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若者の無関心について

 昨日の加藤周一氏の話の続きを一つ。
 高尾さんがコメントで触れてくださっていましたが、加藤氏は、なぜ今の若者が社会に対し関心を持たないのか、についてパネリストの先生方に問いを投げかけていました。特に、加藤氏が深く関わっている「九条の会」は、発起人の平均年齢が70歳を越えていたらしく、老人会のようなものだと茶化しながら説明されていました。
 憲法九条を守る、という平和運動に現代の若者はほとんど関心を向けないことを、安保闘争などで若者が中心となった70年代と比較されていました。加藤氏らが老体にむち打ちながら運動を続けているにもかかわらず、多くの若者は気にとめることすらないわけですから、お嘆きになる気持ちはわかります。これは確かに重要な問題です。
 それゆえ、加藤氏が京都・宗教系大学院連合に期待したのは、年寄りと若者をつなげるような活動を展開してほしいということでした。一般社会では、世代間の断絶は明らかですから、もしこのギャップを何らかの形で埋めることができるとすれば、それは宗教的視点の有用性を示すことにもなるでしょう。
 これは、加藤氏から我々に託された課題として、今後、教育や研究の具体的な場で受けとめていきたいと思っています。

 昨日の設立記念シンポジウムのページを作成しました。写真はクリックすると拡大します。

■京都・宗教系大学院連合 設立記念シンポジウム
http://www.kgurs.jp/symposium.html

■『京都新聞』1月7日、掲載記事
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006010700147&genre=G1&area=K10

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