小原On-Line

講義・講演: 2007年2月アーカイブ

070217  今日は、関西セミナーハウスの「修学院キリスト教セミナー」に出席し、水垣渉先生(京大名誉教授)の話を聞きました。

 午前中、関西セミナーハウスの運営委員会があり、その続きで、久々にキリスト教セミナーに参加しました。

 講演テーマは「共同体の歴史としてのキリスト教」。水垣先生とは学会などの関係でよく顔を合わせるのですが、じっくりと話をうかがう機会はあまりなかったので、興味深く耳を傾けました。

 キリスト教の歴史全体を振り返る形で、教会の多様化や「教派」への拡散のプロセスを語られました。しかし、そのような時代の趨勢の中にあって、キリスト教は「共通意思」のようなものを形成する必要があると語られたのが印象的でした。現実には、そのような方向付けが見出しにくいだけに、そうした主張はある種の希望(あるいは責任)を感じさせられました。

 2月16日、国際基督教大学(ICU)の森本あんり先生のクラスで講義を担当してきました。
 このクラスのシラバスは以下の通りです。
http://subsite.icu.ac.jp/people/morimoto/Syllabi/Eth2-06.html

 シラバスをご覧いただければわかるように、基本テキストの一冊として『原理主義から世界の動きが見える』をあげてくださっています。
 私が担当したクラスは、全体で105分の授業時間がありました。これを週2回やって1クラスとなっているようです。
 同じテーマの授業を週に2~3回行うのは、アメリカの大学に準じたやり方で、同志社などでは、同じようにはできそうにありません。
 ICUは3学期制をとっていて、そのせいで、普通の大学であればはや休みとなっているのに、いまだ授業を続けているとのことでした。マジメな大学です。

 ICUを訪ねたのは3回目くらいですが、キャンパスが広く、木々が立派なので、本当にゆったりとした気持ちになります。すばらしい環境です。もちろん、教育環境も!!

■森本あんり
http://subsite.icu.ac.jp/people/morimoto/

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