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教皇ベネディクト16世が2月末に引退へ

 世界キリスト教情報の下記最新記事にもあるように「教皇ベネディクト16世が2月末に引退へ」との報道が世界中で話題になっています。 

 
 この決断はきわめて賢明なものであり、今後の教皇に対してもよい前例を与えることになります。死ぬまで教皇職にとどまるべき、というのでは気の毒過ぎます。
 新教皇を選出するための「コンクラーベ」が近々なされますが、私の勝手な注文を三つあげれば、次のようになります。
 
  1. できるだけ若い人を。活力に満ちた人でなければ、今の混迷を乗り切ることはできません。
  2. 改革の気概をもった人を。神学的に保守的な人でもかまいませんが(おそらくそうなるでしょう)、現状を安易に容認しない強さを持った人が必要です。
  3. 第三世界(非西洋圏)から初めての教皇を。新教皇の候補者となる枢機卿は全世界にいます。しかもカトリックの中心はもはやヨーロッパではありません。新しい視点を持ち込むことのできる人が、結果的によい活力源となります。
 
 ローマ教皇は世界に対して影響力を持ちます。この時代にふさわしい人物が選出されることを願わざるを得ません。

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