「宗教大国アメリカの現在」(『京都新聞』2010年8月20日、夕刊)を追加しました。アメリカの宗教事情を概観しながら、目下、議論の続いているグラウンドゼロ近くのモスク建設計画について言及しました。
この記事で、アメリカ滞在が終わり、帰国したことを簡単ながら報告しています。その意味では、アメリカ生活の締めくくりの記事であるとも言えます。
9月18日(土)に予定されている市民公開講座「暴力の起源とその解決法」の案内をいたします。三名の講演者の一人に私が入っています。
詳しくは、下記ページをご覧ください。
以下に概略をつけておきます。
右のようなポスターも用意されています(実物は両面あり)。PDFファイルをつけておきますので、自由にご利用ください。かなりおもしろそうな企画ですので、都合のつく方は、ぜひお越しください。
■ ポスター PDF ファイル(両面) 20100918.pdf
日時:2010年9月18日(土) 13:30-17:30
場所:京都大学 百周年時計台記念館 百周年記念ホール
主催:日本霊長類学会、第23回国際霊長類学会運営委員会、日本学術会議
後援:京都大学、京都府教育委員会、京都市教育委員会
13:30-13:40 挨拶 江崎信芳(京都大学副学長)
13:40-14:00 趣旨説明 山極寿一(国際霊長類学会会長)
14:00-15:00 基調講演「チンパンジーと人間の戦争の起源」
Richard Wrangham(Harvard大学教授)
15:20-15:50 講演「狩猟採集民社会と暴力」
市川光雄(京都大学名誉教授)
15:50-16:20 講演「宗教と暴力」
小原克博(同志社大学教授)
16:30-17:30 総合討論
梶田真章(法然院貫主)
黒田末寿(滋賀県立大学教授)
小長谷有紀(国立民族学博物館教授)
長谷川寿一(東京大学教授)
入場無料
同時通訳あり(先着300名分のレシーバーを用意)
事前の申し込みは不要です
神戸女学院は、日本基督教学会の会場となることも多く、私自身、何度も訪ねたことがあるのですが、通常、会場となる建物の周辺をうろうろする程度です。
今日は、院長じきじきにキャンパス案内をしてくださいました。敷地にある建物のほとんどが、ボーリスによって設計され、全体の調和がみごとにとれています。これほど、まとまった形で現存するボーリス建築は他に存在しないのではないでしょうか。
建物の構造だけでなく、床、壁、階段、手すり、天井等、細部に至る造形美を感じ取ることができました。キャンパスの面積は決して大きくはありませんが、こじんまりとした中に、かえって大きな落ち着きを見いだすことができます。
左の写真は小礼拝堂をパイプオルガンの位置から撮影したものですが、まるでヨーロッパの教会にいるような錯覚に陥るほどの格式あるたたずまいを見せています。
美は細部に宿る、と言いますが、やはり説明を聞きながら、じっくりと見ると、これまで見えていなかったものが、たくさん見えてきます。
神戸女学院は、同志社と同じ1875年にアメリカンボードによって設立されています。アメリカンボードにとっては、姉妹校のような存在で、同志社のことを Boys' School、神戸女学院のことを Girls' School と呼んでいました。神戸女学院は、もともと神戸にありましたが、70数年前に現在の岡田山に移転してきています。
右の写真は、森先生と院長室で撮ったものです。新しい院長のもと、新たな伝統が形作られていくことを願わざるを得ません。
※今日の写真は、すべて iPhone 4 で撮影しました。明るいところでは、普通のデジカメと比べても遜色ない画質です。暗いところでは画質が低くなったり、また、手ぶれしやすいというクセがだんたんとわかってきました。
気がついたら、このブログの総アクセス数が40万を超えていました。このブログを定期的に、あるいは不定期に見てくださっている皆さんに、あらためてお礼申し上げます。
このブログは、形式的には、小原克博 On-Line の一部ですが、トップページのアクセス数22万よりブログのアクセス数の方が、はるかに多くなっています。やはり更新頻度の高いところに関心が向くということなのでしょう。
ちなみに、小原克博 On-Line はもともとは「教会と神学」を看板として、1995年頃にスタートしました。その後、少しずつメニューが増えて、現在の形に至っています。
技術の進歩と共に、新しいコミュニケーションツールが誕生してきていますが、ブログという情報発信の形は、まだしばらく続くと思います。ブログ開始の動機のとおり、今後も、日々見聞きすることを「つれづれなるままに」書き記していきたいと思っています。
上海大学主催、上海市教育委員会後援の夏期セミナーで、Formation of Religion and Modernity: From the Viewpoint of Modern Japan and Mono/Polytheism というタイトルで講義をしました。
45分ほど話をし、15分ほど質疑応答の時間を設けました。かなり遠方からも様々な大学の大学院生たちが参加しており、専門分野も多岐にわたるのですが、次々と質問が出てくるのには、さすがだなと思いました。積極性があり、質問の論点も的確でした。
講義終了後、タクシーに飛び乗り、一路空港へ。途中、大きな渋滞に巻き込まれ、少しあせりましたが、飛行機の時間には何とか間に合いました。
かなり密度が濃かった南京・上海での一週間でした。多くの新たな友人を作ることができたのも大きな収穫でした。
学生向けの夏期セミナー Religious Activities and Secular State が始まりました。三日間のプログラムで、15の大学の大学生達が参加しています。この夏期セミナーは、上海大学が中心になっていますが、上海市の教育委員会がスポンサーになっています(下の写真参照)。オープニング・セレモニーでは教育委員会の偉い人がスピーチをしていましたが、時代の急速な変化を感じさせられました。宗教や伝統文化を徹底的に否定した文化大革命の頃の中国から考えれば、まったくあり得ない話ですが、今や、公的機関さえも宗教研究を積極的にサポートする時代に移行しつつあります(もちろん、微妙な問題はたくさん残っていますが)。
午前中、南京の郊外にある中山陵と呼ばれる場所を訪ねました。「国父」として尊敬される孫文が眠っている場所で、多くの観光客が来ていました。南京は中国の中でも、もっとも蒸し暑い場所と知られているらしく、「オーブン」にたとえられることがあるとのこと。久しぶりに滝のような汗をかきました。
昼食後、中国の新幹線に乗って上海に向かいました。バスで4時間かかった道のりが、この新幹線に乗ると、たったの70分! 上海のリニアモーターカーも有名ですが、この新幹線のスピードもなかなかのものでした。日本の新幹線より速いらしいです。
明日から、学生向けのサマーコース(チェーンレクチャー)が始まります。私は金曜日早朝に担当することになっています。
中山陵の長い階段の途中の一コマを下につけておきます。エチオピア、ナイジェリアからの参加者と一緒に写っています。
今日も長い一日でした。ブログを書くエネルギーもあまり残っていないのですが、とりあえず、発表が無事にすんだことを記しておきたいと思います。
"A Critique of the Pluralist Model in Christian Theology: Reflecting the Prerspective of Japanese Religions and Islam" というタイトルで発表をしました。質問にも無事に答えることができました。
セッションのあとの昼食のときにも、中華料理を食べながら(こちに来てから朝から晩まですべて中華料理!)、質問攻めにあいましたが、関心を示してくれた人が多かったのは、よかったです。
昼食後、ユダヤ学センターを見学に行きました。写真をたくさん撮ったのですが、パソコン(MacBook Air)にメモリーを取り込むアダプターを忘れたため、帰国後、写真を掲載したいと思います。
下の写真は、iPad 経由で取り込み、そこから転送したものです。iPad は WiFi ネットワークにではなく3Gでつながっているので、ネットワーク残量の都合上、あまり大きな容量のものを移動させることができません。
遅い夕食をとったあと、南京の古い中心街を散策しました。ホテルに帰ってきたのは10時を回っていました。
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