小原On-Line

US and Japanese Policy Towards Changing Middle East

 6月25日、同志社大学アメリカ研究所の研究プロジェクトの一つ "US Policy in the Middle East and Its Impact on Middle East-Japan Relationship"(研究代表者:サミール先生)に参加しました。サミール先生に誘われて、はじめての出席だったのですが、到着してプログラムを見ると、Chair personのところに私の名前が・・・ 参加者の一人として議論に参加するつもりだったのですが、結局、最初から最後まで前の席に座っていることになりました(写真を一枚も撮ることができませんでした)。
 今回のテーマは "US and Japanese Policy Towards Changing Middle East" ということでスピーカーは、同志社の中西先生(グローバル・スタディーズ研究科)、カイロ大学の Mohammad Selim 先生、コネチカット州立大学の Norton Mezvinsky 先生の三人でした。
 中西先生は、アラブの春がアメリカとイランの外交関係にどのような影響を及ぼすかを、最近、中東を歴訪した体験に基づきながら話してくれました。
 Selim 先生はエジプトの情勢を非常に詳しく話してくれました。論点は多岐にわたるのですが、民主化は絶対に外発的には起こらないこと(アメリカがいくら介入しても意味がない。かえって邪魔をしている)。民主化の行方として、トルコの世俗主義などがモデルとして指摘される場合があるが、アラブ世界にはそもそも世俗主義は存在しないこと。むしろ問題は、シャリーア(イスラム法)をどのように(どの程度)適用させるかという点にあるといった指摘は興味深いものでした。
 Mezvinsky 先生は、アメリカが人道的介入をとなえて、リビアに介入しているが、アメリカの大義はまったく一貫性がないことを、バーレーンやシリアの例をあげて痛烈に批判していました。
 30分ずつのスピーチのあと、臼杵 陽先生(日本女子大学)、塩尻和子先生(東京国際大学)、中村覚先生(神戸大学)によるコメントを受け、ディスカッションに入りました。
 全体として活発な議論が交わされ、楽しめたのですが、司会は時間配分などを絶えず気にしなければならないので、疲れます。研究会続きですが、来週もいろいろあるので、しばらくは辛抱強く、がんばるしかなさそうです。

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このページは、小原克博が2011年6月25日 23:11に書いたブログ記事です。

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