KOHARA BLOG

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21世紀の智と実践を考えるフォーラム

040904
森本公誠氏(東大寺別当・華厳宗管長)

 今日は、奈良で「21世紀の智と実践を考えるフォーラム」に参加してきました。これは、昨年ダライ・ラマを迎えたときに結成されたもので、わたしも発起人兼世話役としてかかわっています。ほとんどの人が仏教関係者なのですが、なぜか、わたしがかかわっています。
 来年4月にダライ・ラマが来日するそうなのですが、そのときに、チベット仏教と日本仏教の交流ができないか、という要請をダライラマ・オフィスから受けています。今後、検討して対応することになります。

 さて、フォーラムでは今回が一般向けの第一回目の講演会を行いました。3名の方が講演し、わたしは質問者として登壇しました。
 上の写真は、東大寺の森本上人。イスラム研究者でありながら、東大寺の僧侶でもあるということで、よく新聞などにも登場する方です。
 今後、このフォーラムがどういう役割を担っていくのかは、よくわかりませんが、多数の仏教者の中に混じって、少しでも仏教関係者が現代の問題に取り組んでいく手伝いをしていきたいと思っています。

 講演会終了後、夕食を共にし、森本上人とイスラームとキリスト教の歴史的・思想的接点について、長く話し込みました。森本上人は初期ギリシア教父などの思想にも注目しており、なかなか、幅の広い知見の持ち主であると思いました。
 イスラームとキリスト教と仏教の関係を考えるのは、なかなか刺激的です。

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