KOHARA BLOG

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「キネマ旬報」臨時増刊号

 数日前に「キネマ旬報」「ダ・ヴィンチ・コード」を特集した臨時増刊号を出しました。
 その第2章「解明」のところに、私が寄稿した文章がのっています。
 さすがに映画の専門雑誌だけあって、映画としての作品分析や解説はなかなかのものです。用語解説も充実しており、勉強になります。(^_^;)
 「暗号解読」という袋とじ部分もあり、かなりわくわくしながら、はさみでチョキチョキしたのですが、驚愕の秘密が明かされる、というほどのものではありませんでした。しかし、いくつも「なるほど!」と感じた箇所はありました。
 一番感心したのは、小説と映画の違いについて。映画を見ながら、いくつかの違いについては私も気づきましたが、この臨時増刊号では、見過ごしがちな細部にまで解説を加えてくれています。
 実際、小説の内容もかなり忘れていますから、こういった指摘はありがたく、また関心をそそられました。ダン・ブラウンは映画作成にも関わっていますから、小説からの変更箇所はダン・ブラウン自身のこだわりポイントや新解釈があらわれているということになります。

 「ダ・ヴィンチ・コード」解説本は多数出版されていますが、映画を踏まえてのものとなると、この「キネマ旬報」臨時増刊号をおすすめしたいと思います。映画館のパンフレットを買うくらいなら、こちらを買った方がよいと思います。ちなみに、お値段は1000円。

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