KOHARA BLOG

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仏教における環境倫理

 本日、スェーデンのルント大学から、Anders Mellin氏が同志社大学神学部の客員研究員として来日しました。わたしは、一応、彼の日本での指導教授ということになっています。
 研究の指導はあまり自信がないので、生協食堂で、どうやって天丼を注文するのか、という指導をしました。(^_^;)
 ともあれ、基本的な説明をしたので、これから徐々に日本食や日本の生活に慣れていって欲しいと願っています。

 彼の研究テーマは、キリスト教と仏教における環境倫理です。スェーデンはヨーロッパでは環境大国の一つに数えられているだけあって、環境問題に関心を寄せる研究者は多いそうです。彼の口から、"ecological theology"という言葉が、ごく自然に繰り返し出てきたのも、そうした実情を物語っているように思いました。

 キリスト教の分野では、わたしも比較的、環境問題については押さえてきているつもりですが、仏教の方は、おおざっぱなことしか、わかりません。これまで、宗教倫理学会の研究会などで、仏教の自然観についても、ずいぶん学ぶ機会は多かったのですが、まだこれからです。

 読者のみなさんの中で、キリスト教の立場であれ、仏教の立場であれ、環境問題に関心のある方、あるいは、そういう方をご存じの方は、ぜひお声かけください。Mellin氏に紹介したいと思いますので。

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