小原On-Line

日記・コラム・つぶやき: 2008年7月アーカイブ

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 日中は本当に暑いです。暑さの中にも、ほっと一息つけるような「涼」を感じさせてくれるものが身近にあるといいですね。
 右の写真は、朝顔。ぼちぼち咲き始めていますが、朝顔は「涼」を運んでくれるたたずまいをしています。
 暑さのせいか、つる系の植物はぐんぐん生長します。朝顔は、一日で3〜5センチは伸びているように思います。

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 左の写真は、この世にでてきたばかりの、きゅうりの赤ちゃんです。黄色の花も目に栄えますが、きゅうりの表面にある繊細に光るトゲが、なんとも初々しいです。

 この時期には、昆虫たちもたくさんの種類を見かけるようになります。今日は、ちいさな、かまきりの赤ちゃんを見かけました。ちいさなとかげ、巨大な蜘蛛、いろいろいますが、機会があれば写真で紹介したいと思います。昆虫を含め、小動物はじっとしていないので写真撮影には苦労します。

 YouTube「初夏の収穫」を最後までご覧いただいた方はすでにお気づきの通り、私は「禁断の木の実」を手にしてしまいました。7月13日記事で、iPhone不要論を展開しておきながら、わずか数日後の出来事で、まったくお恥ずかしい限りです。人間がいかに誘惑に弱いか、反面教師として見ていただければ幸いです。

 ことの顛末を。
 発売日当日に販売店にまったく相手にされなかった私は「iPhoneなどいらんわ!」と息巻いていたのですが、その数日後、近所のイズミヤの携帯ショップで冗談半分に「iPhoneないですよね?」と尋ねました。京都の市内で一台も残っていないのですから、田舎の携帯ショップにあるはずもありません。
 ところが! 「ええ、3台ありますよ」との予期せぬお返事。しかも、私が望んでいたホワイト・バージョンががあるというのですから、私の動揺は一気にマックスに!!
 落ち着け、iPhoneなどいらん、と言っていたではないか、「禁断の木の実」に手をつけようというのか!と心を落ち着かせるものの、目の前にあるリンゴは「いかにもおいしそうで、目を引きつけ、賢くなるように唆していた」(聖書「創世記」3章6節)のです。

 とまあ、心の葛藤はあったのですが(わずか数秒ですが・・・)、あっさりと予期せぬ誘惑に屈して、iPhoneをゲットしてしまいました。

 聖書の「創世記」の失楽園の物語では、禁断の木の実を食べたアダムは「女」が悪いと言い、「女」は蛇が悪いと言って、責任転嫁をしています。私はイズミヤが悪い、と言います(笑)。
 失楽園の物語を追体験し、人間の罪深さにあらためて目が開かれました。みなさんも、よき教訓としてください。

 いや〜、それにしても、こんな身近に穴場があるとは思いもよりませんでした。田舎はすごいですね。行列に並ぶことなく、早々とiPhoneを手にした、ことの顛末でした。

 iPhone争奪戦が各地で繰り広げられたことは、新聞・テレビなどでも広く伝えられました。
 当日まで、各店舗への納品台数などは知らされていませんでしたが、全体的には、非常に少ないという印象でした。
 たとえば、京都駅横のビックカメラで100台ですが、近所の量販店などで興味本位で聞いてみると、5台とか10台程度でした。顧客をじらすのは、アップル流のビジネスのやり方なのかもしれませんが、手に入らなかった人で頭に来ている人は結構多いのではないかと推測します。

 新しいもの好きの私としても、大いに関心をそそられたことは事実ですが、今回の騒動の一端を見るにつけて、だんだんと気持ちが冷めてきました。
 気持ちが冷めてきたのには、さらに二つの理由があります。
 一つは、そもそも私は携帯電話を持っていませんので(大昔、持っていましたが)、高額の月額使用料をとられるiPhoneには、かなり、びびってしまいます。
 二つ目の理由は、昨日、iPod TouchのOS(ファームウェア)が2.0にバージョンアップして、機能的には、iPhoneにかなり近くなったということです(各種ソフトが使えるようになりました)。もちろん、電話、GPS、カメラなどの機能はないわけですが、いずれも私にとって必須の要素ではありません。

 ある部分、私はかなりのアナログ人間です。携帯電話に縛られることの楽しさが、まったく理解できずにいます。家族からも、しばしば馬鹿にされ、変人扱いされるのですが、携帯電話にわずらわされない「自由」は、私にとっては大事なものです。
 携帯電話への依存は、人間精神の根幹的な部分(自由、自律、独立性など)を脆弱にしているように思うのですが、それなしには生きれない人には、こういう問題はもはや気にならないのでしょうね。
 英国前首相のトニー・ブレア氏からメールが届きました。
 といっても、実は、ブレア氏が主宰しているTony Blair Faith Foundation のメルマガですが。この団体が設立されてからすぐにメルマガ登録していたのですが、メールが来たのは今回が初めてです。
 送信者がTony Blair となっていれば、ちょっとびっくりしますよね。メールソフトは、いかがわしいと判断したのか、迷惑メール・ホルダーに自動分類していました(笑)。
 この組織については、6月1日記事でも紹介しています。その後、TIME誌でも、この組織のことが取り上げられていました。

 トニー・ブレアからの今回のメールの趣旨は、マラリアで困っている人たち(特に、子どもたち)に蚊帳を送るためのキャンペーンへの呼びかけです。
 ブレアのビデオ・メッセージを以下のページから見ることができます。

 ブレアは首相在任中からきわめて宗教的な人物として知られていましたが、在任中には、宗教的な活動を完全に切り離していました。退任後、英国国教会からカトリックに改宗し、本来やりたかったことに本腰を入れているようです。
 上のビデオ・メッセージを見てもわかりますが、在任中のしぶい顔と比べると、今のブレアはとても生き生きとしています。
 ブレアの実践的取り組みには期待しています。


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