小原On-Line

講義・講演: 2007年9月アーカイブ

070928_1 9月27日お昼、綾部市長の四方氏と初めてお会いし、寒梅館のSecond House Will で昼食を共にしました。
 少しいきさつを話す必要があります。
 四方氏は、私が『京都新聞』に書いた「世界平和の足場はどこに」(8/20)を読まれ、その内容に対する共感を記した、非常に丁寧な手紙を送ってきてくださいました。その中で、機会があれば会って話がしたいとありましたので、日程調整の上、お会いすることになった次第です。
 四方氏を通じて、私は初めて知ったのですが、綾部市は世界連邦都市宣言をはじめて行った地方自治体であるらしく(昭和25年)、四方氏自身も世界連邦運動に深く関わり、綾部市では数年前にイスラエルとパレスチナから子どもを呼んで、中東和平に取り組んでいます。
 綾部市というと、大本の聖地(本部)があることでも知られていますが、四方氏は大本の内部事情にも通じており、ずいぶん勉強になりました。
 ちなみに、あのグンゼも綾部市が創業の地です。
 綾部のような地方都市において、高い志がかかげられ、実践がなされていることに強い感銘を受けました。

070928_2  さて、その後しばらく用事で学内をうろうろしたあと、夕方から大阪の天王寺に向かいました。昨日お知らせしたように、大阪南YMCAキリスト教オープンセミナーで講演をするためです。
 天王寺は遠いっ! 大阪から環状線で30分弱かかります。

 講演の後、質疑応答が30分程度あったのですが、鋭い質問が出され、語った内容をしっかりと受けとめてくださっていたことがわかりました。
 帰宅したときには、11時を回っていました。

 うっかりしていて、直前の案内となりますが、明日9月27日、大阪南YMCA(天王寺)で「暴力の臨界と平和主義――教育再生から憲法9条まで」というタイトルの講演を行います。18:30~です。
 都合のつく方はお越しください。なお、詳細は下記PDFをご覧になってください。講演趣旨は以下のようになっています。

 暴力の連鎖は、より大きな暴力のエネルギーを生み、時には大きな戦争にまで至る。それは、あたかも制御棒の脱落した原子炉が暴走し臨界に達するかのようである。暴力を完全になくすことは難しい。しかし、暴力が臨界に達しないよう、それをコントロールする「制御棒」としての平和は、今、どこに求められるべきなのか。テロや紛争を押さえ込むためには、やはり強硬な武力が有効なのか。
 国内では「教育再生」のために道徳教育の強化が目指され、また国土防衛を大義として憲法9条の改正が進められようとしている。ソフト面、ハード面の両方向からの強化策は、いずれも国民生活の基幹に関わる問題であるが、行き先は見えていない。
 このような時、歴史を振り返ることが大切である。日本の近代史を、あるいは、平和主義の一源泉としてのキリスト教を振り返りながら、現在と未来の課題を展望してみたい。

「lecture070927.pdf」をダウンロード

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