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北東アジア平和共存フォーラム in 翰林大学校(春川)

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 私が想像していたより、はるかに規模の大きなフォーラムでした。
 韓国の国会議員や知事、近隣の大学の学長なども多数、開会式に参加し、挨拶をしておられました。
 日本からの研究者は私の他、小森陽一氏(東京大学教授)、五十嵐敬喜氏(法政大学教授)が参加していました。「憲法9条にノーベル平和賞を」の運動に関わっておられる方々も参加し、現状を紹介されていました。中国、韓国からも、北アジアを中心とする国際関係、地域研究、国際法の専門家が多数参加しておられました。
 今回のテーマは北東アジアにおける平和共存を大枠のテーマとしながら、憲法9条が平和共存にいかに重要かということが、各国の立場から論じられました。このような話は日本ではあまり聞く機会がないので、非常に新鮮に感じられました。安倍談話に対するガッカリ感もたびたび言及されていました。
 今回の安保関連法案の動きに対して、隣国が大きな関心を向けている(不安を持っている)ことを、ひしひしと感じることができました。
 北朝鮮も話題の一つでした。今ちょうど国境線をまたいで緊張が極度に高まっており、こちらに来てから「韓国は今も戦時下で、日本と同じような感覚で平和について語ることはできない」と聞いていたことを、すぐさま確認することになりました。
 当初計画では、明日、DMZ(非武装中立地帯)に行く予定だったのですが、今回の事件のおかげで、国境線をまたいだ緊張が極度に高まり、DMZへの接近禁止の通達が出ました。
 憲法9条の北東アジアにおける理解、位置づけについて学べたのは収穫でしたが、もう一つの収穫は、日本との関係に関心を持っておられる韓国の方々と交流できたことでした。ソウルからは放送大学などで日本のことを学んでおられる女性の方々が多数駆けつけてくれました。フォーラムの中でもたくさん会話ができましたが、終わった後の夕食の席は大いに盛り上がりました。こういう民間レベルの交流は本当に大事だと思います。
 尹載善先生の教会に立ち寄ることができたのも、よかったです。韓国の教会の現状についても意見交換することができました。

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