KOHARA BLOG

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CISMOR国際シンポジウム(2/18)

20120221.jpg 先日お知らせしましたように、2月18日(土)、京都国際会館を会場として、CISMOR主催の国際シンポジウムを開催しました。
 前日から、この冬一番の大雪となり、私自身、会場までたどり着くまで、かなり苦労しました。来場者の出足が心配だったのですが、250名もの方々が参加してくださいました。
 最初に八田学長から挨拶してもらい、私が趣旨説明をしたあと、4名のゲストの方々に講演をしてもらいました。それぞれ、本格的な話を展開されたので、この種の話に慣れない人には難しかったかもしれませんが、そこを何とか補おうと、パネル・ディスカッションでは、ポイントを再度まとめ直しました。
 共生、寛容、価値、正義といった様々な角度から(宗教間)対話の重要性が提起されていましたので、それを再確認しつつ、現実にあるマジョリティとマイノリティとの間の非対称な対話において何を気をつけるべきかという質問を投げかけました。マイノリティを脅威として見てはならない。マイノリティを通じて、自らのマイナス面を知ることができる。自らを学ぶためのチャンスとしてマイノリティに耳を傾けることが大切である、といった点が共有されました。
 この国際シンポジウムの前後に、午前・午後と二回にわたり、若手研究者の発表を中心としたクローズドな研究会を行いました。それぞれの発表に対し、ゲストの先生方が実に的確なコメントをくださり、非常に良い研究交流の場を持つことができました。
 今後、今回ゲストを招いたハートフォード・セミナリー(米国)、レオ・べック・カレッジ(英国)、ヘブライ大学(イスラエル)、マレーシア国際イスラーム大学の四つの海外研究機関と国際共同研究を展開していくことになります。

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