小原On-Line

サンタバーバラ紀行: 2009年10月アーカイブ

 今年も、Annual Report on International Religious Freedom がアメリカ国務省から出されました。まだ詳しくは読んでいませんが、これだけ網羅的な情報収集ができるのは、アメリカくらいでしょう。
 この報告書の意義については、ヒラリー・クリントン国務長官が記者発表していますので、関心のある方はご覧ください。

 上のページをじーっと見て、何かおかしいと気づかれたでしょうか? 何とタイトルに Religious Freedom の "Freedom" がないのです。ちなみに、ページタイトルにも "Freedom" がありません。いやー、アメリカ国務省ほどのところで、脱字がノーチェックで出てしまっているとは、妙に安心しました。
 おせっかいながら、国務省宛にメールを送っておきました。果たして、一民間人のメールをきちんと読んで、タイトルの修正がなされるかどうか・・・

 毎年のことですが、中国、イラン、北朝鮮などの国は「特に懸念される国」として名指して批判されています。
 クリントン国務長官のメッセージによれば、「宗教の自由」はアメリカの根幹的価値であるだけでなく、世界の普遍的な価値とのこと。こうしたアメリカの理解が、他国に正しく理解されているかどうかを検証することも大事だと思います。

 報告書の全文(バックナンバーも含めて)は次のページで見ることができます。

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 先日、Lemon Festival というお祭りがありました。私が住んでいるエリアはレモンの産地として有名らしく、家のすぐ近くにも広大なレモン畑が延々と続いています。
 このフェスティバルでは、レモン綿菓子、レモン・アイス、レモン・ジュース、レモン・パイなど、レモンにちなんだ品物が売られていたほか、日本のお祭りにあるような屋台がたくさん並んでいました。
 右の写真は、レモン・パイの早食い競争です。たっぷりと生クリームがのっているので、当然、顔は生クリームだらけになります。
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 ロサンゼルスの南東部にあるトーランスに出かけてきました。日本食の買い出しのため、噂に聞いていた Mitsuwa などのお店に行きましたが、その品揃えの豊富さに驚きました。日本にある中規模マーケットとほとんど変わらないといってもよいでしょう。
 Mitsuwa は食事をする場所も充実していますが、値段は日本と同じか、少し安いくらいでした。
 また、本屋の「三省堂」も、かなり大きな店舗を構えており、最新刊が多数並んでいました。ちなみに、新書コーナーでは共著『原理主義から世界の動きが見える』を発見!

 トーランスまでは普通に行けば2時間弱で到着できるのですが、この日は、出発にとまどったため、ロサンゼルス市内のフリーウェイで渋滞に巻き込まれてしまいました。
 帰りはスムーズに帰れたものの、上の写真にあるように車の数は半端ではありませんでした。だいぶ慣れてきましたが、ロサンゼルス近郊は片道5車線あるいは6車線のフリーウェイとなっています。日本ではお目にかかれない代物です。
 途中、何度も分岐するので、右側あるいは左側のレーンにあらかじめ寄っておくことに気を遣います。急に何車線分も移動することはできませんので。それでも、運転の乱暴なドライバーはいるもので、目の前を急に横切って3車線分、一気に移動するという光景も何度も見ました。

 フリーウェイは一応、時速65マイル(105キロ)が制限速度となっていますが、平均すると時速75マイル(120キロ)くらいで走っている車が多いように思います。
 ちなみに、私がこれまで出した最高速度は、ドイツのアウトバーン(直線下り)での時速200キロ。その横を、超高速のポルシェに安々と追い抜かれたのが、今もまぶたに焼き付いています。
 地球温暖化が叫ばれている今日、スピード狂はだめですね。
 現在、日本の書店で販売中の『大法輪』11月号が「知っておきたい世界の宗教」という特集を組んでいます。その内のキリスト教の部分を私が執筆しています。
 実物を手にしていないので、他の部分がどのような内容になっているのか、まったくわかりませんが、目次を見る限り、網羅的に世界の諸宗教を取り上げているようです。
 コンパクトに世界の諸宗教について学ぶことのできる特集だと思いますので、関心ある方には購入をお勧めします。『大法輪』は仏教系では最大の発行部数の月刊誌です。

 私が執筆した部分(全体では7000字程度)の一部抜粋を下記ページより読むことができます。

e-hon (「立ち読み」をクリック)


 世界の宗教人口の割合・分布などについては授業などでもよく触れることの一つですが、多かれ少なかれ宗教人口はあいまいさがつきまといます。
 イスラムに関しては12億から15億人くらい、という説明をしてきたのですが、最新の調査では、16億人弱、世界人口の4分の1がイスラム教徒(ムスリム)であることがわかりました。

 CNNの10月8日記事がそれをよくまとめていました。以下、その冒頭文を引用しておきます。

世界の人口約68億人のうち、4人中1人に相当する15億7000万人がイスラム教徒であることが、米調査機関ピュー・フォーラムの発表した資料で明らかになった。イスラム教徒が最も多いのはアジア太平洋地域で、中東の約3倍に達している。

 記事全文は、こちらをご覧ください。

 この記事にも紹介されているピュー・フォーラム、正式名称、Pew Forum on Religion & Public Life は実績のある調査機関で、私も Gallup などと並んで愛用しているものです。
 世界のムスリム人口についての最新の調査結果の詳細は、次のページで見ることができます。関心ある方は、ご覧になってください。

 詳細な叙述もさることながら、interactive map が非常によくできていて、人口分布を直感的に理解できるようにしてくれています。
20091011.jpg
 今日は子どもたちをインフルエンザ予防接種のために Costco(コスコ)に連れて行きましたが、先日、私自身が行ったときより、はるかに長蛇の列ができていました。
 写真から、巨大な商品陳列棚の間に列ができているのがわかると思います。この列の先に、4人ほどの医師がいて、次から次へと注射針を刺して行っています。
 この長い列にはアメリカ人もめずらしく思ったのか、幾人もの人が携帯電話のカメラを向けていました。
 少々待ち時間が多少かかったとはいえ、病院の待合室で押し込められているよりは、はるかにましだなと思いました。
 「気候と人」(『京都新聞』2009年10月7日、夕刊)を追加しました。
 京都の気候とカリフォルニアの気候を比較する中で思うところを書き連ねました。こちらにいると、運動でもしない限り、汗をかくことがありません。日本の夏を考えると、本当に申し訳ないと思うほどの快適さです。
 記事では、古典的な風土論の問題点、気候変動の問題に触れています。気候をめぐる関心のポイントも時代によって大きく変わってきました。
 関心のある方は、上記記事をご覧ください。
20091003_1.jpg ロサンゼルスに出かけてきました。サンタ−バラからは車で飛ばせば、1時間半ほどで行ける距離(100マイルほど)です。
 最初にハリウッド周辺を散策し、その後、ダウンタウン、そしてリトル東京に行きました。

20091003_2.jpg
 現在、このブログの上部イラストは、ロサンジェルスの町並みを使っています。ロサンゼルスのランドマークはいろいろありますが、一つはハリウッドの中心にあるグローマンズ・チャイニーズ・シアターです(右写真)。

 ブログのイラストにも出ているハリウッド・サイン(左写真)は、ハリウッド&ハイランドという建物の横からよく見ることができます。フリーウェイ101を北方向に向かうときには、かなり近くで見ることができます。

 たくさん写真をとったのですが、そのいつかを簡単な解説をつけて紹介します。


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 ハリウッドのメインストリートの舗道にには The Walk of Fame という星形の文様が多数刻まれていますが、その内の一つ、Michael Jackson のものです。花が添えられ、多数の人が取り囲んでいました。

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 グローマンズ・チャイニーズ・シアターの前に、有名人たちの手形・足形が刻まれています。上の写真は、ハリソン・フォードのもの。

20091003_5.jpg
 本物と見間違えるほどにリアルにできたマリリン・モンローのろう人形。すぐ近くで見ても、人形とは思えないほどになまめかしいです。

20091003_6.jpg
 リトル東京の中の Japanese Village Plaza の一角。ここに限らず、いろいろなお店があり、楽しめます。スーパーでは、日本の商品が比較的安く手に入ります。さすがロサンゼルス! サンタバーバラとは比べものになりません。ハウス・バーモンドカレーが特価で2ドル弱で売られていましたので、まとめ買いしてしまいました。

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