小原On-Line

書籍・雑誌: 2008年10月アーカイブ

 私は高校生時代、講談社のブルーバックス・シリーズを片っ端から読んでいくほどに物理好きの人間でした。数あるブルーバックスの中でも、とりわけ感激して読んだのが、南部陽一郎氏の『クォーク』でした。初版は1981年。
 その頃、南部陽一郎がすごい物理学者であるとは理解していましたが、その人がノーベル賞を受賞して、感動もひとしおです。
 難解な素粒子物理学を、実にたくみな説明によって解き明かしてくれます。
 素粒子物理学なんて、今まで縁がなかったという人にもおすすめの一書です。私は、これによって「宇宙の秩序」への関心が開花したと言っても過言ではありません。道を誤って(?)、物理学とはずいぶん離れた方向に来てしまいましたが・・・

 「Essays - 新聞・雑誌記事等」に「動物からの問いかけ」(「現代のことば」)(『京都新聞』2008年10月3日、夕刊)を追加しました。
 この記事は、フロリダ在住のboxerconanさんから、最近のハリケーン接近の際にはカトリーナの頃と違って、ペットの救援対策が取られるようになっているということを聞いたことが、執筆のきっかけになっています。基本的な情報を仕入れ、アメリカのペット事情の変化について記すと同時に、日本社会における現状についても考えています。
 動物・ペットの存在は、人間と自然をつなぐ重要な役割を果たしていると常々考えています。動物を家畜化し、産業化していくことに対し、何の疑念も感じなくなったとき、人間が何を失っていったのか、と問いが背景にあります。

 ちなみに、こうしたテーマを考える上で、参考になる本を一冊紹介しておきます。

 著者は、1965年を境に日本人が「キツネにだまされる能力」を失っていく中で、同時に自然や生命に対する感覚の大事な部分を失っていったのではないかと問いかけています。非常に読みやすく、しかし、考えさせられる本です。
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近  著

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