KOHARA BLOG

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北京の教会

080316_1.JPG 316日(日)午前中、北京基督教会崇文門堂の礼拝に出席しました。

 一度に人が入りきらないため、午前中に2回礼拝が行われています。私たちが到着したときには、礼拝堂に入ろうとする人たちの長蛇の列がありました。門をくぐると、教会の庭にも、礼拝堂に入りきれない人たちが、いすを並べて、礼拝堂内の映像を見ながら礼拝をしていました。

 中国では教会に人があふれていると聞いていましたが、実際に見て、その事実を驚きをもって体感することができました。

080316_2.JPG 北京にはかつて62もの教会があったのですが、文化大革命の際に、その多くが破壊されました。崇文門教会は幸い壊されずに保護された教会の一つです。1980年代になって、教会の活動が徐々に許されるようになってから、北京では12の教会が存在しています。

 崇文門教会はその中でも大きなものの一つで、クリントン前米国大統領が中国を訪問した際に礼拝出席したのも、この教会だそうです。

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 中国には公認教会としての中国基督教(プロテスタント)・天主教(カトリック)と非公認の家の教会があります。この教会は、言うまでもなく公認教会です。公認教会は国家の方針に従った運営をしていますが、その範囲ではかなりの自由を与えられています。しかし、今だに聖書を一般の書店で売ることは禁じられていますし、教会以外の場所での宗教活動も禁じられています。

 聖書は教会で買うことができます。礼拝後、キリスト教関係の本が陳列され、それを買うために、また列ができていたのが印象的でした。

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