小原On-Line

同志社大学: 2006年3月アーカイブ

 小原克博 On-Line に「「京都・宗教系大学院連合」の設立――「建学の精神」再活性化の契機に」(『同志社時報』第121号)を掲載しました。
 京都・宗教系大学院連合(K-GURS)についての短い紹介記事です。同志社の歴史や建学の精神と少しひっかけて書いています。

 この記事では言及していませんが、K-GURSは、日本のキリスト教にとってエキュメニカル運動の再考という意味も持っていると考えています。この点については、"Japan interfaith university project may herald Buddhist dialogue", Ecumenical News International, 16 January 2006 において、多少触れられていますが、いずれ何らかの形でまとめたいと思っています。

 K-GURSの単位互換制度のパンフレットが完成し、関係の大学院生たちに配布される予定です。ちなみに、パンフ作りにはかなり苦労しました。大した量ではないのですが、7校からの情報をまとめるのには骨が折れました。学生さんには、この単位互換制度を積極的に利用していただきたいと願っています。

 先日、近所の同志社卒業生の方に呼び止められ、「「愛と死をみつめて」のドラマを見ましたか?」と問いかけられました。私は不覚にも、このドラマや原作のことについてまったく知らなかったので、「へ? 何ですか、それ?」と答えてしまったのですが、あとでいろいろ調べたり、人に聞くと、私より少し上の世代の人たちの間では、かなり有名な物語であることがわかりました。

 主人公「ミコ」(大島みち子さん)が闘病生活を送りながら、同志社大学に進学し、恋人の「マコ」との純愛がつづられた手紙が原作のベースになっているようです。原作『愛と死をみつめて』は1963年に出版され、当時、大ベストセラーになったとのこと。翌年には、ミコの役を吉永小百合が演じて映画化もされています。

 と、こういうことを調べたり、聞いたりしてわかったのですが、今まで、まったく知りませんでした。近所の同志社卒業生の方が言うには、同志社の学生はぜひ読むべきだ、とのこと。本当に勉強したくてもできなった人がいたことを知ることは、今の自分自身のあり方を問う意味でも確かに大切なことかもしれません。

 かつてのベストセラーが復刊され、今では簡単に手に入れることができます。大島みち子さんによる『愛と死をみつめて』『若きいのちの日記』は、いずれも580円で購入できます。私もこれから読んでみようと思います。

■テレビ朝日 ドラマスペシャル「愛と死をみつめて」
http://www.tv-asahi.co.jp/aitoshi/

■神戸新聞 関連記事
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou05/0419ke89490.html

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