小原On-Line

講義・講演: 2011年11月アーカイブ

 11月24日に「医療倫理──終末期医療・延命医療」をテーマとして話した内容をYouTubeにアップしました。
 前半は医療倫理に対する導入的な話で、後半は、認知症患者に対する胃ろう設置の問題を中心に延命治療の倫理的課題に触れています。

 11月1日に、大学コンソーシアム京都のコーディネート科目「宗教と平和」(チェーンレクチャー)の中の一コマとして話した内容をYouTubeにアップしています。以下のような構成になっています。後半は、中沢新一氏の「日本の大展開」を批判的に論評しながら、原子力エネルギーの問題を考えています。関心のある方はご覧ください。ただし、普通の講義なので時間は1時間半近くあります。

1.20世紀の世界戦争の傷跡
2.21世紀の戦争
3.戦争論の三類型
  ──絶対平和主義、正戦論、聖戦論
4.3.11以降の平和構築の課題
  ──中沢新一「日本の大転換」を素材にして
5.まとめ 

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 11月5日(土)、日本クリスチャン・アカデミー 関西セミナーハウス活動センター主催の講演会に出席してきました。講師の関根清三先生(東京大学 教授)が「いのちについて──キリスト教倫理と一般倫理のはざまから」というテーマで話をしてくださいました。
 旧約聖書(特に創世記)の釈義から、西田幾多郎などの哲学思想を交え、また、新約聖書からイエスの思想的特徴を抽出するなど、非常に幅広い角度から、いのちの問題について問題提起をしてくださいました。
 「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。あなたがたの天の父の子となるためである。父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。」
(「マタイによる福音書」5:43-45)をベースにしながら、「イエスの生前の思想の中心はアガペーと神の支配の思想であって、贖罪思想ではなかった」と論を展開していくあたりは、挑発的でありながら、納得のいくものでした。
 キリスト教を「デコード」することによって、より普遍的で開かれた議論へとつなげていきたい、という趣旨を講演全体の中で感じ取ることができました。
 旧約聖書学と倫理学の両方を専門とする両刀使いは、きわめて貴重です。聖書学それ自体も、もちろん興味深い分野ですが、それが他の分野や社会的関心とどのようにつながっていくのかを、関根先生ほど雄弁に語れる人は、なかなかいないでしょう。
 関根先生の近著は『ギリシア・ヘブライの倫理思想』(東京大学出版会)。お薦めです。

 講演「宗教と教育の危険な関係」(日本仏教教育学会 第20回学術大会シンポジウム「仏教と教育と臨床──改めてつながり・縁を問う」、2011年11月29日、大谷大学)を追加しました。
 仏教教育に「臨床」というキーワードを重ねたテーマ設定になっていましたので、仏教に問いかけ、またエールを送るような内容になっています。フロアーとのディスカッションも活発になされました。質疑応答のテーマはあちこちに飛びましたが、それがまた「臨床」という言葉の多義性を反映しているようで、興味深かったです。
 プレゼン(Apple Keynote)とコアラ・アバターを組み合わせて、下の動画を作成しました。だいぶコツがわかってきましたので、手早く、より実際のプレゼンの動きに近いものを作ることができるようになってきました。最近の講演動画は、プレゼン画像の組み合わせで作っていたのですが、今回のものは Keynote のエフェクトをすべて再現しています。講演内容とは直接関係ありませんが、そのあたりもご覧いただければと思います。

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