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古屋安雄先生による特別公開講義

20090528.jpg 5月28日、私の大学院のクラスに古屋安雄先生(聖学院大学教授、元・国際基督教大学教授)をお招きし、特別公開講義として話をしていただきました。
 この大学院の講義クラスは、今学期、contextual theology(文脈化の神学)などを扱っているのですが、その関係で古屋先生には「日本の神学(Theology of Japan)」というテーマで話してもらいました。

 日本化された神学(Japanized Theology)でもなく、日本的な神学(Japanese Theology)でもなく、日本の神学(Theology of Japan)であることの意味は、日本そのものを批判的に神学の対象とするということです。
 日本人神学者で contextual theology に貢献した人物として、小山晃佑(Water Buffalo Theology)、竹中正夫(God is Rice)を紹介しながら、世界的に有名な人が日本では、あまり評価されていない矛盾についても指摘していました。
 内容は多岐にわたっていましたので、今後の授業の中で、それらを咀嚼していく必要がありそうです。

 古屋先生は82歳なのですが、お年を感じさせないほどに、耳はよく聞こえ、足取りも軽やかです。今回、古屋先生を同志社にお招きして驚いたのは、何と62年ぶりの再訪であったということでした。古屋先生自身も感無量だと言っておられました。
 62年前というと、終戦後すぐの時代です。ある意味、古屋先生は、私などよりはるかによく同志社の歴史や関係の人物について知っておられます。歴史の裏話やエピソードをたくさん聞くことができました。

 古屋先生と私とは学問的なルーツや背景はかなり異なるのですが、関心が非常に近いため、よく話す機会があり、今や年齢の差を超えて、気心の知れた関係となっています。言いたいことをずばずば言って、好奇心旺盛なところが、古屋先生の若々しさの秘密かもしれません。

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