小原On-Line

小原克博: 2004年3月アーカイブ

 3月30日、関西学院大学で開催された日本基督教学会 近畿支部会で「戦争論に対する神学的考察」という研究発表をしました。
 まいどのことながら、今回も多忙のため直前まで準備ができず、結局、徹夜で内容を考え(と言っても、たいした内容ではないのですが・・・)、ぼーっとした頭で会場に向かいました。
 甲東園の駅からバスに乗って関学に向かったのですが、関学の前の通りで、ほぼ満開に近い桜並木と目にすることができました。あいにくの雨模様でしたが、なかなかすばらしい光景でした。
 わたしの発表の前に、今年、修士論文を提出した大学院生二人が発表したのですが、学会初デビューというわけで、なんだか聞いているわたしの方が妙に緊張してしまいました。質疑応答にも無事答えることができたので、ほっと胸をなで下ろすことができました。
 で、自分の発表の方は、十分な準備もできないままに仕上げたレジュメに沿って、何とか、ポイントを伝えることはできたように思います。終わるたびに、今度はもっと早くから準備しよう!と堅く心に誓うのですが、なかなかそうはいかないんですよね・・・(^_^;)
 ともかく、大過なく発表と質疑応答を終え、リラックス気分で、食堂に向かいました。関学の食堂はいいですよ。少なくとも、同志社よりははるかにいい。美しい桜並木、品位あるキャンパス、おいしい食堂・・・ 関学生は幸せだと思いました。
 今回発表したレジュメは、後日、「小原克博On-Line」の方で公開いたします(ぜんぜん、大したことありませんが・・・)。

 以前に、リエゾン・オフィスの雑誌のための取材を受けたという話をしましたが、そのインタビュー記事が最新号の「LIAISON」Vol.6に掲載されました。
 下のアドレスでPDFファイルをご覧いただくことができます。5~6ページに、わたしの記事が載っています。画面上だと読みにくいので、印刷していただいた方がよいかもしれません。実物が欲しい人は、リエゾン・オフィスに言えば、無料で送ってもらえます。
 リエゾン・オフィスは産学連携の促進を担っている部署で、このニューズレターも主として企業に配布されるようです。
 記事は、ライターの方がちょっと誇張気味に書いているところがあって、恥ずかしいような文面もあります。記事の最後などは、きわめつけです。実際には、周りに迷惑をかけっぱなしの人間ですので、差し引いて読んでいただいた方がよいでしょう。(^_^;)

■ニューズレター「LIAISON」
http://liaison.doshisha.ac.jp/event/liaisonnews.html

 日曜日は、本当に暖かかったですね。京都は雲一つない快晴に恵まれました。
 今日は写真が中心です。とはいうものの、あまり考えずに写真を撮っていたため、たいしたものはないのですが、雰囲気は伝わるでしょう。
 桜は二分咲きくらい。一週間後くらいには満開になるのではないかと思います。近郊の方、京都へおこしやす!

040328a

南禅寺です。地下鉄東西線下車すぐ。

040328b

南禅寺の水路閣。赤レンガのローマ風の水路です。

040328c

南禅寺の庭園。

040328d

南禅院の庭園。

040328e

哲学の道を歩いていると、一本だけ満開の桜の木がありました。

040328f

哲学の道の途中にあった恋占い。1回100円。なぜかよくあたる、と書いていました。

■南禅寺
http://nanzenji.com/

■哲学の道
http://www.dab.hi-ho.ne.jp/sasroku/tetsugaku.html

 直前の案内になってしまいましたが、来週月曜日に以下の公開講演会が開催されますので、ご都合つく方は、ぜひお越しください。
 正統派イスラーム学者の硬派な話を聞くことができるはずです。シリアにおける宗教教育の現状を聞ける機会は、なかなかないと思います。また、シリアの事情を通じて、中東世界一般の事情もうかがい知ることができるでしょう。


公開講演会 「シリアにおける教育と宗教」

●講 師 Prof. Dr. Salahddin Kuftaro
 サッラーフッディーン・クフタロウ
 (シャイフ・アフマド・クフタロウ財団総長)
 シリアにおける神学校アブン・ヌール学院において、
 外国人をも対象に含めた宗教間対話に取り組んでいる。

*通訳あり

●コメンテーター  中田 考 (同志社大学神学部教授)
●日 時:2004年3月29日(月)午後 2:00-4:00
●場 所:同志社大学・今出川キャンパス 神学館 礼拝堂(3階)
 (京都市営地下鉄烏丸線「今出川駅」下車3番出口)

●入場無料、事前申込不要
●共催:同志社大学 神学部・神学研究科
    一神教学際研究センター(CISMOR)

●問い合わせ:神学部・神学研究科事務室
 Tel. 075-251-3330

 新年度の準備や、研究室の引っ越しなどが重なって、ここ数日、猛烈にバタバタとしておりました。
 京都はすっかり春めいた天候になっており、シダレザクラは満開です。そのほかの桜も、つぼみの状態から、そろそろ花を咲かせようとしています。

 3月25日(木)、エリザベス・シュッスラー・フィオレンツァ教授と会いました。彼女はハーバード大学神学部に所属しており、もっとも著名なフェミニスト神学者の一人です。彼女の著作『彼女を記念して』(In Memory of Her)には、わたしもかなり大きな影響を受けました。この本は聖書学がベースになっているので、少し専門性が高いかもしれませんが、読み応えのある本です(けっこう、分厚い)。
 彼女の著作は精緻で重厚ですが、人柄は本当に気さくで、話のしやすい方でした。
 ちょっと前にハーバード大学を訪ねたとことや、その目的などについても話したのですが、ぜひパートナーシップを深めたらよい、とにこやかに応えてくださいました。

 話は変わりますが、ハーバード関係で、一つ思い出したことがあります。神学部の建物の中をうろうろしているときに、The Passion of the Christについての講演会のビラを見ました。
 全米で話題になっているThe Passion of the Christ に関して、かなりまじめな講演会をハーバードの神学部がやっていたのです。下記アドレスで、その様子を知ることができます。日本でも5月に公開されるようです。

■Panel on Mel Gibson's The Passion of the Christ (March 2004)
http://www.hds.harvard.edu/news/events_online/passion.html

040317a

 大雪のため、ボストンからの全便が欠航になりました。この時点で、卒業式に間に合うように帰れるのだろうか、とかなり焦っていたのですが、心配しても、飛ばないものは、どうしようもありません。
 せっかくの一日を少しでも有意義に過ごそうと、電車に乗ってセーラムを訪ねました。セーラムはボストンから北に電車で30分ほどいったところにある町で、「魔女狩り」で歴史に名を残している町です。
 上の写真は「魔女博物館」の展示物の一つです。よ~く見ると、なかなか考えさせられます。

FEAR + TRIGGER = SCAPEGOTE

GOD/DIVIL + DR.GRIGGS = 150 ACCUSED TOWN CITIZENS
JAPAN + PEARL HARBOR = JAPANESE AMERICANS
HUAC/JOE MACCARTHY = BLACK LISTED CITIZENS
INFECTION + AIDS = GAY COMMUNITY

 「恐怖」と「きっかけ」が「スケープゴート」(いけにえ、犠牲者)を生み出す、という図式が記されています。
 セーラムでの魔女狩りは歴史的には最後の魔女狩りとして知られているのですが、魔女狩りがなくなっても、不安定な社会状況の中でスケープゴートを求めようとする人間の心理傾向は、形を変えて現れ続けている、ということを言いたいのでしょう。大事な教訓であると思いました。

040317b

 これは、『緋文字』で有名なホーソンの生家や、歴史的な資料を展示しているHouse of the Seven Gables の前で撮った写真です。いかに雪がたくさん降ったかがわかると思います。これも、なかなかよかったです。

 セーラムからボストンに戻ってから、明日のフライトは大丈夫だろうかと心配しながら、こてっと一寝入りして、目を覚まして持参していたノート・パソコンを使おうとすると、何と電源が入らない。が~ん!という感じでした。肝心なときに、こういうトラブルは起こるものですね。いまだに、うんともすんとも言わず、かなりショック・・・ (T_T)

 予定より大幅に遅れ手ながらも、何とか帰国しました。卒業式当日の朝に京都に到着する、という、最悪の事態の一歩手前のような感じでした。くたくたに疲れましたが、ともかく、卒業式に間に合って、ほっと一安心。
 突然の雪と、飛行機の油圧系統のトラブルが重なって、予定より大幅に遅れることになりました。

 当初の予定では、次のような経路で木曜日には帰国するはずでした。
ボストン→デトロイト→関空

 それが大雪のため、出発予定日の飛行機は全便キャンセルの上、かなり航路の変更を余儀なくさせられました。
(大雪のため延泊)ボストン→ミネアポリス(機体のトラブル)→アンカレッジ→成田(終電に乗車)→東京(金曜日深夜到着)→京都(土曜日早朝、のぞみ始発乗車)→同志社大学(卒業式)→謝恩会

という気の遠~~くなりそうな帰路でした。(T_T)

 しかし、卒業式に間に合ったおかげで、卒業生たちの進路を確かめつつ、また、謝恩会では、別れを惜しみつつ、有意義な会話の時を持つことができました。

 しばらく、更新できなかったため、取り急ぎの帰国報告をさせていただきました。
 また後日、ボストンのことを少し振り返りたいと思います。

040315a

Trinity Church
Freedom Trailの最初にある教会。高層ビルの谷間に荘厳な教会がいくつもあります。

040315b

Massachusetts State House
建国の歴史がつまっている場所。アメリカ建国の理念を学ぶことができました。

040315c

JFK Library
ケネディの偉大さを再認識させられた、すばらしいライブラリーでした。

040316

Harvard University
門の向こうの教会には "Support Marriage Equality - We Do!" の文字が。同性婚サポートのメッセージです。


 あれこれしている内に、あっという間に時間がたって、きちんとBLOGに記すことができませんでした。とりあえず、昨日同様、写真のみアップしておきます。別の写真も多数ありますが、それらは帰国後、フォトアルバムの形でお見せできればと考えています。

 一つだけ、感動の(?)エピソードを。
 このBLOGをボストン大学博士課程在籍のMMさん(同志社大学神学研究科修了)が偶然にもチェックしており、ボストンでメールのやりとりをして、ハーバード大学でのビジネスをすませた後、久しぶりの再会を果たすことができました。
 普段は何の役にも立たないKOHARA BLOGですが、今回は、久しぶりの再会のために一役果たしてくれました。BLOGの不思議な効用といえるでしょう。

 ボストンは今、季節はずれの大雪。今日、出発なのですが、予定したフライトに乗れるかどうか大いに心配です。

040314a

プリマス・ビレッジ

040314b

メイフラワー号の前で

 とりあえず写真だけアップします。あとで報告を追加します。今、猛烈に眠たいので・・・

 ボストンの市街地をざ~っと見て回りました。第一印象は、町並みがきれいだ、ということです。近代的なビルもたくさん建ち並んでいますが、トラディッショナルな風情をたたえた建物や町並みは、ボストンならではのものでしょう。
 町中には、有名なボストン大学や、ジャズからスタートしたバークリー音楽大学などがあって、学生もたくさんいるようです。ちなみに、バークリー音楽大学には3000人の学生のうち、300名くらい日本人がいるということも、小耳に挟みました。
 ただし、ボストンの物価は他の都市に比べてもかなり高いようで、学生が家賃を払うのは大変なようです。

 今日もよく働きましたが、最大の山場は、Union Oyster Hous でした。巨大ロブスターとの格闘は壮絶を極めました。(^_^;)
 なんと、このUnion Oyster Housはアメリカ最古のレストランだとか。う~ん、本当かどうかは、あやしいですが、いずれにせよ、ボストンではもっとも格式あるレストランの一つであることは間違いありません。
 わたしはロブスターは初めてだったので、かなり心躍らせる初対面となりました。大きさだけでなく、味も絶品。外見は、まさに巨大ザリガニといったところですが、中身はぎっしりとつまっており、日本の伊勢エビでは味わえないような重厚な歯ごたえとジューシーな味覚でした。
 今回の旅程は、森神学部長が一緒なので、財布の心配をしなくてもよいのが、安心感を高めてくれます。(^_^;)
 普段、よく働いているので、今回は、気持ちよく甘えさせていただいています。

 というわけで、胃袋がよく働いた、というのが今日のしめくくりの感想となるでしょうか。今日はデジカメを持って行くのを忘れたのですが、明日は、写真付きで報告できればと思っています。お楽しみに。

ボストンに無事到着しました。
飛行機の中でちゃんと眠れなかったので、今、猛烈に眠たいです。日本と米国東部時間とは14時間の時差があるのですが、慣れた頃には帰国という感じです。
ホテルでLAN接続できるので(1日10ドル)、ボストン旅行の一部をここでお知らせできそうです。

 今日のお昼頃、ボストンに向けて、関空を発ちます。
 あちらでパソコンが使えて、なお、時間的余裕があれば、ボストンからBLOGの更新をします。
 お楽しみに!

 遊びに行くんじゃありませよ~。(^_^;)
 同志社大学神学部とハーバード大学神学部および世界宗教センターとの学術協定締結のために、あちらの学部長やセンター長らと会うのが第一の目的です。うまくいくかな~

 一神教学際研究センターワールド・ウォッチ・ニュースを更新しました。
 今回の更新箇所は次の2点。

1)越後屋先生の対談「古代イスラエルにおける唯一神観の成立過程」を追加しました。専門的な内容を比較的分かりやすく解説してくれています。

2)ワールド・ウォッチ・ニュース DVD Vol.1の申し込み受け付けを開始しました。これには現在公開されている動画コンテンツがすべて収録されています。何と無料! 太っ腹ですね~。っていうか、文部科学省の補助金(21世紀COEプログラム)では収益事業はできないので、原則的に、すべてのものは無料にしないといけないのです。
 実は、まだモノは製造途中なので、3月下旬にならないと手に入りません。でも、申し込み順に配送しますので、関心のある方は、早めにお申し込みください。
 自分で言うのも何ですが、けっこうよくできたDVDですよ。百聞は一見にしかず。まずは、ご覧ください。

 京都新聞でも取り上げられ、早速、問い合わせがあるようです。

■『京都新聞』 2004/3/11
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2004mar/11/W20040311MWC2K100000044.html

 ばたばたとしている内に、更新が滞ってしまいました。気長にやっていきますので、ご容赦を!

 さて、この数日のことを簡単に振り返ってみたいと思います。

 8日(月)はドイツ総領事館を訪ねました。ドイツ総領事館は梅田スカイビルの中にあるのですが、これって、京都から行くとJR大阪駅に到着する直前にそびえ立っているのを窓越しに何度も見ながら、一度も行ったことはありませんでした。巨大なツインタワーのビルです。
 わたしは大阪生まれで、あの複雑な大阪の地下街も慣れているので、梅田スカイビルまで地下街を通って近道しようと思ったら、何と迷子になってしまい、結局、地上に出ました。出たところ全然違う方向に進んでいたことに気づき二重にショック。巨大ビルを目指して、とぼとぼ歩いていきました。
 なぜ、ドイツ総領事館を訪ねたかというと、うまくいけば4月にドイツ視察旅行に参加できる可能性があり、ルートヴィッヒ総領事と面談することになったのです。日本からは1名の枠があるらしく、他の国からの参加者を合わせて10名くらいの視察団になるようです。連邦政府からの招待なので、渡航費・滞在費はあちらもち。ラッキーな話ですよね。もし決まったら、またここで報告したいと思います。
 ルートヴィッヒ総領事や他の担当職員の方々と公用車で昼食に出かけました。わたしのさびついたドイツ語で最初は会話していたのですが、だんだんと質問が高度になってくると、単語がすぐに出てこなくなって(お恥ずかしい!)、途中から英語にしてもらいました。
 お好み焼き屋などが立ち並ぶ裏道を通っていったので、「これは、ひょっとするとお好み焼き屋で日独会談か~」と思いきや、ちゃんと粋なイタリア・レストランに到着。そこで、あれこれ1時間半ほど話をしました。
 正式な結果は後日またお知らせします。

040310a

040310b

 9日(火)は、夕方から学部の小原ゼミのコンパがあり、都合のついた12名が集まりました。場所は、四条河原町にある沖縄料理店。わたしは、沖縄料理、はじめて食べました。豚足とか、豚の耳の何とかとか、普段、食べられないようなものが、ばんばん出てきて、お腹いっぱいになりました。好き嫌いのない、わたしは、ぜんぶ食べましたよ。おいしかった。チュウーハイなんかも、トロピカルな感じのものが揃っていて、けっこう楽しめました。
 わたしの隣に座っていた、うめさん(梅ちゃん、とはちょっと違う)の食べ物好き嫌い話を聞いて、また、うめさん好き嫌いデータベースを更新しました。魚は好きだけど、そのままの姿で出てきたらだめ!なんですって。へ~って感じでしょう。

 あと10日後に卒業式を控えた4回生の人たちとは、仕事始めのことや卒業旅行のことや車の教習所に通っていることなど、うれしいような寂しいような話題で話がはずみました。また、ゼミコンパの定番である恋愛話にも大いに花が咲きました。うまくいっている話もあれば、複雑で込み入った話もあり、人生いろいろあることを、あらためて実感します。でも、みんな結構たくましく生きていることを感じさせてくれ、頼もしいですよ。
 この時期、一人ひとりの新しい出発にエールを送りたい気持ちでいっぱいです。

A long time ago in a galaxy far, far away...
昔むかし、はるか彼方の銀河系でのお話・・・

という言葉で、ピンとくる人は映画通に違いありません。いや、一般的に映画通というより、SF映画のあの名作を見たことがある人に違いありません。そう、これは「スター・ウォーズ」のオープニング・メッセージです。

 というわけで、前置きはさておき、今日はようやく念願の「アートオブ・スター・ウォーズ」展を見に行くことができました。
 かなりよかったです。大満足。
 ぜひ、行ける人は行ってください!と言いたいところなんですが、何と、今日が最終日だったんです。

 京都国立博物館が会場となっていたのですが、お堅いイメージのあるあの博物館が、よくやってくれた、という思いです。
 最初の「スター・ウォーズ」を見たのが、わたしが中学生のころ。無類のSF好きであったわたしが、それ以来の「スター・ウォーズ」ファンであることは言うまでもないでしょう。

 映画に出てくるミニチュア・モデルやコスチューム、スケッチなどを見て、あらためてスター・ウォーズの芸術性の高さに感心させられました。博物館の中のわたしは、きっと目をキラキラさせた子どものような表情だったと思います。

 今BLOGを書いている途中で、アートオブ・スター・ウォーズ展からメールが来ました。次のような予定が記されていましたので、お知らせします。東京・福島近郊の方、よかったですね~。

・2004年3月20(土)~6月20(日)
 国立科学博物館(東京)

・2004年7月3日(土)~9月26(日) 
 福島県立博物館

・2004年7月3日(土)~9月26(日) 
 福島県立美術館

 スター・ウォーズは遠い昔を描いたSF映画なんですけど、そのストーリーの大筋は、古代神話などに見られる古典的な筋立てを踏襲しています。神話世界とスター・ウォーズについては、語り出すときりがないので、また別の機会にしますが、人間にとってかなり普遍的なテーマがちりばめられているとだけ言っておきたいと思います。
 このあたりのことは神話学者ジョセフ・キャンベルの書物などを読むと非常によくわかります。

■アートオブ・スター・ウォーズ
http://www.starwarsmuseum.jp/

040306

 今日は、同志社大学21世紀COEプログラム「一神教の学際的研究:文明の共存と安全保障の視点から」の部門研究会に参加しました(わたしは司会でした)。最初に、鎌田繁先生(東大・東洋文化研究所)により「イスラームと一神教の展開」と題して話をしていただきました。
 イスラームの神理解についての基本的事柄から、一神教/多神教の枠組みの再考に至るまで貴重な問題提起をしていただきました。キリスト教神学では万有在神論(panentheism)(すべてのものの中に神の顕現があるという考え)は、近年目にすることの多い神理解なのですが、イスラームにおいても万有在神論に近い神理解(たとえば、イブン・アラビー)があるという指摘は興味深かったです。
 一神教か多神教かという単純な二項対立では尽くすことのできない問題が存在していることは明らかなようで、この課題は新年度に引き継がれていきます。
 今日のディスカッションは非常に知的刺激に満ちていました。これまでイスラーム研究者が持つユダヤ教やキリスト教に対する疑問に、それぞれの専門家が答えていくといった機会はなかったのではないでしょうか。この研究会ならではの、新しい知の交流が目の前で繰り広げられているのは実に刺激的でした。
 「司会がすばらしかった!」との声もありましたので、わたしとしても、ほっとしています。(^_^;)

 上の写真の中央が鎌田先生、右はコメンテーターに当たっていた中田考先生(神学部)です。
 中田先生は一見あやしげな感じもあるのですが、正統派イスラムのハード・ライナーです。
 中田先生とはいつもいろいろなテーマで議論を交わしているのですが、先日、ジハード論について話していたとき、「セーラームーンの録画時間を間違えた」と言って、たいそう悔しがっておられました。わたしはセーラームーンというとアニメの再放送かと思って、「どのセーラームーンですか?」と聞くと、何と実写版の新しいセーラームーンが始まっているとのこと。いや~、驚きました。
 そこからアニメ談義に移り、果ては日本文化論に。今や日本が世界に誇れるものはマンガやアニメしかないのではないかという話になりました。「これから世界を救えるのはキリスト教やイスラームではなく、やっぱり、セーラームーンですよね。わっはっは~」という具合です(←冗談ですので本気にしなでくださいね)。
 正統派イスラム学者とリベラルなキリスト教神学者がセーラームーンで盛り上がり、大声で笑いあえる日本は、なんだかんだ言っても、平和な国なんでしょう。しかし、こうした共感と笑いとが、文明の対話の「種」になるに違いないと、わたしは日々思っています。
 というわけで、文明の対話の「種」セーラームーンのオフィシャル・ページを紹介しておきます。アニメのセーラームーンしか知らない人は、きっと驚きますよ。土曜日朝7:30からはセーラームーンをお忘れなく。(^_^;)

■美少女戦士セーラームーン公式ホームページ
http://sailormoon.channel.or.jp/

2/28
>韓国映画では最近流行っている『猟奇的な彼女』がお勧めですよ。
>先生ならきっと涙されるかも……??

という、うめさんのアドバイス(→2/26参照)に従って「猟奇的な彼女」を見ました。
 うめさんの予想通り、涙してしまいました・・・
 コメディ・タッチで気楽に見られると同時に、心にぐっとくるような展開があって、とてもよかったです。映像(景色)や音楽もよかったです。
 見る人の経験によって、評価が別れそうな映画でもありますが、わたしは自分の経験と重なるような点もあって、甘酸っぱ~い思いが胸に広がりました。
 うめさん、また何かお薦めがあったら、ぜひ教えてくださいね。

 話は変わりますが、先週土曜日に行われた宗教倫理学会の公開講演会で配布された資料(講演原稿)を、ウェブサイトに掲載しましたので、ご関心ある方は、ご利用ください。

■宗教倫理学会 公開講演会
http://www.jare.jp/openlecture.htm

040301

 2月29日~3月1日、神学部の研修旅行で熱海方面に出かけてきました。
 わたしは熱海は初めてだったのですが、リゾート地らしくたくさんのホテルが海に面して立ち並んでいました。同時に、ホテルが解体された跡地もたくさんあり、往年の勢いを失った、かげりも感じました。

 熱海では、大正・昭和の浪漫あふれる名邸「起雲閣」を訪ねました。ここは、かつて別荘であったり、旅館であったりして、今は、熱海市に買い取られて見学用の施設になっています。多くの文豪たちが執筆活動をした場所としても有名です。とにかく立派! こんなところで執筆に専念できれば、さぞかしはかどるだろうな~、と何度もため息ができました。

 熱海では、世界救世教に関係するMOA美術館も訪ねました。世界救世教の建物の立派さにも驚かされましたが、この美術館の収蔵品の質の高さには、本当に驚かされました。一体、いくらかかったんだろう・・・と余計に心配をすることしきり。
 特にラッキーだったのは、何と、最近新聞などでも話題になっていた尾形光琳の紅白梅図屏風を見られたことです。金箔の上に梅が描かれていたと長い間信じれれてきたのですが、X線写真の分析の結果、実際には金箔を使っていたのではなく、筆で描いたのではないか、と推測されています。このあたりは、いずれNHKが特集番組を作るようです。

 熱海から少し離れ、熱海と三島の間くらいにある世界真光文明教団の本部を訪ねました。上の写真は、その本殿の前で立っているワンショットです。
 霞の中に巨大な本殿が見えたときには、その大きさに圧倒されました。しかも、上の写真の通り、すごい凝った形なんですよ。ロール・プレイゲームの最終ステージに出てくる要塞のような感じ。ここさえ攻略すれば、全面クリアーだ!みたいな興奮に一瞬おそわれたほどです。(^_^;)
 本殿に入ると、最後のボスとの対決・・・ではなく、清楚な巫女さんが現れ、実に丁寧に本殿や世界真光文明教団のことについて説明をしてくれました。そんな巫女さんに対し、神学部の先生方は難解な質問を投げかけるんですよ。「この悪党たちめ~!」と思わず叫びたくなりました。(^_^;)

 日本人は宗教に無関心だとよく言われますが、こうした巨大宗教の実際を目の当たりにすると、いろいろと考えさせられることが多かったです。決して無関心なわけではないんですよね。どうやって人々の関心を理解し、それに応えていくのかは、キリスト教をはじめとする伝統宗教に投げかけられた大きな問いであると思います。

You are the
 th Visitor
 since 01/07/2004.

自己紹介

近  著

2013年10月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

月別 アーカイブ