小原On-Line

京都仏教会の研究会

 今日は、相国寺で行われた京都仏教会の研究会に参加しました。
 今回は、平野武教授(龍谷大学法学部)による「国家の憲法と宗教団体の憲法――本願寺派寺宝・宗制・宗法を素材に」という発表でした。
 本願寺の法的制度の戦前・戦後の変化は興味深く、時代に対応した、仏教の中ではかなり先進的なものであったように思います。
 しかし、そのような本願寺も、他の仏教教団同様、戦時下には積極的に戦争協力へと傾斜していったことが語られ、昭和のファシズムにあらがうことがいかに難しかったかを再認識させられました。
 法主(現在の門主)が明治神宮・靖国神社に参拝し(1936年)、本願寺の伝統であった「神祗不拝」(神を拝まない)の原則を放棄したり、戦時教学のもと『教行信証』の不読箇所を決定したり、と時代のうねりの中で、信心の根本的な部分までもが変更を余儀なくされたことを学ぶことができました。
 時代に迎合した、と言ってしまえばそれまでですが、宗教と国家の関係を考える、様々な素材が歴史の中に山積していることを痛感させられました。

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このページは、小原克博が2007年2月25日 23:55に書いたブログ記事です。

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