KOHARA BLOG

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シカゴのルーシーちゃん

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 恐竜ばかりが骨をさらされているのは不公平なので、ヒト科(hoiminid)にも登場してもらいたいと思います。
 なんとシカゴのField Museumには、有名人ルーシーがいます。ルーシーは300万年前のヒトです。
 このように書くと、おそらくアメリカの創造論者(creationist)を怒らせることになりますが、この博物館では、はっきりと進化論を前面に打ち出し、その中にヒトも位置づけています。

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 左の写真がルーシーです。およそ300万年前にアフリカの地で生きた彼女が、まさかシカゴに連れられてきて、人目にさらされることになるとは夢にも思わなかったことでしょう。

 こちらで今日(10月31日)は、朝から Religion & Media Workshop に参加しました。けっこう有名な方々がパネリストで出ていたのは、よかったのですが、内容的には、ほとんど知っていることばかりで、あまり刺激がありませんでした。もうちょっと突っ込んだ分析が聞けると思ったのですが。
 選挙結果が出てからであれば、出口調査に基づいた分析ができるのですが、直前のこの時期では、なかなか思い切ったことが言えないという難しさもあります。
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 小グループでのディスカッションもあって、それは楽しむことができました。しかし、アメリカ人は、自分たちが外部世界からどのように見られているのかの分析力が弱いのではないかとたびたび感じ、実際、そのような苦言も呈しました。

 シカゴの紹介が、骨ばかりでは申し訳ありませんので、右の写真をつけておきます。これは Field Museumの正面から町の中心地を撮影したものです。摩天楼がそびえ立ち、その右側にミシガン湖が見えます。ミシガン湖沿いに町の中心まで散歩していきました。人工物と自然との調和がとれた、よい町です。


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