現在、日本の書店で販売中の『大法輪』11月号が「知っておきたい世界の宗教」という特集を組んでいます。その内のキリスト教の部分を私が執筆しています。
実物を手にしていないので、他の部分がどのような内容になっているのか、まったくわかりませんが、目次を見る限り、網羅的に世界の諸宗教を取り上げているようです。
コンパクトに世界の諸宗教について学ぶことのできる特集だと思いますので、関心ある方には購入をお勧めします。『大法輪』は仏教系では最大の発行部数の月刊誌です。
私が執筆した部分(全体では7000字程度)の一部抜粋を下記ページより読むことができます。
・e-hon (「立ち読み」をクリック)

小原先生
『大法輪』11月号、入手しましてまだ最初の方を読んでいるところですが、大変興味深い内容です。キリスト教以外の世界の宗教・信仰にも興味を持っており、世界の宗教を概観できる入門書はないものか、と探しておりました。程よい長さで、それぞれの宗教伝統の心が分かりやすく書かれており、友人にも勧めてみようと思います。同じく大学非常勤講師で、新渡戸稲造の『武士道』を外書購読の授業で読んでいる人がおり、二人共素人ながらも仏教や日本のキリスト教について、あれこれ談義しております。
アメリカ西海岸では、宗教間対話、interfaith dialogueはきっと盛んなことと思います。私がサンフランシスコで通っていたルター教会の牧師さんもこのような交流に熱心で、イスラム教徒のラマダン後の晩餐会や、その他のinterfaithの集いに、信徒をよく誘ってくれました。他宗教の人と話しをすると、自分のそれまでの価値体系(キリスト教至上主義)が転覆される、恐い一面がありますが、と同時に自分の信仰的アイデンティティをはっきり認識し、尊ぶことにもなります。日本でも無宗教の人、仏教の人等、隣人の信仰は多様なわけですから、少しでも他の信仰の知識を持っておく必要があると思われます。特に日本でキリスト教は少数派ですから。神社・仏閣の多さ、またこれらの宗教が日本の歴史や言語文化、生活習慣に及ぼした影響を考えると、キリスト教徒でも、仏教や神道の知識は、円滑に人とコミュニケーションをとる中で、とても必要なのでは、と最近考えております。
whitewhaleさま
『大法輪』11月号が読み応えがありそうとのこと、よかったです。私は実物を手にしていないので、自分の箇所以外の内容はまったくわかりませんが、目次を見る限りは、なかなかおもしろそうだと感じました。
少数派の日本人クリスチャンにとっては、やはり他の宗教、とりわけ、日本の宗教について学ぶことは大切だと思います。自分たちが置かれているコンテキストを知ることによって、テキスト(聖書)の理解の仕方や伝え方も自ずと変わってくるでしょう。
仏教とキリスト教の対話は比較的長い歴史と蓄積を持っていますが、それらの多くは専門家同士の非常に高度な、雲の上でなされているような議論であったと思います。他の宗教を学ぶことが、率直におもしろく、また、自分自身の力にフィードバックされるということを、足元から感じ取れるような枠組みを、今後、考えていく必要があるだろうと考えています。