小原On-Line

京都: 2005年5月アーカイブ

050527 今晩は、ドイツ連邦議会の議員さんたちと、パスカル・ペニョで夕食を共にしました。
 パスカル・ペニョは雑誌などで紹介されることの多い有名なお店らしいです。京都の長屋を生かした落ち着いた雰囲気の中で、フランス料理をいただくことができます。
 「日本におけるドイツ年」との関係もあるようですが、連邦議会の「文化・メディア委員会」の代表団たちが、今回、日本を訪れました。
 東京で、文化庁や外務省等々を訪ねた後、愛知万博に立ち寄って、それから京都にやってきました。1週間という短い滞在期間だったようですが、最後に京都観光ができてよかったと、喜んでいました。

 ドイツ総領事館からお声がかかり、もっとこじんまりしたものかなと思っていたのですが、議員さんたち10名の他、関係スタッフなども入れて、かなりの人数だったので、少しびっくりしました。
 もう完全にドイツ語の世界! わたしも早々に英語でしゃべることは諦めて、つたないドイツ語に切り替えました。
 CDU、FDP、緑の党など、いろいろな議員さんたちがいたのは、わたしにとって興味深かったのですが、わたしの前にいた女性議員との話が特に印象に残りました。
 彼女は、旧・東ドイツに住んでいて、ベルリンの壁が崩壊する前後の出来事が、東ドイツからどのように見えたのか、ということを詳細に話してくれました。壁の向こう側に行ってもよいことになった、という噂が最初流れたそうですが、そのときは「そんな馬鹿な冗談やめろ!」と誰も信じなかったそうです。
 東ドイツ時代にいかに自由が束縛されていたか、ということについても話してくれました。ちなみに、その女性議員は哲学と神学を大学で勉強したとのことで、わたしが神学部の教員だというと、えらく関心を寄せ、あれこれと日本の宗教事情についても聞いてきました。

 わたしは大して役に立っていないように思うのですが、機会あるごとに、招待してくれるドイツ総領事館の器量の大きさに感謝したいと思います。

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近  著

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