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GRMレクチャーシリーズ「トルコとエジプトの民主化の比較」

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 いったん授業が始まり、さらに各種の用事が詰まってくると、目が回るほどの忙しさです。
 そのような中、仕事の合間を縫って、9月27日、GRMレクチャーシリーズとして行われた「トルコとエジプトの民主化の比較」、部分参加しました。

 Taha Özhan(ターハ・オズハン)トルコ・政治経済社会研究財団(SETA)理事長が、このテーマの元にこの二年のエジプトの様子を振り返りながら、分析を加えられました。その他、トルコから専門家が二人加わっていました。
 議論は多岐にわたりましたが、私が質問したのは「世俗派」「リベラル」といった言葉の概念定義と、政教分離に関する問題でした。世俗主義をかかげてなされた中東の革命で、民主化に成功したものは一つもない、トルコもその一例である、という発言は示唆的でした。かといって、宗教勢力が民主化に成功しているわけでもないので、模索は続きます。
 会場は、烏丸キャンパスにある志高館の会議室でした。前日、同じ場所で、緒方貞子さん(元・国連難民高等弁務官)と昼食を共にしました。かなりのお年なのですが、信じがたいほどに耳もよく聞こえ、言葉もはきはきとしていました。もちろん、その内容が世界の現状を見据えたものであったことは言うまでもありません。日本が誇る偉人の一人であることを再確認できました。

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