KOHARA BLOG

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偶然の出会い

 アメリカ宗教学会には1万人以上の出席者が来ており、会場も数え切れないほどあり、分散しているので、知り合いに偶然で会うということは、確率論的には非常に低いはずなのですが、奇跡的といってもよい形で、ばったりと旧知の方とお会いすることがあります。

 今日は、マーク・マリンズ先生(上智大学)や大林浩先生(米・ラトガース大学)ご夫妻に、ばったりと出会いました。偶然の出会いにお互い驚き、喜びつつ、話がはずみました。

 今日は、午前中に環境問題のセッションに出て、アメリカでこの分野の指導的人物であるMary Evelyn Tucker 先生(イェール大学)に3年ぶりくらいに会いました。アメリカの宗教界では、温暖化対策が大きな課題として認識されるつつあることを感じることができまし た。

 午後は、Religion, Politics and the State というセッションに参加しました。リベラル派、宗教右派、福音派、進歩的福音派(progressive Evangelicals)の 政治参加の違いや、その変化について話が及びました。Jim WallisやRon Siderなど進歩的福音派は、貧困などの社会問題にも積極的に関心を示し、福音派の主流派とはかなり異なった政治的スタンスをとります。このあたりの興 味深い多様性は、日本ではほとんど知られていない部分でしょう。

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