小原On-Line

京都: 2005年10月アーカイブ

 先週土曜日の講演会の朝はじめて気づいたのですが、ちょうど「時代祭」と重なっていました。土曜日とはいえ、異常に地下鉄が混んでいたので不思議に思っていたのですが、観光客らしき人の手に時代祭の説明パンフがあるのを目にして、ようやく混雑の理由を理解することができました。これから紅葉の季節にかけて、ますます観光客が京都を訪れることでしょう。

 「京都・宗教系大学院連合」(K-GURS)のサイトを更新しました。「協力団体」のページを追加したり、各種行事の案内を追加しました。K-GURSでは、宗教系大学院のほか、趣旨に賛同する様々な協力団体と連携し、これまでばらばらになっていた情報にまとまりを与えることができればと思っています。
 観光都市・京都は、伝統宗教が息づく宗教都市でもありますが、その魅力を現代的に再構成し、世界に発信し、グローバルな交流を展開していきたいと願っています。そうすることによって、時として「閉鎖的」と言われてきた京都の精神風土を、よりオープンなものに変えていくことができるでしょう。

 Yokoさんがコメントで紹介してくださっていたJR東海の「そうだ、京都に行こう」をはじめて見ました。日常的な視点から写された写真は、かえって新鮮ですね。
 紅葉の頃には、写真撮影に出かける時間的余裕があればと思うのですが、どうなることやら・・・
 「小原克博 写真館」も最近更新できていません。まだ追加していない京都の桜の風景もけっこうあるのですが、それだけアップするといかにも季節はずれなので、紅葉の風景と一緒にアップしたいと思っています。

 「京都・宗教系大学院連合」の紹介記事が本日の『読売新聞』夕刊に掲載されましたので紹介します。実物はまだ見ていませんが、ウェブでは次のページになります。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20051008p202.htm

 これは大阪本社版で、Yokoさんがコメントで紹介してくださった次のページは東京本社版(?)ではないかと思います。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051008ic09.htm

 では、少し裏話を。
 正式なプレス・リリースは来週に予定しているのですが、読売新聞は設立準備委員会の段階から情報をキャッチし、関心を示し続けてくださっていました。ウェブサイトもすでに公開していますので、プレス・リリース前の取材に応じました。
 限られた字数の中でよくまとめてくださっていると思います。
 ただし、「危機感を募らせた各大学院は・・・」のくだりは、ちょっと誤解を与えそうです。そもそもの動機は、大学冬の時代に対する危機感というより、純粋に学生に対する刺激的な教育環境の提供や、世界にアピールできる研究の連合体の形成にあります。結果として、各大学の学生リクルーティングに寄与できれば、すばらしいとは思いますが、それは副次的な効果と考えています。

 記事中、わたしのコメントは次のように記されています。

欧州連合(EU)に、イスラム教徒の多いトルコが加わろうとする時代で、大学院連合事務局長を務める同志社大の小原克博教授(比較宗教倫理学)は「異なる 宗教の人々を理解するには、宗教的な知識も身につけている方がいい。ほかの宗教、宗派を学ぶ必要性はますます高まる」と話す。

 トルコのEU加盟問題については、昨日の『朝日新聞』夕刊に少し長めの記事を書きました。これについては、明日にでも紹介したいと思います。

 『読売新聞』がらみで、もう一つウェブ上の記事を紹介しておきます。

http://osaka.yomiuri.co.jp/kokorop/kp51005a.htm

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