小原On-Line

小原克博: 2012年4月アーカイブ

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 シャルジャ大学に出かけてきました。キャンパスが途方もなく巨大なだけでなく、建物の造形美に目がくらむ思いでした。目下、時間がありませんので、シャルジャ大学の様子については帰国後に、まとめて写真をアップしたいと思います。
 その後、ガルフ博物館に立ち寄り、それからドバイへ。世界一高い高層ビルとして知られているブルジュ・ハリーファにも行きました。下から見ただけですが。周辺のショッピングモールの充実度も、すさまじかったです。世界中から買い物客が集まってくる理由がわかったような気がしました。
 これから国際シンポジウムの二日目があります。

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 上の写真にある the Prince Abdul Mohsin Bin Jalawi Centre for Islamic Research and Studies において、国際シンポジウム Modernity and Values in a Changing World の一日目が開催されました。CISMORとの共催ですが、上記センターは写真にあるような3階建ての立派な建物を持っており、おのずと格の違いを感じさせられました。
 150名ほどの来場者がありました。マレーシアやオマーンなどUAE以外の国からの参加者もおられました。
 私は上記のセンター長であるサラ王女に続き、オープニングでの挨拶をしました。
 3名の発表者に続き、多数のコメントがなされ、終わったときには10時前になっていました。日本の近代化がアラブ世界にとっての一つのモデルとして議論がなされました。シンポジウム終了後、主要な方々と夕食に出かけ、ホテルに戻ったときには12時でした。
 明日はさらに過密な予定が待ち構えています。明日は発表なのですが、まだ原稿をまとめ切れていないのが悲しいところです。

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 シャルジャのウォーター・フロント周辺を歩いてきました。暑いです。昼間に外を歩いている人は、ほとんどいません。
 時間がないので、とりあえず写真を数枚つけておきます。

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 ドバイに無事到着し、そこから車で20分ほどのシャルジャに到着しました。Hotel Holiday International というホテルに宿泊します。写真は部屋のバルコニーから撮影したものです。
 ちょっと休憩したのち、町に出かける予定です。
 参加する国際シンポジウムは今日と明日の夕方から行われます。夕方から開始というのは、こちらのスタイルらしいですが、日中の暑さを避けるという理由があるようです。
 目の回るような新学期の始まりを耐え抜き、ゴールデンウィークでちょっと一息いれたいところですが、これからアラブ首長国連邦のシャルジャに出かけてきます。ドバイから(混んでなければ)30分ほどのところにあります。シャルジャは、7つの首長国の中で3番目に大きな首長国だそうです。
 シャルジャのイスラム研究センターで開催される国際シンポジウムに参加、発表します。
 余裕があれば、現地から報告できればと考えています。
 ちなみに、あちらの最高気温は39度くらいです。この暑さ、あまり想像したくないです・・・
 今学期、内藤正典先生、村田晃嗣先生らと共に担当している複合領域科目「国際政治と一神教」の私の担当、2回目の講義をYouTubeにアップしました。1回目は録音し忘れのため存在しません。あしからず。
 授業の前半に質問への回答と第1回のやり残しを扱ったため、2回目の講義は1時間弱となっています。限られた時間の中で詰め込んだため、少々早口の箇所もありますが、関心ある方はご覧ください。

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 関西の多くの地域で、桜はほぼ満開ですが、上の写真は、近江商人のふるさと近江八幡の桜です。お堀の周りに桜が咲き乱れ、屋形船がその中を進んでいます。古い町並みが残り、見所がたくさんあります。この日も、たくさんの観光客で賑わっていました。
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 4月14日、レシャード・カレッド先生(医師、医療法人社団健祉会理事長、カレーズの会理事長)をお招きし、「カレーズの会の活動とアフガニスタン復興支援」と題したCISMOR 公開シンポジウムを開催しました。
 レシャード先生は、京大医学部で学ばれ、日本在住は非常に長いのですが、その間、日本で開業する傍ら、アフガニスタン復興を医療の側面から支えてこられました。
 アフガニスタンに関係する講演会・研究会はこれまでも企画してきましたが、タリバーンなど政治関連のテーマが中心でした。今回、アフガニスタンにおける逼迫する医療事情についての話を聞けたのは、とても新鮮でした。
 一人の女性が平均7人の子どもを出産する高い出産率をもつ一方、医療環境が整っていないことから、出産時の妊婦の死亡率や幼児の死亡率も非常に高く、それに加え、地雷・クラスター爆弾の不発弾などの被害にある人もかなりたくさんいます。
 地雷の写真を示しながら、そうした実態を話してくださいましたが、地雷一つ400円とのこと。この地雷のために人命が奪われ、まだ地雷除去のために膨大なお金と労力が使われていることを考えると、地雷やクラスター爆弾が使われることに憤りを感じざるを得ません。
 とにかくアフガニスタンに対し関心を持ち続けて欲しい、というのがレシャード先生の切実なる結論でした。日本も多額の経済援助をしていますが、それが有効に利用されているかどうかは真剣に検証しなければなりません。腐敗した政治家たちの懐を肥やし、本当に必要としている地方の医療や農業の現場にお金が届いていないとすれば、これは日本政府の無能を示すことになります。
 1979年から10年間、ソ連に国土を侵攻され、2001年以降はアメリカ軍の支配を受ける中で、アフガニスタンは多くの犠牲を払ってきました。日本の平和主義の理想は、こういう場においてこそ、その成果を現すべきであろうと思います。
 
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 京都の中心部は、桜が満開となっています。同志社礼拝堂の前の桜も色鮮やかに咲いていました。大原や鞍馬のような山間部は、まだこれからのようです。
 ちなみに、私が住んでいる大津市北部も、まだこれから。同じ関西でも開花時期には、かなりの差があります。今日はよく晴れた天気でしたが、近くにある比良山の山頂にはまだ雪が残っています。4月半ばでも残雪を見ることができるのは、季節外れの不思議な趣です。
 『宗教のポリティクス』の文章が、2012年 法政大学 T日程入試(統一日程入試)の国語の中で出題されました。
 第4章の一部(109ページ以下)ですが、けっこう難しい部分だと思います。国語の問題として取り上げられたということは、日本語の文章としては、まずます評価されたということなのでしょう。
 参考まで、問題の一部をPDFで添付します。なお、著作権上の都合により問題文そのものは割愛しています。気になる方は、教学社の赤本などが刊行されたときにご覧ください。ちなみに、問題は、著者の私にとっても迷い、たじろぐようなものが含まれていました。さすがに入試問題です。

 先日、伊賀の里 モクモク手作りファームに出かけてきました。三重県伊賀市にありますので、距離はそこそこあるのですが、新名神ができたおかげで、以前であれば3時間くらいかかっていたのが、1時間半で行けるようになりました。伊賀は忍者の里としても知られていますが、最近はモクモクファームの方が集客力が強いのではないかと思うほど、たくさんの人でにぎわっていました。
 モクモクファームでは、野菜の有機農法などもしていますが、何と言ってもメインは豚。豚が散歩していたり、芸をしたりするだけでなく、様々な豚加工品・関連グッズが売られています。ファームはかなり広く、ゆっくり散歩して自然を楽しむこともできます。
 その一角にあるのが、とんとん神社。豚がご神体とされています。もちろん、本物の神社ではなくパロディですが、小さいながら神社らしく見せるものが一通りそろっています。参拝者も真剣に祈っているのが何となくおかしいのですが、これもまた日本の宗教性を表しているようで、おもしろいです。
 短い動画をアップしましたので、関心のある方はご覧になってください。

 NHKチーフディレクターの小山靖史さんより、興味深い番組のお知らせをいただきましたので、お知らせいたします。
 震災関連番組を週一回放送する新番組「明日へ」の第一回、第二回です。
 
「渡辺謙 僕に、できること」
第一回 世界に震災を伝える NHK総合テレビ 4月8日(日)午前10時5分より43分間
第二回 ただひたすら被災地へ NHK総合テレビ 4月15日(日)午前10時5分より43分間
 
 詳しくは、下記番組HPをご覧ください。

 『同志社大学広報』の最新号に報告記事を二つ書きました。


 いずれも短いものです。二番目のものは、同志社大学への意識喚起をねらっています。「情報化と国際化の連動」が私の目指すところですが、どれくらいの人がピンと来てくれるか・・・ いずれにせよ、個人レベルで地道に努力を続け、モデルを示していくしかありません。巨大タンカーの進路を変えさせるのは一筋縄にはいきません。
 4月1日、同志社大学の入学式が京田辺キャンパスのデーヴィス記念講堂で行われました。私は毎年、入学式は登壇者になっているので、キャンパス奥のデーヴィス記念講堂まで足を運びます。
 応援団が入学式の会場前でパフォーマンスを披露していましたので撮影しました。集合場所に急いでいましたので、1分ほどの短い動画です。
 まだ肌寒く、小雨が降っていました。桜はまだつぼみの状態でした。例年であれば、入学式には満開の桜を見ることができるのですが、あと1週間から10日ほどはかかりそうです。

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