講義概要・シラバス

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建学の精神とキリスト教-53「新島襄・同志社・キリスト教の基礎」

<Notice>

・出席票は、10分以上の遅刻者に対しては配布しません。ただし、遅刻した特別な理由(列車の遅延など)がある場合には配慮しますので、申し出てください。また、出席票は必ず一人一枚ずつ提出してください。複数枚まとめての提出は本人確認ができませんので不可です。2講時に新町キャンパスで授業がある方も、友人に出席票を預けず、ご自分で提出してください。代理提出は原則的に認められません。

・履修者の印刷の便のため、遅くとも月曜日の午前中には次回の授業の資料(PDF)がアップされているようにします。なお、大学で見る場合、古いキャッシュが残っていて、ブラウザーに新しくアップされたファイルが表示されないことがあります。必ず、リロード(再読み込み)するようにしてください。

・就職活動中の方のやむを得ない欠席を配慮しますが、その際には、事前の申し出を原則とします。

 

<概要>

 同志社大学は日本におけるキリスト教主義大学の代表であるばかりでなく、全国の数ある大学のなかでもっとも歴史のある大学のひとつです。1875年に新島襄が多数の協力者のサポートを受けて「同志社英学校」(男子校)を創立して以来、日本の近代史の中に大勢の有為な人材を送り出してきました。この科目では、同志社がどういう経緯で、どういう人たちにより、また何を目的として創立されたかを学びます。同志社大学に入学したばかりの一回生にせよ、あるいはすでに大学生活を送っている上回生にせよ、同志社大学で学ぶ以上、自らの大学の歴史と独自性を最低限度知っておく事は、以後の生活に貴重な指針を与えてくれるはずです。

 授業のテーマは、大きく分けてふたつです。まず前半は、新島を始めとする創立に関わった人たちの動向と思想を取り上げます。とりわけ新島の教育・宗教思想を軸とする「建学の精神」を取り上げます。後半は、「建学の精神」のもうひとつの基盤であるキリスト教を取り上げます。

 なお、この科目は同志社やキリスト教について初歩的な事項から講義する「基礎科目」ですから、すでにこの分野である程度の知識のある学内高等学校(同志社、同志社香里、同志社女子、同志社国際)や新島学園高等学校の出身者で受講を希望する者は、同志社科目のうち「展開科目」の方を登録してください。

 

<到達目標>

 学生が、新島襄の生涯や同志社の歴史について理解し、あわせて、建学の精神の柱であるキリスト教の基礎を理解することを目標とします。

 

<授業計画>

1 (04/12) 導入 Kengaku01.pdf

2 (04/19) 建学の精神(1):新島襄の略歴(1) Kengaku02_03.pdf

3 (04/26) 休講(海外出張のため)

4 (05/10) 建学の精神(2):新島襄の略歴(2)

5 (05/17) 建学の精神(3):同志社の開校 Kengaku04.pdf

6 (05/24) 建学の精神(4):熊本バンド Kengaku05.pdf

7 (05/31) 建学の精神(5):アメリカンボード Kengaku06.pdf

8 (06/07) 建学の精神(6):新島襄の教育思想と建学の精神 Kengaku07.pdf

9 (06/14) 建学の精神(7):新島襄の宗教思想と建学の精神 Kengaku08.pdf

10 (06/21) キリスト教の基礎(1):運命を切り開く力──脱出と解放の系譜 Kengaku09.pdf

11 (06/28) キリスト教の基礎(2):愛とは何か Kengaku10.pdf

12 (07/05) キリスト教の基礎(3):キリスト教の歴史的展開 Kengaku11.pdf

13 (07/12) キリスト教の基礎(4):キリスト教と文化──美術を中心にして Kengaku12.pdf

14 (07/19) キリスト教の基礎(5):21世紀における宗教の役割と同志社の展望 Kengaku13.pdf

15 (07/26) 総括

 

<成績評価基準>

平常点(出席) 30%

10分以上の遅刻は出席としませんのでご注意ください。交通遅延等、不可避の事情があった場合には証明書を出していただければ考慮いたします。

期末試験 70%

授業で扱った内容の内、基本的な項目を出題します。

 

<参考文献>

本井康博 『新島襄と建学精神-「同志社科目」テキスト-』 (同志社大学、2008)

 

<参照URL>

小原克博 On-Line

  授業用資料は、このサイトの「Education」→「講義概要・シラバス」→「建学の精神とキリスト教-53」にアップします。

YouTube建学の精神とキリスト教」

  復習用に利用すると効果的です。

チャペル・アワー

  誰でも参加できます。

早稲田大学との学生交流

  同志社と歴史的に関係の深い早稲田大学との国内留学について。

日本宗教「日本文化の中の宗教──古代からグローバル時代に至る宗教のポリティクス」(2013年度春学期)

宗教学6 (戦争・正義・平和-宗教多元社会の中で-) (2013年度秋学期)

[Youtube] 講演「「ダ・ヴィンチ・コード」を読み解く 」(2006年)

「『ダ・ヴィンチ・コード』ベストセラーの背景――なぜ本作がこうも論議を呼んだのか」、『kinezo#2』(キネマ旬報 臨時増刊)、2006年6月



<備考>

E-mail: kkohara@mail.doshisha.ac.jp