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K-GURS 大学院生発表会

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 7月21日(土)、佛教大学で京都・宗教系大学院連合(K-GURS)の院生発表会が行われました。
 以下のような内容で発表がなされ、その後、サンドイッチを食べながら、質疑応答がなされました。

山本春奈(大谷大学大学院 文学研究科後期課程1回生)
 「起請文にみる戦国大名の統合論理」
梅原豪一(高野山大学大学院 文学研究科後期課程1回生)
 「霊宝館設立を中心とする高野山文化財保存史の研究」
村上泰教(随心院小野講伝所研究員)
 「実賢造作の如意宝珠」
山下壮起(同志社大学大学院 神学研究科後期課程4回生)
 「ヒップホップの宗教的機能──世俗的霊歌としてのヒップホップ」
オズヴァルド・メルクーリ(花園大学大学院 文学研究科後期課程3回生)
 「夢窓疎石と宗峰妙超の方便思想の比較」
山口唯(佛教大学大学院 文学研究科後期課程1回生)
 「智光曼荼羅考-軸装本を中心に-」
長宗博之(龍谷大学大学院 文学研究科後期課程1 回生)
 「曇鸞教学における空思想の研究──特に僧肇の二諦論理の受容と展開」

 それぞれの専門性を超えて、あるいは、専門の殻に中に閉じこもらないようにという目的をかかげて、K-GURS加盟校の大学院生の交流会を過去4年にわたり実施してきました。毎年、改善を加えてきた結果、かなり満足いくものに近づいてきていると思います。
 同志社以外はすべて仏教系の大学院ですが、同じ仏教系でも、専門が異なると、互いに理解し合うことは、きわめて困難となります。専門以外の人にもわかる言葉で話すことができるかどうかが、この場では試されることになります。
 発表者にとっては、自分が所属している大学院の指導教授とは異なる学問領域からコメントや質問をもらうことができる、かなり貴重な場となります。実際、今日も刺激的なやり取りを聞くことができました。

 宗教研究は、ややもすると、たこつぼ的な営みになってしまいかねません。その意味では、K-GURSが続けている教育・研究上の共同作業は、長い目で見れば、重要な役割を果たしていくと思います。

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