・・・続きを読む
 本書は、九・一一テロ事件をきっかけに浮き彫りにされてきた現代世界の問題に迫ろうとしている。多彩な執筆者の論評は、それぞれの専門性を発揮しながらも、わかりやすくコンパクトにまとめられている。編者によれば、九・一一以降の時代状況を読み解く鍵は「文明の衝突」「宗教・民族対立」「地域紛争」にある。こうした  ・・・続きを読む
 本書は、富岡氏と金子氏による二つの対談(二〇〇〇年と二〇〇二年)がベースになっている。対談のテーマは、富岡氏が専門とする神学者カール・バルトや、金子氏が専門とするアルベルト・シュヴァイツァーをめぐる論議をはじめとし、キリスト教や天理教の教理的特徴や宗教組織のあり方、戦争と平和、文学に至るまで非常に  ・・・続きを読む
 西欧、特に米国では、自然科学と宗教の関係を扱う領域が、キリスト教神学の中ですでに一定の位置づけを与えられている。本書の著者イーアン・バーバーは、そうした取り組みに長くかかわり、またその分野の第一人者と見なされている人物である。シカゴ大学で物理学の博士学位を取得し、カラマズー大学で物理学の教授として  ・・・続きを読む
 わたしたちは日頃、どのような思いで聖書を読んでいるだろうか。正典としての聖書を読むことは信仰者の当然の務めであるとも言える。しかし、わたしたちの信仰を生き生きとしたものにし、また、与えられた生を新たな視点で見直すためには、もっと積極的な動機づけが必要だろう。本書の著者である絹川久子氏にとって、聖書  ・・・続きを読む

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